遠征から帰って以降は、また例によって社畜生活をしていました。
加えて今年の秋は天気がやたら悪いときて、
外に行けそうなときでもジムで悶々とするしかないこともありました。
結局、日々できることと言えば、家の壁で登ることくらい。
サイズ的に、どんなに長くしても5,6手が限界なので、
単発、且つ保持してなんぼのタイプのムーヴで強度を出すことになる。
まあ、それはそれで結構好きなんですけどね。
保持力は少し上がったようで、Beastmakerの6mmでやっとぶら下がれるようになった。
やっとまともに晴れてくれたこの連休、1日だけ休みがあったので、恵那に行った。
着いてみると、日向は若干暑いくらい。やっぱり長野とはちょっと違う。
新トポに載っている猪待ち右エリアに行ってみることに。
駐車場から適当に下っていくと、アプローチというより適当に斜面を下る感じになった。
まだ公開から日が浅くて、あまり人が入っていないから、ということ?
とにかく、森の中に張られているビニールテープを頼りに下ったら岩発見。
エンパシーの岩に行くと、すごい久しぶりに肩エンジェルさんとユーイチさんに会った。
なんでも、肩エンジェルさんの観た「エンパシー」の動画だけを頼りに来たらしい。
よく見つけましたね。
周辺で適当にアップして、「エンパシー」(三段)から。
アップを済ませて合流と思ったところで肩さんが登ってしまった。強い。
「これで出てくれ」と言わんばかりの棚ガバから、
「どうにかして持ってくれ」と言わんばかりの微妙なエッジがぱらぱら。
ヒールをかけて力を逃がしたらなんとか浮けるタイプ。
頑張ってそれらしいムーヴには行きついたものの、核心になる3手目が出ず。
そのうちヒールのソールがべろんべろん剥がれてきたので、そこまで。
続いて、すぐ下にある「ハナ」(二段)が面白そうなので、やってみる。
左手はもわーっとしたカンテをバシバシ、右手はぎりぎりのカチやポケットで処理。
左右でホールディングが対照的でいい感じ...とか言う余裕はない。右手痛いし。
これも肩さんが一抜け。すごい安定感。
カンテのスローパーの保持をあれこれして、危なっかしく登れた。
外で二段を登るのは実際かなり久しぶりかも。これは素直にうれしいな。
これは「花」ではなく「鼻」なんじゃないかという説が有力
下の方へ移動して、「ヤタノカガミ」(四段)とかを見学して、「万力」(三段)へ。
もう見るからに抱えて挟んで登れという感じのライン。
で、見るからに離陸と一手目が悪そう。
3人で代わる代わる入ってみるものの、初めは全員浮けず。
マットに寝そべって、尻が浮かず、鼻息だけ荒くなっている。
「いや、今5回くらい本気出したよ」「そうは見えないんですけどね」
とかなんとかやっているうちに、肩さんが離陸。
「分かった。万の力を出せってことだ」
という名言(?)は置いておいて、とにかく離陸は解明された。
その後、今度は地上10センチからの背中落ち大会を繰り広げ、
1回だけ1手目のピンチ取りが止まったくらいで敗退。
2手目以降は大まかにバラせたので、次はもうちょっとマシな戦いをしたい。
こういうフィジカルな部分は、やっぱり大きな壁でないとできないところかなぁ。
暗くなる前に上の方へ地獄の登り返しを済ませて、最後に「アルデバラン」(三段)。
すでに指皮は痛かったけれど、肩さんのアドバイスで飛距離は少し伸びた。
これはそもそも指も足腰もフレッシュな時にやるべき課題ですね。
久しぶりに薄暗くなるまで登った。
そういうことが「久しぶり」と言えてしまうことも、
山で一日過ごしただけで翌日身体がぐったり重くなってしまうことも、
悲しくて仕方ないのだけれど、今はこれが現実。
ブランク明けだから仕方ない、ということにして、
また当分は家の壁でのハムスター的な生活が続くのです。
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