とにかく体が動かなかった。重いし、軋むような感じがするし。
弱い刺激でもいいから、継続してコツコツやらないといけないですね。
日曜日、また弁天へ。今回はいましさんが来られないので、社長に同行してもらった。
台風一過とあって、森の中は荒れていた。
滝の前の広場を塞ぐように気が倒れていてびっくり。
山の岩は、川や海に比べて気象の影響を受けにくいはずだけど、
こうして大木が倒れているのをみると、そのうちどこかの岩もなくなるんじゃないかと、
そんな妙なドキドキが少し湧いてくる。
クラックの中はちょっと濡れていたようだけれど、まあまあ乾いていた。
大ザルがリハーサルしている間に、こちらは社長と「グリーンベレー」(5.10d)を登った。
夏の間満足に山に通っていなかったせいか、ジャミングがいつもより痛かった。
クラックの縁が鋭いから、というだけではないと思う。
あるところは鋭敏に、あるところは鈍感になっていないとだめなんだな。
久しぶりの「グリーンベレー」は、そうはいっても快適で、楽しかった。
こういう楽しさを忘れてはいけないな、なんてぼんやり思う。
今回は大ザルが頑張る日と決めていたので、「ターミナル」はまたリハーサルだけ。
いい加減、やりすぎな感じがしてきた。
でも、毎回少しずつムーヴが変わっていくので、
まだ不確定さが残っているのだという気もする。
次回はリードでトライするということに決めて、今回は終わりにした。
ターミナルにも貪欲に手を出す社長(自称リハビリ中)
大ザルのビレイは社長に任せて、こちらは撮影に徹した。
大ザルはまたクラックを突破して、レストを挟んで核心のフレークへ。
フレークに入ってから一つ目のプロテクションで、ほんの少しのミスがあった。
時間にして、恐らく10秒かそれくらい。
その時間そこに留まって、不具合を直しているだけで、一気にトップが遠のいた。
そこから数手頑張って、最後のカムを入れたところで諦めてしまった。
前にどこかで、プロテクションのセットはそれだけで1.5手分の負担があると書いたけど、
今回改めてそれを実感させられた。
その行程で生じたひとつのミスで、危険度は高まり、完登は離れていく。
何度も、何年も通っているところであってもだ。
本当、クライミングは複雑だ。
取り付きにあった花(大文字草というらしい)
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