2026年6月26日金曜日

ミナヅキ

夏至を過ぎた。これから日が短くなっていってしまうのかと思うと、ちと残念。
冬至といえば柚子湯だったり、かぼちゃを食べるという風習があるけれど、
夏至についてはそういうものを知らないな、となって調べてみた。
どうも、全国的に夏至にはコレというものはないらしい。
京都の方ではミナヅキというお菓子を食べるんだとか。

仕事で瑞牆に行ったり小川山に行ったりしているが、あまり特筆することはない。
ここ数年で発表された新八幡エリアで、コンパス(5.12d)と無重力(5.13a)をOSできたくらいか。
あとは、周辺の5.12台は大体登った気がする(Rがつくものは除く)。
岩には行けているので、特に花崗岩のリードの調子は悪くない気がしている。

6月17日 瑞牆継続①
前日にあさこさんと「明日は継続でもしてみますか」と思い立って、日の長さを活かして4本継続してみた。
左稜線(9P、245m)→一粒の麦(5P、190m)→ベルジュエール(10P、290m)→錦秋カナトコ(5.10c、155m)で、計880m。
朝イチ、車の温度計はなんと10℃。いくら標高が高いとはいえ、驚いた。
左稜線の登りだしは実際かなり寒く、早く自分がリードする番にならないかと待ち遠しい状態。
一方で岩は、梅雨の合間とは思えないほど乾いていて、左稜線のワイドもカラカラ。おかげでいつになく登りやすかった。
大面の頂上直下にあった花

大面の頭で10:00、一粒の麦も快調に登って12:30。
流石にその後のベルジュエールは長いの時間もかかり、最後のカナトコを登りきったら19:10だった。

八ヶ岳が燃えていた

今回で分かったのは、というか再認識したのは、行動食が足りないということだった。
毎年ヨセミテからガリガリに痩せ細って帰ってくるのは、とにかく摂取カロリーが足りていないからで、
特に昨年は遠征前から痩せ過ぎてどうにも馬力が出ないままだった。
帰国後から時々調べたりしていたけれど、今年は流石に骨と皮になるわけにはいかないので、
今後山での行動中は特に意識して食べなければ、ということになった。


6月23−24日 瑞牆継続②
今度は山の中で一泊して継続するプランにしてみた。
その2日前からジム、小川山と連登していて、この継続は3日目と4日目になった。
計画では、一泊分の軽い荷物を上げつつ初日に3本、2日目に3本という予定だったけれど、
いざやってみたら初日は2本、2日目は1本で、本数的には半分になってしまった。

1日目はワイルドアットホーム(7P、160m)→フリーウェイ(9P、210m)。
ワイルドアットホームの3P目を登り出すところで、スズメバチが飛んできて肝を冷やした。
フェースに張り付いてじっとしている僕の周りを5分くらい飛び回り、顔の前に何度も入ってきてはブンブン言っている。
あまりに近くて、羽が鼻先に擦るくらい。しかもやたらとしつこかった。
目を閉じて息も止めて、「ワタシハ、木デス。無害デス」と念じるのみ。
なんだか昔読んだ手塚治虫の『ブッダ』の修行シーンを思い出した。
どうにかやり過ごして、あとはハチの襲撃に遭うこともなく、強烈な日差しに焼かれることもなく、
程よく曇って岩もそこそこ乾いたコンディションでどんどん登った。
荷物も軽いホールバッグ1個なので、マイトラひとつでビュンビュン上がる。
と言いつつ、前回よりは確実に時間がかかり、フリーウェイに取り付いたのは14時過ぎ。
いつ登っても緊張する2P目と8P目(11aとかマジかよ)をブカブカのシューズでこなし、
ガスで巻かれはじめた頂上に抜けたら18時を軽くまわっていた。
この日は夜に雨が降る予報だったので、十一面の燕返しの洞窟まで行ってビバーク。
夕飯のおかずに高野豆腐を持っていったら、これがなかなかに優秀だった。

2日目は達磨バム(10P、275m)のみ。結構久しぶりに登った。
前日と打って変わって湿度が高く、岩もどこかしっとり。1P目から気持ち悪い。
ベルジュエールと分かれて2P目、いきなり落ちかけた。
いや、落ちはしなかったけれど、かなり悪く感じた。前に登ったけど、あんなに危なっかしかっただろうか。
続く長い3P目では、クラックの中で眠るコウモリを避けてカムを入れた。
最上部の凹角があまりに草だらけで、ベルジュエールの方に逃げたくなるのを抑えて突破。
登るにつれて岩の状態がマシになってきたかな、と思っていたら、
7P目で摘んだ結晶がぼろっと欠けてポロ落ちした。
まあ過去にOSしてはいるので、気にせず抜けて8P目までリンク。
十一面の頂上は完全にガスの中だった。
少し早い時間だったけれど、今回はここまでで下山することにした。

予定よりはかなり短い継続になってしまったものの、タグラインを交えた荷上げのシステムのベースを確認したり、
1日の必要カロリーから計算して用意した行動食を食べ切ることを意識してみたり、今後に繋がる収穫はあった。
特に行動食については、いざ持っていくと「まだこんなに食べなきゃいかんのか」と思うくらい量があった。
いや、長く動くことを考えたらむしろこれが普通。今までが食べなさすぎだったんだな。
山や壁に入るたびにアバラが浮き出るようでは身が保ちません。
僕の年齢と体格からすると、激しく運動し続けるには1日に2900キロカロリーほど摂る必要があるらしく、
朝晩を除くと行動食だけで2000キロカロリー近くは補給することになる。
...2000か、すごい量に感じるな。

ちなみに帰宅後、ふと気になって達磨バムの初登記事(RS25号)を見てみたら、
今のトポではずいぶんグレードダウンされていることが分かった。
発表時は5.11b、5.11b、5.11b、5.11b、5.8、5.11c、5.11c、3rd、5.10a。
瑞牆本では5.11b、5.10c、5.11a、5.11a、5.8、5.11a、5.11a、3rd、5.10a。
今回登った感触では発表当時のグレードに一票入れたいけれど、コンディションのせいだろうか。

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