2017年5月5日金曜日

次を探したい

今日はまた大ザルと不動沢へ。
今回は近場で、前烏帽子と烏帽子のルートを登りに行った。

GW真っ只中ということで、植樹祭会場はどえらい賑わい。
駐車場が溢れかえって、キャンプ場も飽和状態。ひえー。
ボルダーはさぞかし人が多かったんだろうなぁ。

実はちゃんと登ったことがなかった「新緑荒野」(5.11c 5P)から。
1P目の11cがいきなりガツンときてビビった。
いや、アップなしでちょっと汚い11台はビビりますって。
核心はもっと楽な手順がありそうだった。
その上は右の「ハイド」(5.10a)を登って、更に短いピッチを登って中段へ。
「ハイド」はそれこそ10年ぶりくらいに登った気がする。
久しぶりに登ってみると、形状をあれこれ使っていいルート。
トポでは10aになっているけど、5.9で収まってるんじゃないかとも思う。
中段のバンドから上がルートのハイライトになるワイドなのだけど、
実は今までここをちゃんと登ったことがなかった。
前に来たときはたしか、まだこういう広い割れ目を敬遠していた時期で、
少しでもチムニーとかワイドっぽい動きがあれば嫌がっていた。
それを思うと、成長したというか、変わったんだなと思う。
最後に見た目より悪いグルーヴ状を登って、岩のトップに立った。

前烏帽子はこれまであまりちゃんと登ったことがなかったのだけど、
近くて乾きも早く、景色も良いしルートも快適、というなかなか素敵な所だった。
これからもちょくちょく足を運びたいところ。

まだ時間があったので、烏帽子岩の下部岩壁に行って、
「あげこまるルート」(5.10a)を登った。
出だしの弓状クラックには、その昔、木が突き出ていたんだとか。
中間部からは易しいワイド~快適なフレークのレイバックと続き、
ちょっと汚れてじゃりじゃりしていたけれど、良いルートだった。
車のドアの開け閉めが聞えるくらい近くに、こんなルートがあったんだな。
その後トップロープで「イギリス式」(5.11c)を探ってみて、
掃除が必要なのと、今日のギアでは不足があることを確認してやめた。

明日は雨になるようで、これにて今年のGWのクライミングは終了。
なんだかのんびりしたクライミングが続いているけれど、
そろそろ次のシリアスな目標を探したい。
クラシックを廻るのは楽しいし、発見もあるから大好きなのだけど、
価値の有無は別にして、楽しいことをやっているだけでは、鈍っていってしまうのです。

2017年5月4日木曜日

1か月経ちまして

社会人になって1か月経ちまして、まあなんとかかんとかやっております。
十数年ぶりにスキーなんぞやってみたら、日に焼けて顔がバリバリに。
それと派手にクラッシュしてあちこち痛い。
そんなこんなですが、細々とやっております。

先週末、大ザルと久しぶりに不動沢へ行った。
去年の秋はそもそもほとんど登らなかったので、瑞牆に行くのがそもそも久しぶり。
不動沢にはまだ結構雪が残っていたけど、この日は気温が高くて非常に快適だった。

今回行ったのは不動岩。
「ヘルスラブ」を登って「牛乳びんクラック」を登って、
さらに「胎内くぐり」から上の岩稜に出て不動岩の頭まで抜けてみた。
「ヘルスラブ」の出だしはやっぱり緊張した。
そして苔っぽい。もっと登られればいいのに。
「牛乳びん」でずりずり体をすり減らして、
「胎内くぐり」で手の切れそうなクラックと穴の通過を楽しんで、
その上はシャクナゲのブッシュ。
「昔はこんなんじゃなかった」と言う大ザル。そりゃそうだわな。
ブッシュを抜けた先に短い壁があって、
ワイドから木の生えたコーナー、短いクラックをたどる5.9くらいのピッチだった。
それを越えると一気に傾斜がなくなって、岩稜になった。
この最後の岩稜に「メガネのコル」というのがあって、
なんとチョックストーンが二つ並んで挟まっていた。
その上を歩いて渡る、冒険心を刺激されるピッチだった。感動。
最後は岩稜が平らになったところで終了して、右側のルンゼに降りた。
このルンゼの下降がちょっと不快だったのを除けば、
全部で10ピッチ近い充実したクライミングになった。
この程度のルートを登るだけの体力はまだあったようで、少し安心。


GWになって、昨日は帰省してきたサル左衛門といましさんを交えて、
最近アプローチの林道が復旧したらしい遠山川の山エリアへ行った。
発電所のところにゲートがあって、そこからは歩き。
一番下流の「マグノリア」までが20分くらいで、
「ユーロボーイズ」とかのエリアはかなり遠くなってしまった。
「マグノリア」の岩は特に変化がないようだった。
数年経って全体的に苔むしてきていたし、ちょっと埃っぽかったくらいかな。
近くの小さい岩と、裏面の2級くらいの課題でアップして、
サル左衛門がこの日初登した「ガッテン」(三段)をやってみた。
ファットピンチからの1手目がおっそろしく悪い。潔いくらいの真向勝負。
いましさんと二人で打って打って打ちまくったけど、結局止まらず。
このグレードの一手モノともなると、さすがに厳しいですね。
サル左衛門は隣の岩のPも初登していた。こっちは四段らしい。
ガッテン

スキーで転んで打ったところが痛かったし、疲れていたので昼寝。
起きたら、いましさんが近くの岩でせっせとマントルに励んでいたので参戦。
最後は見るからに簡単そうなところでど根性マントルになったりして、
更にそのロースタートにはまったりして、なんだかんだ盛り上がった。
最後に登ったロースタートは1級くらいあったような気がする。


そろそろ、生活のリズムにトレーニングをちゃんと組み込んで、
それから新しいプロジェクトも探したいところですね。