2016年12月27日火曜日

2016年

近頃研究が佳境に入って、全く登れなくなってしまってますが、
今年はそういう年ということで、もうちょっと我慢です。
あと1か月の辛抱・・・


まだ数日ありますが、2016年の総括をば。
例年よりもかなり少ないですが、印象に残ったもの。

Joshua Treeツアー(2/8~3/8)










白髪鬼 5.13d 湯川

Sentiment 5.12c (FA) 瑞牆


王様ゲーム 三段 遠山川


天照 三段 遠山川


蝸牛の角 初段(FA)  海谷渓谷


鹿島槍ヶ岳北壁主稜


2016年は、とにかく我慢の年でした(現在も継続中)。
クライミングの時間がこんなに少なかったのも久しぶり。
それでもちまちまと、出来ることをやっていた感じです。
結果として登ることができたものは、数は多くないもののどれも結構思い入れがあります。
細々とでも、続ける意味は間違いなくあるな、なんて思ったりして。

今年一番大きな出来事は、やはり春のJoshua Treeツアー、そしてそこでの敗退でした。
Joshua Treeは本当に素晴らしい場所で、楽しくて仕方なかったのだけれど、
最後の最後までやって登ることができなかったという事実は強烈で、
それを別の思い出で飾って上書きすることはできません。
一方で、自分の身の丈を窺い知ることができたかな、と思ってもいます。
だからこそ、その身の丈を超えるためにも、Joshua Treeにはもう一度行く予定です。


これまでよりゆっくりとしたペースでクライミングを続けながら、なんとなく、
広大な土地でひとりポツポツと石拾いをしているような、そんな気分になりました。
あっちへふらふら、こっちへふらふらと歩きまわりながら、
自分にとって価値のあるものや、自分が美しいと思うものを、ひとつずつ拾い上げていく。
初めからキラキラ光っているものもあるし、磨いてみたら光ったというものもある。
ときに、歯を食いしばらないと拾い上げられないものもある。
そうやって見つけられる石は、あまり多くないのかもしれないけれど、
それでも僕はこれまでと同じように、泥や埃にまみれながら石拾いを続けていたい。

そんなことを思う年でした。
この先も少しずつ、拾って集めていきます。


話がまとまらなくなってきたのでこの辺で。
皆さん、よいお年を。