2025年12月21日日曜日

Yosemite 25 ②

10月27日 Push day1
ゴーアップ。Freeblast〜Hollow Flake Ledgeまで。
2時起きでキャンプ場から移動、El Cap Meadowに車を停めて、4時過ぎに取り付き。
1ピッチ目からなんだか動きが硬く、落ちはしないものの妙に苦しい。とりあえず朝イチだからということにした。

最初の3ピッチ、アンカーごとに腹が下り、スピードが上がらず。面倒な腹だ。
身体がなかなかほぐれないながらも、スラブの5.11×2ピッチまでは落ちずに抜けた。
Triangle Ledgeにて

が、7ピッチ目にあたるHalf Dollerの核心で吐き出されて一度落ち、2回目で抜ける。
さらにタグラインをつけ忘れたせいで、あさこさんが荷物を背負ってユマール。
しかも核心に入るところのオフセットナッツを回収し忘れて、一度上からラペルして取りに行くなど、このピッチはロスが増えた。
カンカン照りに焼かれながらMammoth Terraceを越えてHeart Ledgeへのダウンクライムもこなし、ここでしばらく休憩。

陽がいくらか傾くまで待って、ボルダームーヴが悪い5.11cもどうにか1回で登った。
最後は薄暗い中でHollow Flakeを気合で抜けて、初日は終了。19時過ぎだった。

とりあえず、事前にここまで荷上げしておいてよかった。
去年はHeart Ledgeまでしか上げなかったので、初日はLung Ledgeで泊まることになった。
それを思うと、1日でHollow Flakeを抜けられるのは大きい気がする。
しかし、随分と疲労も感じた。暑さに慣れていないのか。そもそも調子が上がっていないのか。



10月28日 Push day2
2日目。3時に起き、朝食、撤収とトイレを済ませていたら登り出しは5時半になった。
やはりポータレッジの撤収やパッキングは時間がかかる。

最初の1ピッチで荷上げに手間取り、1ピッチごと2時間ほどのペースで上がる。
それにしても、去年も一昨年もこの区間は上からも下からも人が来て大渋滞だったのに、今年はまるで人がいない。

The Earを登り、荷上げをしたところで、ユマールしてきたあさこさんがチムニーの中でスタックした。
ここはチムニーだからフォローで」とか「荷物はホールバッグにつけて極力身軽で」とか初めに言っておくべきだった。
上からロープを下ろしたり、荷物を手渡ししたりしてなんとか脱出。
2人ともすでにバテバテ。Monsterに突入する気持ちが出せず、フライで日陰を作って日が傾くのを待った。
ちょっと寝る

狭いレッジに腰掛けて食べて飲んで休んで、日も傾いて少し暑さがマシになったところでいざMonster。
ダウンクライムから中間のアンカーを過ぎるところまではほどほどのペースで登れた。
が、徐々にオフウィズスが細くなっていき、登りも不安定になっていった。
そして終盤のセクションで身体が入らず足も効かせられなくなり、手詰まりになってテンションしてしまった。
これで一度、心が折られてしまった。あまりにも呆気なかった。
叫び散らして涙も出ず、#5と#6でエイドしてどうにか抜けた。
残り5メートルほど、走りきれなかった。
荷上げしているところ日が沈んで暗くなり、次の10aは麻子さんがエイド混じりで抜け、Alcoveに入った。
翌日からのことは考えず、まずは食べ、飲んで、寝た。
壁が空いていて本当によかったと思う。



10月29日 Push day3
3日目。Alcoveで三度寝から目覚めると、9時頃だった。
体はボロボロ、気持ちも落ち込み気味だったが、とりあえず食べて飲んで、日差しを浴びる。
お楽しみに持ってきた、行きつけの珈琲店のドリップバッグでコーヒーも淹れて、半日は完全にレスト。


その間、これからどうするかを考えた。
Monster Offwidthが1回で登れなかった時点で、このトライは失敗だと思った。
戻ってMonsterだけ登り直すという気力はなかったし、後半の核心にかける時間を減らしたくはない。
寝起きの気分は最悪だったけれど、コーヒーでほぐれてきた頭でだんだん考えがまとまり、
ツアー中にもう1トライすることを前提に、今回はひとつでも多くの学びを得てトップアウトすることを優先しよう、と決めた。
日陰から足だけ出して日光消毒する人

昼を過ぎて、Salatheをワンデイで登るエイドのパーティが上がっていき、それからFreeRiderのパーティも1組来るようだったので、
先にEl Cap Spireまでキャンプを1ピッチ上げ、夕陽の中でMonsterへと降りて、トップロープで前日エイドしたパートをやり直した。
左足は奥に差し込んで右足は入り口、「ト」の字のような恰好で進むというのが正解らしい。
#6がちょうどのサイズは、入り口で足を揃えるよりもこのやり方が基本の形なのか。
そういえばPeteのクラック本にもそんな図があった気がする。
ワイドの経験の浅さを痛感するとともに、一応のムーヴは出来上がった。
あとはEl Cap Spireに戻ってビバーク。ポータレッジは出さずにそのまま寝た。
星空と景色は素晴らしいけれど、寝心地はイマイチ。



10月30日 Push day4
4日目。3時半起き。朝食とトイレを済ませていると、あっという間に5時。
あさこさんがあまり眠れなかったらしく、調子が悪そうにしていた。いつになく寝起きが辛そうだった。
こちらは気持ちがなかなか入らず、なんとか奮い立たせて11cのタイトハンドを登り始めたものの、中間でテンション。
身体が動かず力も出なかった。
3回ほどのテンションで抜け、荷上げをしたら少し体感はマシになり、次の10aはちゃんと10aに感じた。
小レッジに抜けたところでFreeRider組(WillとForest)が追いついてきたので、先に行ってもらう。
こちらはしばらく待機して彼らを見守った。

「がんばれー」

昼近くなり日が差し込んできて、暑くなりすぎる前に11c Rを登った。
かなり緊張したしヌメりも染み出しもあったが、ここは落ちずに抜けた。
続いてBoulder Problem。時間は昼を過ぎて、出だしの棚ホールドはすでに鉄板。
できる気はまるでしなかったが、蓋を開けてみると各ボルトで1テンションずつしただけで抜けられた。
去年ダブルダイノした核心で、今年はKarate Kickを試してみたら、これもできた。ダイノとどちらが楽かは分からない。
その後、11c Rの下に残した荷物を荷上げして、Boulder Problem上のアンカーでまたしばらくレスト。

あさこさんがかなり辛そうだった。寝不足と暑さで相当に体調が悪くなっていたようで、20分ほどしゃがみ込んでうつらうつら。
それで少しマシになったようなので、傾き始めた日差しの中でthe Sewerに取り付いた。
昨年はコミネムがリードしたところで、僕はTRソロだったピッチ。
リードしてみると、ロープドラッグが厄介。
最後の最後でカムも尽きかけて、気合の1手でthe Blockに這い上がった。危うく落ちるかと思った。

あとは荷上げをして、Will&Forestとスペースを譲り合って、どうにかポータレッジを組み立てて夕食。
それくらいになってあさこさんも元気を取り戻し、就寝。
ここまで4日、想定の日程としては折り返し。荷上げは軽くなってきたが、疲れは溜まっている。
明日はthe Blockに留まってレストしようということになった。
しかし、1日レストを挟んでも、朝イチのクライミングはやはり辛い。
翌日のスタートをどのピッチにするかという戦略も大事だということが、よく分かった。
むしろ11c Rや灼熱のBoulderが抜けられたのは、未明の11cで一度やられたからだとも言える。


Yosemite 25 ①

今年も、毎年恒例のYosemite詣でに行ってきました。
結果から言うと、今年もSalatheをオールフリーで登ることはできませんでした。
とはいえ、その「できませんでした」に至るまでの過程にはいろいろなものが詰まっているはずなので、
迫りくる年の瀬の空気に呑まれないうちに書き残しておきます。
(今回も、ツアー中の日記から転記・加筆)


10月20日 移動日
出発日。5時に起きて7時に家を出た。今年は瑞牆の麓から一気に成田へ。
休憩を入れながら5時間ほどのドライブで空港に着いて、30kg×4つの荷物も無事に預け入れた。
今年はとにかく、持てるだけの食料を持っていくことにした。白米は全部で10キロ近く入れた気がする。
ここまでは良かったが、肝心の飛行機が機体整備のため遅延。さらには機体を交換したしたためさらに遅延。
16:25発の予定が、21:30発になってしまった。
レンタカーの予約を変更するために連絡をしようにも、予約サイトから送られてきたメールは送信専用で連絡先の記載もなし。
おまけに予約の詳細を確認しようとリンクを開けばエラー。おい、大丈夫か。
隣であさこさんが「まあ、なんとかなるよ」と落ち着いているので、
とりあえず航空会社から配られたミールチケットで夕飯を食べに行って、お腹を満たしたら冷静になった。
空腹で事態に対処しようとしてはいけない。
遅れて飛び立った飛行機の中では、ひたすらに寝てあっという間にサンノゼ。フライトが夜になったのがよかったらしい。

旅行客のおじさんに「すごい荷物だね」と写真を撮られながら、特大のホールバッグを運び出し、
到着したターミナルAからレンタカーの窓口があるターミナルBへ移動。
カートが基本有料(しかも高い)なので、その辺で使い捨てられた野良カートを拾えて助かった。
カートで暴走するあさこさん

心配だったレンタカーも、窓口に行ってみたら問題なく借りられて一安心。
あとは買い出しを済ませながらYosemiteを目指し、22時過ぎにお馴染みのキャンプ場に着いた。


10月21日 装備回収、デポ上げ
起きると、9時を回っていた。2人とも若干の時差ボケ。
まずはYosemite Westへ毎年使っているポータレッジとガスコンロを回収に行く。
Yosemite国立公園は、アメリカ政府のシャットダウンの影響か、入園ゲートに職員がおらず入り放題。
キャンプ4は旧サイトのみ開いていて、Curry Villageはいつもどおり。
Village Storeも普通に営業していたけれど、スタッフの数は明らかに少なかった。
国内有数の観光地ということで閉園はしないが、さすがに混乱は小さくないらしい。

さて、Yosemite WestのHans Florine邸に行ってノックすると、なんとHansご本人が出てきた。
「ごめんね、シャワーを浴びてたんだ」とバキバキの上裸で笑う。還暦過ぎとは思えなかった。
物置に置かせてもらっているデポ品をあれこれ回収してValleyに戻り、
El Cap Baseのパブリックフィックス下までポータレッジと水32リットルを担ぎ上げた。
これで、Heart Ledgeまでの荷上げ当日にダブル歩荷しなくて済む。
この荷物だけでも、1人あたり30kgくらいあった。


10月22日 レスト
時差ボケが抜けないのか、未明に目が覚めた。眠りも浅め。
雨予報なので、終日レスト。テントの上にブルーシートでタープを張ったおかげで、降っても快適。
丸一日キャンプから動かず、読書なりなんなりで時間を潰す。
午前中、雨が降り出す前に、荷上げする物の用意とパッキングを済ませた。
午後からは雨でテントに引きこもった。昼寝を繰り返したら日が暮れた。



10月23日 Chapel Wall
予報を見ると2日間晴天のち2日間雨、ということでゴーアップを予定よりもずらして27日に決め、この日はChapel Wallにでかけた。
あさこさんがCosmic Debris(5.13b)に挨拶。僕も指慣らしにトライ。
雨上がりの森の中はしっとり。岩は意外に乾いているものの、クラックの中は若干湿気があった。
誰かが張りっぱなしにしているフィックスを登ってトップロープを張り、テンションをかけながら1回だけ触る。
ジャムの負荷の高さで時差ボケが吹き飛びそう。良い刺激になったかな。
あさこさんもトップロープで2トライして、ムーヴは7割解決という感じ。

翌日の朝が早いので、早めに降りて買い出し。
Village Storeで半額のシールが貼られた手羽元を発見。6本入ってなんと3.9ドル。
欲望に身を任せて、煮たり焼いたりしてガツガツ食べた。



10月24日 荷上げ(Hollow Flake Ledgeまで)
荷上げDay。現地のクライマーはPre-Haulingと言う。
3:45に起きて、El Cap Meadowへ。公園外のキャンプ場から、だいたい1時間くらい。
車からEl Cap Baseのフィックスの下まで1回の歩荷で上がり、デポ品も回収して最後のパッキングをしていたら、
日帰りでMonster Offwidthのワークに行くペアが上がってきたので先頭を譲る。
僕らがフィックスを登り始めたのは7時過ぎだった。

2:1システム(Zシステム)とスペースホーリングの使い分けで上げていき、Heart Ledgeには正午前に着いた。
余裕をかましてランチタイム。昨日料理しておいたチキンが美味い。

先行パーティや上からラペルしてくる人々をやり過ごしつつ、ここからもう3ピッチ荷上げを続けるも、トラバースが多くペースダウン。
Hollow Flakeは振り子トラバースでショートカットして、怖いスクイズチムニーを抜ける。
ここのピッチの荷上げが、ルート全体でも一番厄介で、荷上げが終わったのは18時前だった。

Hollow Flake Ledgeの奥に荷物を押し込んで一休みし、さて降りようかとラペルを始めたところでトラブル発生。
1ピッチ降りて抜こうとしたロープが完全にスタック。どうしても抜けない。
泣く泣く、逆の末端を結んでHollow Flakeを登り直した。足が痛くてめげそうだった。
暗闇の中、アンカーまで登って見てみると、抜こうとしたロープの末端は見事に結び目になっていた。
ロープを無事に回収して、再度ラペルを開始。
Heart Ledgeからボロボロで怖い極太パブリックフィックスを降りきって、車に戻ったのは21時すぎ。
さすがにもうVillage Storeは閉まっていたので、自分たちへのごほうびは明日にまわし、ベーグルだけ食べて寝た。
いろいろな波乱もあったけれど、地面に戻ってからもお互いにまだ一応元気があって少し安心した。


10月25日 レスト
アラームもかけず、ゆっくり起き出した。体はそこそこ痛かった。
自分たちへのごほうびを買いに、Sonoraへ出かけた。
途中で道を間違え、知らない街に寄り道。アンティークショップに寄ってみたりした。
その後はSonoraでDollar TreeとWalmart。
「欲望の買い物リスト」と名付けたメモをもとに買いだしたのは、
ヨーグルト、オレンジジュース、アボカド、トマト、リンゴ、バナナ、プラム、牛乳、そしてやたらと安かった砂肝とハツのパック。
なんだかタイトルの割に健康的でよろしい。
キャンプに帰り、ゆったりと夕食。荷上げDayに若干脱水気味だったので、その分はしっかり飲んで取り返した。


10月26日 レスト
日に日によく眠れるようになってきた。
週末ということで、キャンプ場も一晩だけ賑やかくなったものの、昼前にはまた静かになった。
曇りときどき小雨という天気なので、キャンプ場でゴーアップ用の荷物をパッキングして、それからValleyにでかけて最後のシャワー。
Curry Villageのギアショップにも寄った。2025年版のトポ(店内用)があったので、しばらく読みふけった。
Village Storeに行ってみると、また半額チキンがあったので即購入。
少し移動して、Meadow近くのPicknick Areaで豪快に焼いて贅沢ランチとした。
明日が早いので、16時前にはキャンプに戻ってきた。

明日からいよいよ、今年のトライが始まる。4年目、やれるだけのことをやろう。
そしてあさこさんと2人でビッグウォールができることに感謝しつつ、勝負を楽しみたい。

2025年10月16日木曜日

もうひとつのハードクラシック

今年もツアーの出発が近づいてきた。
9月から10月半ばはコーチングや仕事、それに胃腸炎に罹って寝込んだりとあって、なかなか登れなかった。
おまけに天気まで微妙というダメ押しまでついて、なんだかいつになく岩での調整が出来ていない。
とはいえ、直前になってどうにか1本、良いクライミングができた。
登りに行ったのは、小川山のハードクラシックの代表格、流れ星(5.12d)。

9月23日、折角なけなしの代休を突っ込んで4連休にしたのに、土曜日は胃腸炎でダウン。
ほぼ丸一日寝込んで、お粥くらいしか口にできなかった。こんなのは久しぶり。
どうにか回復したものの、今度は酷い腰痛になって、結局登りに行けたのはこの日だけだった。
で、「フィンガージャムの刺激を入れようぜ」ということであさこさんとふたりで流れ星へ。
このルート、実は高校生のときに一度だけトライしたことがあった。
サル左衛門とふたりで足を運んだものの、まるでムーヴが出来ず、雨にも降られて散々だった。

とりあえず近くの裏切り者クラック(5.10d)とオネスティー(5.11d)でアップ。
オネスティーはライン取りがよく分からず、かなり裏切り者寄りを登ってしまった。微妙なところ。
体は動いたので、さっそく本題の流れ星にトライ。
一度だけトライしたのが15年以上前のことでほぼ覚えていないし、そもそも出だししかトライしていないし、
コミネム先輩がオンサイトしているので、勇んでレトロフラッシュを狙ってみた。
(レトロフラッシュ:過去にトライして内容を忘れたルートを一撃することをこう呼ぶのだとか)
結果、核心になる出だしのボルダーセクションで撃沈。やられたー。
尖りまくっていた先輩に恐れおののきつつムーヴをバラしながらトップアウトした。
あさこさんと交代し、あさこさんもエイド交じりで抜けて、夕方になったのでこの日は終了。


しばらく経った10月12日、改めて流れ星に向かった。
ツアー前最後の週末で、本当なら3日間登りたかったが、土曜日は雨で登れず。
気を取り直して、日曜日に流れ星へ。道中にはきのこがボコボコ生えていて、秋の訪れを感じた。
裏切り者クラックはあまりそそられないので、タワーゼロのボルトルートを軽く登ってすぐ流れ星。
アップが不十分というのは分かりつつ、1回目から本気で繋げにかかる。
ボルダーセクションの最後の2手で体が剥がされて落ちた。
「そんなに甘くはないか」と反省しつつムーヴを修正して、あとはノーテンで抜けた。
あさこさんがトップアウトロープでムーヴを探りに行き、今回はムーヴを解決してトップアウト。

さて2トライ目。
1トライ目で修正したムーヴでフィンガージャムを決めやすくなり、落ち着いて足を運んで核心を突破。
そこから上もなかなか止まれないが、途中のハンドジャムで不完全ながらしっかりレスト。
夏の間の持久力トレーニングが功を奏したのか、多少のパンプでは動じなくなっていた。
後半の5.11程度のパートも気合を入れて走り切り、壁の傾斜が落ちたところでやっと口元が緩んだ。

昔の1トライも含めると、合計で4トライ。今の自分なら、こんなところだろうか。
それにしても、しっかり難しいルートだった。
昨年ヨセミテで登ったCosmic Debrisよりはさすがに易しいけれど、それでも一瞬5.13の数字がよぎるくらい。
そして「クラックのすべてが味わえる」との前評判どおり、素晴らしいルートだった。
奥秩父ではこれよりも難しいクラックはファラオと不動の拳くらいしかないし(デイドリームは外れ値)、
その風格と内容の濃さをもって、この地のクラックの盟主に相応しいと思う。


最後にあさこさんがトップロープながらリードと見紛うほどの気迫の登りを見せて、終了。
下界は季節外れの高温だったらしいが、小川山の風は秋も本番という感じだった。



これにてツアー前のトレーニングおよび調整は終了。
今年もまたSalathe Wallに向かう時期がやってきた。
気づけばもう4回目のヨセミテ。今年こそは勝負できると信じて、地面を離れたい。

ヌメり手の定め

9月に入り、少しずつマシなコンディションで登れるようになってきた。
...と言いつつ、登れたのはたった数日。まあ登れなかった理由は多々あるのだが。

9/6 小川山 八幡岩新エリア周辺
あさこさんは北海道に出かけて不在だったので、コミネム先輩を誘って久々の小川山。
前日まで台風が来ていたので、乾きが良さそうなエリアということで最近人気の新エリアに行ってみた。
小川山としては少し長めのアプローチ(でも慣れればそうでもない?)を上がっていくと、流石に混んでいた。
それでもルートの本数もグレードの幅もあるので、退屈はしなかった。

アップで5.11の前半を登り、すでにカンカン照りのひじき(5.12c)もOS。
NPとのミックスでボルト間隔も遠めなのであまり人気はなさそうだったけれど、
やってみると使えそうで使えない溝をひたすら使っていく渋い面白さがあった。
次にすぐ右面の生ハム(5.13a)もやってみた。
5.12bだ、いやいや5.12cだ、とかいろいろ噂を聞いていたけれど、結構気合を入れてこれもOS。
実際ムーヴが分かれば5.12cくらいだろうか。グレードのことはさておいて、内容が結構多彩で面白かった。
裸で生ハムを味見するコミネム

コミネムが生ハムをべろべろ舐めまわすのをビレイして、それから少し離れたところにある涸沢5峰にも行ってみた。
北杜界隈の知り合いが大勢いた。なんだかLOKUBOKUに来たみたい。
ちょうど開いていたザ・ワールド(5.13a)をやってみる。
中間部のハング越えがいかにも核心という見た目。チョーク跡はあまりなかった。
生ハムよりもだいぶ慎重に登っていき、核心は一か八かのデッドを出したら止まり、
上部のスラブも急がず焦らず大事に足を拾って、これもOSできた。
ザ・ワールド

また八幡岩方面に戻って、コミネムが生ハムを完食(RP)。
薄暗くなる中、最後にエリアの看板ルートの時の輪(5.13a)をやった。
強度が高くムーヴも詰まっている中間の核心で撃沈して、それから1テンでギリギリ抜けた。
1日の疲れというよりも、単純に時の輪が生ハム、ザ・ワールドよりも難しい。
個人的な体感は、生ハムが5.12c、ザ・ワールドが5.12d、時の輪が5.13aという感じ。

この日の八幡岩周辺は、乾いた風が当たって気持ちが良かった。何よりヌメらない。
よく乾いた岩で丸一日登れたのは久しぶりだった。やっぱり週末はこうでないとな。


9/7 瑞牆 ボルダーサーキット
八幡岩の翌日はコミネムが先約ありとのことなので、ひとりでサーキットをすることにした。
新トポがあるのだし、どうせなら初見の課題を増やそうと、四の谷から三、二、一の谷へと回っていくプランを立ててみた。

8:30 四の谷の下流部からスタート *は過去に登っている課題
<四の谷>
箱舟 4級 2トライ
かたふり 5級 1トライ
縁 4級 1トライ
ムリーヤ 2級 1トライ
天鳥船 4級 1トライ
天をゆく鳥の船 4級 1トライ (下地が川で緊張した)
バモス 4級 2トライ
アスタラビスタ 3級 4トライ (敗退するかと思った)
祭の花(限定なし) 3級 1トライ *
村祭り 5級 1トライ * [10]
青い人 2級 3トライ
木鶏 3級 2トライ
木馬 2級 3トライ
木魚 3級 4トライ
セルロース 5級 1トライ
ティンバーヤード 初段 1トライ
ゆりかご 5級 2トライ
木霊の宿 5級 2トライ
日陰蔓 5級 1トライ
ひより坊 5級 1トライ [20]
直立猿人 4級 1トライ
縄文BABY 4級 1トライ
樹がズミの木の瑞牆 2級 3トライ
酒飲みの袈裟 3級 1トライ
磨かぬ鏡 4級 1トライ
枕草子 4級 1トライ
ちはやふる 2級 1トライ
矢数俳諧 3級 1トライ
夜行列車 1級 3トライ
狛犬:阿形 1級 4トライ [30]
ヘルハウンド 1級 5トライ⇒敗退
ルヴァ 1級 2トライ
シルバーロッド 3級 3トライ
魔笛 2級 2トライ
ピアノ 初段 3トライ
アップライト 4級 1トライ
ソフトタッチ 3級 5トライ (埃が積もっていたせいか、とにかく悪かった)
調律 1級 3トライ

<道の辺>
ニューロン 2級 2トライ 
ミリエン 4級 2トライ [40]
プーマ 4級 4トライ (実質、離陸して一手の課題で、しんどかった)
トレムナー 1級 5トライ⇒敗退

<三の谷>
ユーフォロジー 2級 5トライ⇒敗退(フリクション系で何もできず)
アダムスキー 2級 2トライ
UFO少年 初段 5トライ⇒敗退(できる気がしなかったが、やっぱりできなかった)
雨夜の月 2級 2トライ
金色夜叉 3級 1トライ
貫一お宮 5級 1トライ
てんぐのはうちわ 4級 2トライ
蝉時雨 1級 1トライ * [50]
日暮左 2級 1トライ *
インタシン 3級 1トライ *
カルカド 3級 1トライ *
日光浴 5級 1トライ *
まずまずの日 4級 1トライ *
普通の日 初段 1トライ *
日々の暮らし 1級 2トライ *
チャリチャリくん 3級 4トライ *
瑞牆レイバック 3級 1トライ *
夜を待ちながら 2級 2トライ * [60]
百里眼 1級 1トライ * (透視4級はスズメバチが飛んできたのでやらずに退散)
ハリネズミ 2級 2トライ

18:10 終了

計算はしていないけれど、そこそこの割合を初見の課題にしたことでやはり強度は上がった。
相変わらず蒸し暑いコンディションでも、ティンバーヤードやピアノを登れたことはよかった。
ただし、これらはフリクション系ではなく動き系なので、ちょっと毛色が違う。
むしろ見た目は地味な保持課題が登れたりすると、より自信につながるのにな、
とかなんとか、自分で選んで作ったプランにもっともらしいコメントをしてみたりする。
実際、気持ちよく登れたのは最初の20本くらい。あとは3級でも必死だった。
62本トライして58完登というのは少なく感じるが、登り終えてから埼玉まで下道を運転して帰ったことを思えば、
「そうは言ってもよくやっている」ということにしないと浮かばれない。

花崗岩の登攀マイルはまた確実に溜まってきている。
この土日で、条件が整えば力が出せることは確認できた。
あとはツアーの出発までにそれを発揮する日が1日でも多くあることを願うばかり。
(...と書いたはいいものの、それからまたあまり登れない日々が続く)


2025年10月1日水曜日

(岩を)登れない夏

前回からまた随分と日が経ってしまった。気づけば遠征まで1か月を切っている。
今年は夏前からトレーニング量を増やした関係で平日が一気に忙しなくなり、
クライミングの量自体は減っていないもののブログはまるで書けずにいる。
いよいよ遠征が迫って、体の疲労を抜く調整期間に入ったので、少しずつ書いていきたい。

話は1か月ちょっと前、盆休みまで遡りまして...

8/9 不動沢 メルヘン岩
ヴィーナス(5.12c)をやっているあさこさんに付き合って、久しぶりにメルヘン岩へ行った。
関東が死にそうな暑さなのに、ここは曇ると肌寒いほど。
完全に服装を間違えて、あさこさんのジャケットを借りて羽織る始末。
あまりの暑さに感覚がおかしくなったのだと思いたいが、そもそもその「感覚」って何だ。
予報の割には天気がもってくれて、1日登れた。
僕はもっぱらビレイヤーで、1回だけヴィーナスをトップロープで登った。


8/15 瑞牆山麓 レッド&イエローエリア
お盆期間中は雨ばかりでろくに登りに行けず、やっと晴れたこの日は一人だったのでTRソロが出来そうな場所を探した。
そういえばトポに載っていたけれど行ったことのないエリアがあったな、とここを選んでみた。
エリアがこじんまりしていて、一部を除いては壁の上に回りやすいおかげで結構登れた。
10b→10b→11d→10d→10c→12c→12a→12a→11b→12aと、計10ピッチ。すべて落ちずに登った。
さすがにTRソロで、しかもフェース系となると緊張感はほぼないが、
そこそこの負荷でマイルを稼いだと思えば、ほどよいトレーニングになった。


8/23 不動沢 トライアングルフェース
あさこさんと二人、遠征本番並みに重い荷上げをやってみようぜということになった。
いろいろ考えて、トライアングルフェースの未来の舞1P目でやることに。
ホールバッグふたつに川で汲んだ水と拾った石を詰め込んで、合計100kg超えの荷物をこしらえた。

エイド交じりで1P目の終了点にフィックスを張り、あとはひたすら荷上げ。
ざらざらのスラブの割に、二人でスペースホーリングしたら案外すんなり上がってきた。
続いて荷物を減らし、70kg少々を一人で上げるパターンも試してみる。
自重よりちょっと重いので、さすがにただのボディホールではびくともせず。
2:1システム(Zシステム)を組んだら一応は上がった。
更に使う道具の組み合わせをいろいろ変えてみて、最後は僕よりも軽いあさこさんが70kgをグイグイ上げられるまでになった。
2:1システムには改良の余地ありだが、今の自分たちで荷上げできる重さの最大値はおおよそ分かった気がする。
荷物を枕に寝る


8/24 不動沢 
一人だったので、岩探しを兼ねて不動沢へ。
以前あさこさんが掃除してトライしていた某クラックを見に行ってみた。
当然のように誰もトライしていないようで、湿気の籠りやすい下部は早くも苔が再生していた。
ということで、ぶら下がって掃除。
初めは「掃除が一段落したら、TRソロでちょっとトライするか」と考えていたが、
見るからに悪そうな核心のセクションも掃除しながら眺めまわして、
「どうもこれはリハーサルなしでトライする方が面白そうだ」と思い至った。
それからは、辺りの散策。
立ち入ったことのない谷間に入って行き止まりまで詰めてみたりした。
一応、気になる壁や気になるラインがいくつか見つかったので、そこそこ収穫あり。
最後にもう一度某クラックにぶら下がって掃除していたところ、雨が降り出したので撤収した。
こんな洞窟もあった(以外に奥行きはなかった)


8/30 瑞牆山 おいぼれランド
新トポに載っていて少し気になっていたおいぼれランドに行った。
初見の5.12~5.13が数本あるので、量を登ろうというつもりでいた。
が、どうも今年の夏はダメな夏らしい。

下の段には先客がワイワイしていたので、人が居なさそうな奥の岩へ。
アップでサバティカル(5.11c)に取り付いてみると、下部のクラックが予想外に悪くプルプルした。
行きつ戻りつして苦しいパートを抜け、壁の傾斜が落ちて易しくなってくる。
ここからラインは左上のスラブへ続くのだけれど、ふと右上を見たら5メートル先にスズメバチの巣が。
咄嗟に「うわヤバイ!」と声を上げたのが良くなかったのか、先兵が数匹飛んできた。
前に取ったカムは足下よりも下だったので、決死のクライムダウン。
が、流石に空を飛ぶ相手では分が悪く、腕を一か所刺された。
それ以上襲われる前にどうにかロワーダウンして、あさこさんが持っていたポイズンリムーバーで吸い出し。
見る見るうちに腕が腫れ上がっていき、クライミングは諦めるしかなかった。
あさこさんにエイドダウンで回収してもらい、あとはすごすごと退散。
スズメバチは初めてだったのでショック症状はなかったものの、それから数日は腕の腫れがひかず。
やっと秋の気配がし始めた週末だったのに、1本目を登れずにまるまる棒に振ってしまいましたとさ。
よく見ると、地面からでも巣が見えていたのに...

助けてもらったお礼に、みずがき食事処でアイス

2025年8月12日火曜日

研鑚

梅雨らしくない割にはあまり登れない6月が過ぎ、7月以降は秋のヨセミテに向けての準備をしている。
4年目となる今年は、再びあさこさんがパートナーとして行ってくれることになったので、
昨年までの記憶を呼び起こしながら荷上げのシステムやらなにやらを試している。


6/28~29 瑞牆で継続
(太陽の登 6P→ビバーク→フリーウェイ 7P→アレアレア 5P目で時間切れ)
まずは1泊でマルチピッチの継続を、とホールバッグ1つを荷上げしながら登った。
シュラフ、火器と鍋、2日分の水、食料で、だいたい20キロくらいか。
荷物がそもそもあまり重くないので、リードはタグラインで荷上げして、フォローはその間にTRソロで登る。
もともとの予定では、初日にカンマンボロン→大面→十一面まで継続して、二日目は十一面周辺で数本、と考えていた。
が、初日は装備のパッキングから始めたのでスタートが少しゆっくりになり、
さらに太陽の登であまりの日差しの強さに2人とも熱中症寸前。
全ピッチ僕がリードでノーフォールで抜けたものの、頭は朦朧とするし足はむくんでパンパン。
ラペルで取りつきに戻ったら5時前だったので、予定を相当変更して、大面の取り付きで寝ることにした。
あさこさんはG7、僕は地べた

2日目は涼しいうちにフリーウェイの核心ピッチを登り、昼過ぎにはトップアウト。
いくら荷物が軽いとはいえ、瑞牆の長いルートは蛇行もブッシュも多く、荷上げしながらは登りにくい。
大面の頂上から裏に降りて十一面へ移動。何を登るか悩んだけれど、より厳しいものにしようとアレアレアに取り付いた。
数年に一度くらいでしかトライしていないので、結局未だにちゃんと登れていないこのルート。
今回も1ピッチ目からしっかり難しかった。
相変わらず軽いながらも荷上げは続け、4ピッチ目までは落ちずに抜けた。
ここで既に4時過ぎ。頂上まで登ると日が暮れるので、5時までと決めて5P目にトライした。
過去数回で、ルート自体の核心にもなるこのピッチだけがまだRPできていなかった。
前回から数年で多少強くなっているはず、という自負もないではないけれど、今回も登れず。
2日目の最後かつカンカン照りの中ですんなり登れる強さは、僕にはまだないらしい。
ということで今回は時間切れにて終了。

そもそもマルチの継続自体が久しぶりで、基本的なシステムもいろいろと忘れ気味のところがあった。
そこを思い出したことが一先ずの収穫(...それでいいのか)。
とはいえ、ビッグウォールではチーム全体でシステムそのものを理解して、補い合うために呼吸を合わせることが最重要。
3年かけて、勘の鈍い僕にもそのことがやっとこさ分かってきたので、出発までその擦り合わせを続けたいと思う。


7/19~20 瑞牆でポータレッジ泊
カンマンボロンでショートルート→太陽の登 1P目→ビバーク→太陽の登

今回はポータレッジ泊の装備で登ってみた。
まずは初日に1泊分の装備とポータレッジ(フライ付き)をカンマンボロンまで担ぎ上げる。
測っていないけれど、アプローチの荷物は35キロくらいだろうか。久々の歩荷は足腰にきた。
大きな荷物は太陽の登の取り付きに置いて、とりあえずこの日はショートルートを数本だけ登った。
「日陰が多いかも」と砂のエリアへ行って、ボロンボロン(5.11c)と砂の塔(5.12a)。
砂の塔はホールドが欠けたという噂があったけれど、核心が日向になって暑すぎたのでよく分からない。
取り付きはアブ、登れば中間部から日向という八方ふさがり状態。夏の瑞牆ってこんな感じだったっけ。
それから荷物のところに戻って、ショートサーキット(5.11b?)も登った。
そして太陽の登の1P目を登り、レッジでポータレッジを張ってみた。
昨年のSalatheでは毎日のように張っていたのに、久しぶりにやったら四苦八苦。
とはいえ、かなり快適なビバークになった。

起きてみると、雲海

2日目は太陽の登の続きを荷上げしながら登った。
リードがタグラインを引いていって、ビレイ点で荷上げ用のロープを引き上げ、それから荷上げ、という本番と同じ手順。
今回も本番よりはずっと荷物が軽く、全部合わせても40キロないくらい。1人のボディホールで軽く上がった。
荷上げを含めたシステムはだんだんと馴染んできて、手間を削ることができている。
が、暑い。前回にも増して暑すぎる。
今回も太陽の登をトップアウトしたところで熱中症気味になり、継続はせずに終了した。



8/2 カサメリ沢
もう日差しに焼かれ続けて目が眩むのは懲り懲りなので、涼しさを求めてカサメリ沢へ。
やはりここは日陰が多く、取り付きにいるだけなら結構快適だった。

5.12以上のルートをやりたかったので、コロッセオ奥の三ツ星エリアへ行ってみた。
猿の巣(5.11a)を登ってアップすると、暑さなのかヌメりなのか寝不足なのか、体が重かった。
うーん、テンション上がらんなぁ。
文句を言ってみても気温は下がらないので、ブラッドライン(5.12d)にトライ。
と、出だしの階段状を登った後のライン取りでいきなり迷ってテンション。
どうも左の指切りげんまん(5.11d)と数メートルは共通らしいけれど、前傾カンテ沿いに古いカットアンカーの跡がある。
そのボルトにクリップするならカンテ沿いに登るのかな...と思い、一応そちらで登った。
ここがなかなか難しく、上部までのトータルで軽く5.13はありそう。
テンションをかけながら抜けたけれど、最上部が日向になっていて繋がる気がしないので2トライ目はナシ。
この辺り、どうにも意志が弱い。

気を取り直して、コロッセオでミスト(5.13c?)をやる。
と、出だしからいきなりホールドが濡れている。そもそも乾きが悪い場所だし、そりゃそうか。
とにかくOSを狙って頑張ってみたけれど、濡れたホールドでスリップして呆気なく落ちた。
それから核心のセクションで数テンションしながら抜けて、これはきちんと2トライ目を出すことに。
濡れていて緊張する下部をだましだまし突破して、上部の繊細な核心を終始プルプルしながらこなしてRP。
繊細なホールディングでの立ち込み系がこの時期に登れたことは少し嬉しい。
でも多分、グレードは5.13aくらいだろう。
突き出したカンテの右側の面がミスト

最後に、核心のボルダームーヴがやたら悪いキングオブモンキー(5.11d)をOSして終了。
荷物をまとめていたら雨が降り出し、濡れながら帰った。