2018年10月15日月曜日

ひとつ確かな

お久しぶりです。
短い夏休みが終わって、それからは国体に向けて珍しくジム遠征を繰り返してました。
ということで、ブログに書くようなことは特になく。

今年は2年ぶりに国体に出場しました。岩手国体と同じく、小DKとのチーム。
細かい内容は省いて、結果はボルダー22位、リード13位でした。
直前、ここ数年の最大瞬間風速を軽く更新するくらいの怒涛の日々だったので、
体の調子は正直最悪だったはずなのだけど、その割にはよくやった方かな、と。
社会人をやりながら結果を出している人たちの強さが、身に染みて分かったわけでした。
来年は県大会の結果にかかわらず出場できないですが、
再来年はまたどうなるか分からないので、とりあえず皆様、またお会いしましょう。


ということを終えて、先週末は久しぶりに外岩、瑞牆へ。
前日ちょっと雨が降ったらしく、地面はところによりしっとり。
森の中に湿気が残っているような感じで、あまりカラッとした日ではなかった。

アップをどこでするのか考えていたら、ガリガリ岩でエッジの常連さんたちがいたので、
一先ずその周辺でアップして本題へ行くことに。
「ガリガリ君」(1級)はやっぱり1撃ではリピートできず(某ブログにもあったような)。
ついでに、すぐ上の岩にある1級を2本やってみたら、小さい方の課題で結構ハマった。
これまで登った1級の中でダントツに小さかった。
もう1本は2回目で登って、これにてアップは終了。十分でしょう。

さて、本題。昨シーズンからの宿題になっている「ミネルヴァ」へ。
最近それなりにトライされていたようで、チョーク跡は結構あった。
多少湿気が気になったけれど、久しぶりにトライしてみたら感触がいい。
1回目でいきなり核心までつながったので、ちょっと慎重になった。
2回目はガチャピンチがヌメってすっぽ抜け。
「これはチョークアップするのがキモなのでは」とチョークバッグをつけて、3回目。
ガチャピンチが、春にやったときよりも明らかにしっかり持てていた。
これまで止まらなかったデッドを止めて、続くパートも慎重にこなし、トップアウト。
気合を入れたトライだったけれど、このトライ数で登れたことに自分でも驚いた。

数年がかりでやった課題でも、因縁があった課題でもなかったし、
最高グレードを更新するような課題でもなかった。
ただ、この成果は大きかった。
この1年ちょっとのことを考えてみると、本当に大きかった。
以前よりも思う様にクライミングが出来なくなってきたこの期間に、
手を付けて、考えて、何度か敗退して、時間を経て克服できたことに、安心した。
なんだ、まだ頑張れるじゃないか、自分。


目標が早めに片付いたので、大黒岩に戻って「黄金虫」(初段)もやってみた。
1手目のポケットを止めるのがなかなかに悪かった。
それが止まったトライで一気に中間部もこなして、上部のスラブに突入。
カラマツの落ち葉と微妙に生えているコケで恐ろしかったけれど、
しばらくオフにしていたスイッチが入って、時間をかけて押し切った。
久しぶりに、戻れないクライミングをした気がする。
いい課題でした。

その後大ザルのクライミングにちょっと付き合って、山形県エリアへ移動。
もう10年以上離陸すら出来ないままの「瑞牆ぴょんぴょん」(三段)をやったら、
なんとか離陸は出来るようになった。大きな進歩だ!
が、ランジの体制には入れず。あー、あんまり進んでなかったか。
最後にシケシケの状態で「水蛭子」(三段)をやったけれど、こっちも敗退。
これも10年以上進展しない課題。なんとかしなくては。


今年もシーズンの始まりは遅くなってしまった。
でも、今シーズンの始まりは悪くない。
さて、次はどうしよう。

おまけ
ミネルヴァの下にあった、見た目ナイスなキノコ。
獲って帰って調べてみたものの、何タケなのか何シメジなのかは分からず。
今のところ、勝手にミネルヴァタケと呼んでおります。情報求む。