2016年9月12日月曜日

実りを待つ

やっと過ごしやすいし登りやすい季節になってきました。
で、この週末は、結構動きました。

土曜日は例によって、大ザルと弁天岩。今回はいまし監督も一緒。
天気はいいし、行ってみたら岩もちゃんと乾いているし、期待大。
が、大ザルはちょっとお疲れの模様。
リハーサルの時点で体が攣ったりしている。
それでも「ここまでやったら、大事なのはリハーサルよりリードすること」らしいので、
しばらくレストしてから今回もリードでトライ。
下部は比較的スムーズにいっているなー、と思っていたら、
「シルクロード」の核心部分でスリップ落ち。
リードでの最低高度だったけれど、このトライでもう疲れ切ってしまったようで、本日終了。
うーん、なかなかつながりません。

カムの回収もあるので、余った時間で僕が「シルクロード」をやってみることになった。
核心部までのカムはそのままにロープを抜いて、「半ピンクポイント」みたいな状態でトライ。
アップなしだったので、ちょっと緊張した。
出だしのワイドは思っていたよりずっと簡単で、問題なし。
そこから一気にクラックが細くなって、ジャミングしにくくなった数メートルが核心。
大ザルのプロジェクトでも、ムーヴで言えばここが一番難しいらしい。
瑞牆らしい(?)、すっきり割れていないガタガタのクラックなので、
どこにジャミングするかを探し出すのが問題だった。
効きの微妙なタイトハンドと痛いフィンガーで体を逃がして、何とか抜けた。
プロテクションのセットがあっても、落ちずに抜けられただろうか。ちょっと微妙なところ。
とにかく核心を抜けて、バチ効きのナッツを突っ込んで、
レストポイントから左にトラバースしてレッジヘ。
このトラバースの部分も行く先のホールドが見えず躊躇したけれど、
ホールドが見つかったら案外易しかった。


壁の途中で終わってしまうのが残念だけど、いいルートだった。
見た目よりも被っていて、登りごたえがある。
それにしても、昔は5.10だと言われていたのが恐ろしい。んなわけあるか!
どう見積もっても「T&T」より難しいので、5.11台なのは間違いなさそう。体感は5.11bか。
でもそれにしたって、ジョシュアツリーの5.11bより登りにくく感じる。
これが日本の花崗岩の難しさですかね。

春にクラックを登り込んで得た感覚が、まだなんとか残っていることが分かって、少し嬉しかった。
体で覚えたことはなかなか忘れないものですね。
やっと、瑞牆でも5.11のクラックが一撃できるようになったのか、と。


日曜日は、長野県チームでBaceCampへ遠征。
せっかく行くんだし、しっかりリードしよう、とボルダーは完全に無視。
成年女子の二人がとにかく元気だった。
自分は自分で、まず前傾壁で体重に負けるのを何とかしないといけないので、数を稼いだ。
11aから初めて、ひたすら一撃を狙って15本。最後の11台でも落ちるくらいにはヨレた。
13aを初めてOSできたりもしたけど、15本中登れたのは7本。
ヨレヨレになるのが主な目的とは言っても、これで完登数をもっと増やせるスタミナが欲しい。

第一は、体重を減らせってことなんだけど。


ところで、ついに自分の部屋にフィンガーボードを拵えてしまいました。
角材を買ってきたところまではよかったものの、電動の工具がないので、
全部手回しのドライバーと錐で組み立てた。
もうクタクタですよ。
まあ、これも目標のためということで。

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