ご無沙汰しています。
前回の投稿から早1年半ほど経ち、その間ほぼ何も発信せず、
これだけの期間一体どこでなにをしていたんだ、というところかもしれません。
2019年の秋、僕は体を壊しました。
「体調を崩した」というのが一般的な表現ですが、
今となっては「壊した」というのがしっくりきます。
詳しいことは書けませんが、とにかく僕は仕事を続けることができなくなりました。
これまで周りに呆れられるくらいの健康体で、風邪すらほとんどひかなかった自分が、
まさかその後1年以上も医者に通い続けることになるとは思ってもみませんでした。
仕事から離れて治療に専念したことで、体調はその後順調に回復しましたが、
仕事を続けられなくなったショックが想像よりも大きかったことを覚えています。
体のこととはいえ、そうなるに至る経緯は間違いなくあったわけなので、
そのことへの後悔も、憤りも、虚しさも、簡単に消えてくれるものではありません。
そうした気持ちは今後何年も、あるいは生涯ずっと残るものかもしれません。
むしろ自分自身が、心のどこかで忘れたくないと思っているのかもしれません。
いずれにせよ、この1年半の療養期間を経て、僕は生き方を変えることにしました。
これまでの仕事を辞め、転職先を探し、
ありがたいことにどうにか社会復帰できることになりました。
それに伴って生活環境も大きく変化することになります。
体が回復し、自分を見つめ直し、新たな道を選び進み始めても、
体を壊し、挫折を味わい、自分を責め、あるいは諦観し、悔やみ続けた事実は残ります。
「あの日あの時に戻りたい」「これまでの時間をやり直したい」という思いもありました。
しかしそれは叶わないことで、たとえそれがどんなに受け入れがたいことでも、
自分と共にある事実はそのままに、これから先を歩んでいくしかありません。
この1年半、加えてそこに至るまでの数年間をやり直すことはできません。
できるのは、再出発だと腹を括って進むことだけのようです。
とはいえ、1年半という時間は何もしないにはあまりに長すぎました。
ということで、これから数回に分けてこの1年半の出来事について簡単にまとめていこうと思います。
今に追いつくまでにもう少し時間がかかりますが、もしよければお付き合いください。
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