2023年3月27日月曜日

Fontainebleau 23-3

3/1  Cuvier
ここから最後の追い込みで3連登することになる。

早起きして、夜明け前に近所のパン屋でパンを買った。
「パリ・スタイル!」と言っていますが、ここはパリではありません

朝一で自転車屋でマウンテンバイクを借り、一路Cuvierへ。
街の北西の交差点まではApremontのときと同じで、そこから少し北寄りの道に進む。
具体的に書くと、D607という道を挟んで北側にCuvier、南側にApremontがある。
自転車屋から1時間ほどでBas Cuvierに到着。気温は低いものの、風はほぼなし。
とはいえ、午前中は寒くてやっぱりあまり動けなかった。
Marie Roseの周辺でゆっくりアップ。Marie Rose(6a)は混んでいたので、今回は登らず。
地味な見た目のSuper Bouze(7a+)で予想外にハマってなんとか登った。

少し場所を移して、Hypothese(7c+)をやってみると、これができない。
スタートのカチは鋭いし、フットホールドは滑るし、そもそもこの時点で日向は結構暑いし。
右手の皮がゴリゴリ抉れてきて、この日のメインのためにもここで裂くわけにはいかず、諦めた。
悔しまぎれに左隣のInfidele(7c)をやったら、こちらもそこそこハマったものの登れた。
Hypothese 7c+

日陰を求めて、La Balance(7c/7c+)をやりに行く。
Carnage(7b)など有名課題がひしめく岩の裏面で、誰もいなかった。
スタートホールドはチッピングによるもので、使って地ジャンして7c、使わずに跳びついて7c+という課題。
スタートホールドありでやってみると、1手目のスローパーが思いの外持てて、結構呆気なくOSできた。びっくり。
折角なので7c+の方もやってみる。と、これも地面からの垂直跳びがパコッと止まって、そのまま登れてしまった。
限定の7c+からやっても一撃できたのでは?そう考えると、勿体ないことをした気分。
あまりに早く登れてしまったので、写真すらなし。あらら。
まあいいか。

その後あさこさんがちょっとLa Joker(7a)をトライして、それから本日のメインla Merveille(8a+)に移動。
Bas Cuvierからトレイルを少し街の方へ戻ると、道のすぐ脇にハイボルダーがひとつ。
その一番高いカンテを登るラインで、初登はMarc Le Menestrel。
これもKarmaと同じく、10年前からブローに来るたびにトライしている課題だった。
8年前、きょーやくんと来た時に少しだけ進展したものの、核心に辛うじて入った程度だった。
最初の数回は右手の連続するガラスカチが痛くて下りたけれど、これは我慢するしかないと腹を括ると持てるようになった。
核心の右手、カンテの右側に張り付いたポテチ大の薄いガラスカチをどれだけ持てるかが勝負。
前回はこのポテチが取れたもののそこから動けずに終わった。
コンディションが良かったのか、それとも早々に切り替えた新しいムーヴが良かったのか、2、3回のトライでポテチが持てるようになり、次のムーヴに入った。
10年前も8年前も、かなり試行錯誤してムーヴを解いていったのに、今回は自分でも驚くほど早くムーヴが組みあがっていく。
ポテチを握ってから中継を刻み、最後にリップへのランジが出てくる。
一度ランジを外して結構な高さから落ちたものの、感触は良かった。落ち方も危なくはない。
が、結晶が刺さるらしく薬指に穴が開きかけていた。
「今ここで登れなければ、次はまた数年後になる」と、すぐに分かった。
レストしながら散々悩み、薬指にだけはテーピングを巻くことにした。
すでに自動化してきた下部をこなして、ポテチに入る一手もそれまでよりゆっくりと動く。
出来るだけ丁寧にポテチを握り、中継を取ってランジの体勢に入ると、これで止められなければもう登れないような気がした。
吠えながら出した左手は、リップ奥のスローパーに届いていた。
岩の上に座り込むと、登ってきた被ったカンテは上からでは全く見えず、高さに少しだけ足が竦んだ。

この課題にもう一度トライすることを、ブローに来ることが決まった時からずっと待っていた。
10年前、登れずに荷物を片付けたときの自分は「強くなってまた来よう」と、半ば願うようにそう思った。8年前も、全く同じことを思っていた。
今度ばかりは、違うことを感じながらマットを畳むことができた。

帰り道、トレイルを立派なイノシシが優雅に横切っていった、らしい(あさこさん談)。

3/2  Franchard Isatis & Cuisiniere
ついに、休業していたこの街いちばんのパン屋が開いた。やったぜ!
ということで、Franchardに向かう途中で寄り道をしてお昼のサンドイッチを買った。
フォンテーヌブローの街の西側から森に入り、ほぼ真西へ向けて走っていった。
エリアまであと少しのところに、古い教会があった

街の方から行くと、Cuisiniereが先に出てくるけれど、一旦素通りしてIsatisへ。
この日も気温はしっかりと低く、IsatisのPlan1でオレンジのサーキットをしてアップした。
オレンジは6台の前半までしかないものの、ピリッとした課題もあってしっかり楽しい。
街いちばんのパン屋は、サンドイッチも当然美味しい

サーキットの課題を十数本登って体が温まってきたようなので、Cuisiniereへ移動。
あさこさんが気になっている、le Magnifique(7a)にトライ。
僕は8年前に来た時に登っていたけれど、良い課題なのでリピート。
どうもスタートからほぼまっすぐに登って、それからちょっと左にトラバースして同じところに抜ける、というラインもあるようなので、そちらも登った。
オリジナルの左回りと、悪さの内容は少し変わるけれど体感はほぼ同じくらいだった。
あさこさんはツアーの目標だった7台ということで相当頑張ったけれど、核心の遠いムーヴが止まらず。
この岩は完全に日陰で寒さが厳しかったので、この日は早めに撤収した。
僕はKarmaをやりたかったのだけれど、前日のMerveilleで指に穴が開きかけているので、この日は無理に登らず最終日に賭けることにした。
帰り道、夕日がきれいだったので「手で持ってます」風の写真を撮る

家に帰ると、セフリンがディナーを作ってくれた。オリビアも遊びに来た。
セフリン先生のタルトタタン(キャラメルのアイスが合う)



3/3  Franchard Cuisiniere
クライミング最終日。早起きして近所のパン屋で朝ご飯を買い、Franchardへ。
当然、途中でいちばんのパン屋に寄ってランチを調達した。そりゃ美味しいものが食べたいよね。

この日はもうIsatisへは行かず、最初からKarmaの辺りへ。
流血したわけではないにしても、流石にその寸前くらいまで指皮が抉れると、1日では回復しきらない。
とりあえず減ったところにはテープを巻いて、6cくらいまで登ってアップ。
晴れていてもやはり寒い

アップを済ませて、イギリスから来たらしいのっぽのお兄さんに混ぜてもらってKarma。
先にトライしていたのっぽさんと「コンディションはどう?」とかいろいろ話すと、「フットホールドはこれがいいぞ」という情報をゲット。
これまでと違うフットホールドを試してみると、たしかに右手を送る遠いムーヴの感触が良くなった。
中継で使われているスローパーでヒールを上げるムーヴもあるらしいので、そちらも試してみた。
が、ヒールはギリギリ上がるけれどそれ以上動けないので、これは厳しい。
右手を奥まで送るムーヴに戻すと、寒くて乾燥したコンディションのおかげか、これまでにないくらい距離が出るようになった。
あーでもないこーでもない

何度かやると、右手が奥のスローパーに届いた。見た目にはエッジがあるのに、叩いてみるとただの浅い凹み。しかも大してフリクションがない。
「これは我慢して持つしかない」と覚悟して取りに行くと、どうやら持てるようになった。
その後数トライでヒールが上がった。が、腰が上がらず。股関節が硬い。
慌ててその辺でストレッチをしたものの、結局その後も腰は上がらなかった。

時刻は昼を回り、一旦Karmaは中断。夕方にもう一度寄ることにして、サーキットでのアップを挟みつつle Magnifiqueへ。
あさこさんも最終日に追い込みをかける。
自分のトライを録画して、それを見つつ核心の手の出し方を分析する勤勉さ。
その効果もあって核心のスローパーを叩くところまで手が届いたものの、止まるには至らず。
この一手は最後まで止まらず、宿題となった。
終わった直後は落ち込んでいたけれど、帰国後メキメキと調子が上がっているので、得たものは相当に多かったらしい。
これも聖地の恵みだろうか。

Karmaに戻る。
この日は19時までに自転車屋にバイクを返し、それからご実家で最後のディナーという約束だったので、残りは30分。
イギリスののっぽさんはいなくなり、スペイン人ののっぽさん2人組がトライしていた。
もうやることは分かっているので、あとはその精度を充分なところまで上げられるかどうか。
あんなに可能性を感じなかった奥のスローパーを取るムーヴも、ほぼミスなく止められるようになった。


ヌメり手の僕は、体が温まるとすぐに指先が熱くなってしまう。
Karmaは実質3手。中継→飛ばし、中継→飛ばしなので、それを入れると5ムーヴというところか。
その短さでもかすかな汗ばみが気になるので、指を冷やすのを兼ねて液体チョークも使った。
時間は残り15分を切り、気持ちも焦ってくる。

あと3回で終わりにしよう、と決めて指先を乾かし、取り付く。
右手を送って指2本分くらいの凹みを押さえ、ヒールを上げる。
短時間であれこれ試して、結局ここしかないだろうと決めた位置に、ヒールカップが収まった。
なんとか抜けないようにと祈る気持ちが、一瞬にして通り過ぎた。
腰が入り、左手がこれまで届かなかった浅い中継に届く。
もうこれで落ちたら次はない。死に物狂いでしがみついて、這い上がった。
最後のガバを取るところで、やっと声が出た。

なんということだろう、登れてしまった。土下座するようにへたり込んだ。
物理的にも心情的にも随分遠い憧れだったはずのこの課題が、まさか登れるとは。
岩から下りてあさこさんとワイワイやっていると、スペイン人ペアの連れていた犬が「オレも混ぜろ」とすごい勢いで突っ込んできた。
話す言葉は違っても、喜んでいる人のことは分かるらしい

スペインの2人にお礼を言って、Franchardを後にした。
帰り道は半分くらいまで急な登りだけれど、そこを過ぎれば街中まで下り。
予定よりも早くバイクを返却できたので、一度セフリン邸に帰って荷物を置き、身軽になって実家へ出かけた。
エチェンが、コロナ禍に裏庭の塀をトラバースしていたと聞いたので、教えてもらう。
クロックスにノーチョークでは、さすがに厳しかった。普通ではありえないくらいパンプした。

最後のディナーは、「やっぱり皆、チーズが好きよね!」と本場のラクレットをご馳走になった。
専用のホットプレート(?)でチーズを溶かして、ジャガイモなどの具材にかけていただく。これが美味しくないはずがない。
最後までごちそうさまでした。
「前に来た時もこんな構図で撮ったわねぇ」と笑う


3/4~5 移動日
朝、僕らが起きてすぐ、フィリップがなにやら一人でどこかへ出かけて行った。
やっぱり最後にあのパンが食べたいよね、と、ちょっと遠いけれどいちばんのパン屋へ。
歩いて片道20分ほど。朝の散歩としてはちょうどいいかも。
クロワッサンやらなにやら買って帰ると、テーブルの上には僕らが買ったのとまったく同じ見た目のパンが並んでいる。
先に出かけて行ったフィリップも全く同じパン屋へ行って買ってきてくれたらしい。一足遅かった。
セフリン含め、4人で爆笑。
余ったパンは、結局日本まで持って帰ってきましたとさ。

ゆっくりと荷物をまとめ、セフリンとフィリップにお別れをして駅へ。
フォンテーヌブロー・アヴォン駅からリヨン駅へ向かい、帰りは空港まで電車の乗り継ぎで行くことにした。
リヨン駅からはDラインの電車に乗り換え、ノルド駅(Gare du Nord)へ。
ここでまた電車を乗り換え、Bラインでシャルルドゴール空港の駅へ。
電車の駅から空港までは専用のシャトルが走っていた。
パリから空港までの電車は、治安の悪い地区を通るので注意が必要との話も聞いていたが、昼間だったおかげか特に問題なかった。

荷物を預け、自分たちにはちょっとおしゃれすぎるシャルルドゴール空港の免税店で少しだけ買い物をして、搭乗。
機内食はビビンバ

10時間のフライトで韓国、インチョンに到着。
帰りはトランジットも短く、3時間で次のフライト。
が、アジア圏に帰ってきて二人とも気持ちが抑えられず、フードコートのフォーを食べに行った。
「故郷の味や!」(フォーを食べるのは初めて)

インチョンから成田までは2時間。ひと眠りで、成田到着は21時過ぎだった。
検疫もほとんど問題なく通過し、車を回収して、最後のひと踏ん張りで高速を飛ばし、帰宅。
翌朝の朝ご飯をコンビニに買いに行き、「なにかしょうゆ味のする茶色いものが食べたい!」ということであれこれおまけを買ってしまった。
茶色いものたちと緑茶

これにて今回のツアーは終了。
現地でお世話になった方々、そしてなによりこのツアーに出かけるきっかけをくれたあさこさん、ありがとうございました。

2023年3月23日木曜日

Fontainebleau 23-2

2/25  Cul de Chien
前日、セフリン邸に帰ると旦那さんのフィリップが出張から帰ってきた。はじめまして。
この日僕らはレストしようかと考えていたものの、彼らが「登りに行こう!」と言ってくれたので、車がないと行けないエリアに行くことにした。
選んだのはCul de Chien。初めてのツアーでここの近くのジトに暮らしていたのに、登ったことはなかった。
有名なビルボケ(これは登攀禁止)

なかなか体が痛かったので、ゆっくりゆっくりアップして、皆で6台のトラバースをやったりした。
トラバース中のセフリン

トラバース大会が落ち着いたところで、折角なので有名どころも登ろうと、le Toit du Cul de Chien(7a)を登った。これは安定してOS。
同じ岩の6台もあらかた登ったけれど、もしかしたらToit du Cul de Chienが一番素直で登りやすかったかもしれない。
よく見ると、ハーケンが打たれている

その後は少し移動して、これまた有名なEclipse(7c)とかArabesque(7b+)とかのあるルーフへ。
とりあえずグレードの低いArabesqueからやる。
OSは呆気なく逃し、ムーヴをかなり組み替えながらトライして、最後はヨレヨレのボロ雑巾になりながらなんとか登れた。
Arabesque 7b+

このルーフはスタート位置がそこそこ高いので、半分くらいの課題は途中からバラすということができない。それもまたいい。
Arabesqueだけでお腹いっぱいになってしまったので、Eclipseはトライせず。
最後に皆がトライしている右のle Retour de la Chenille(7a+)を登って終了。流石に体が重かった。
近くに巨大な砂の城があった

家に帰ると、セフリンがお得意のタルトタタンを焼いてくれた。ものすごく美味しい。


2/26  レスト
いい加減体が痛いので、この日はレスト。
ちょうど日曜日ということで、のんびり出かけて、フォンテーヌブローのマルシェにでかけた。


謎の揚げ物

うまいがな

あれこれ買い物をしたけれど、この日は風が強くてとにかく寒かった。
外に居るのがしんどくなってきたものの、風を凌ぐにはお店に入るくらいしかない。
が、日曜午後にはお店がことごとく閉まってしまい、結局市役所の中庭に逃げ込んだ。
チーズ屋さんで買った、Fontainebleauと名前のついたクリームチーズらしきものが、ジャムをかけて食べるとむやみに美味しい。
チーズケーキも買った

寒さに耐えかねたので、一度セフリン邸に逃げ帰って、夕方に実家にお邪魔した。
一家(とオリビアの友だち)とのディナー。
なぜかキッチンに全員集まる

マチルダ母さんがアップルクランブルを作ってくれた



鴨肉やらフォアグラやら、なんだかレストランに来た気分。どれも美味しかった。
ワインも美味しかったのだけど、歩いて帰るのでほどほどにしておいた。

2/27  Rocher Canon
自転車屋がこの日は定休日だったので、電車と歩きで行けるエリアを探して、Rocher Canonに行くことになった。
パリ方面に一駅戻って、Bois le Roi(ボワルロワ)という駅からエリアまでは歩いて30分ほど。
フィリップによると、駅から近いのでパリのクライマーがよく来るのだという。

天気が良くて日差しはあるものの、風が強くて依然寒い。早起きして来たのに、昼くらいまではほとんど登れなかった。
ボワルロワ駅のパン屋で買ったサンドイッチが美味

昼を過ぎて、やっと動ける体感気温になってきたのでぼちぼち登る。
6台のサーキットをあれこれやってみたら、どれも足がツルツルで滅茶苦茶難しい。
1本には完全に敗退した。登りこまれた課題は恐ろしい。
5+のスラブだが、手ごわい

なんだか自信がぐらついたところで、ちょっと奥に移動。
7+8で★がついているChasseur de Prises(7a)をやってみた。
スタンドの7aはスリップして落ちて2回目で登り、SDの7c(こちらは☆)も数回でゲット。
やはり星付きは伊達ではない。面白かった。
が、ここは日陰でかなり寒かった。ということで、もうちょっと日が当たっていそうなFree Hug(7b)へ。
なんというか、ピンを抜いて投げると爆発しそうな見た目をしている。そう考えるとハグするも気が引ける。
Free Hug

立ちスタートは結構高い位置にスタートのカチがあり、それからひたすらモワッとしたスローパーで押さえどころに悩む。
一撃はできず、足運びを含めたシークエンスを結構練って登った。
折角なので、SDのFree Hug assis(8a)もやってみる。
2手増えるだけなのだが、7bのスタートへの合流がとにかくフルスパン。
「これは流石にすぐには登れないかな」と思っていたら、ホールドの持ち方とフットワークにカギがあることを発見。
一気にムーヴの精度が上がり、気温が下がってきたのも手伝って案外サクッと登れた。
あら、登れたましたわ

思いがけず、今ツアー最初の8台。なんだかすっきりした。

この岩の目の前に荷物を置いて登っていたら、どこからともなく小鳥が飛んできた。
手乗り文鳥かというくらい、ものすごく近くまで寄ってくる。
見た目はかわいいし、羽の色もきれいだし。
「食べ物を狙っている」「近くに巣があって、実は威嚇してきている」など諸説飛び交ったが、結局理由は分からず。

ぼんじゅー、むっしゅー、と話しかけてみる

最後に、少し奥のLa Baleine(7c+)にトライ。
そういえばPetit Boisというエリアにも全く同じ名前の7a+があって、10年前に登ったな。
当然、こちらの方が悪くて、頑張ったものの一撃はできず。
こちらは水平のルーフから抜けて、クジラの頭のような形状を抱えてバシバシする。
すでに結構ヨレていて、そこでこのタイプの課題はなかなかきつい。
ただ、このエリアにもう一度来る保証はないので「今ここで登らないと」という気がしていた。
最後は肩回りの筋肉がビリビリくるまで力んで、なんとか登れた。
La Baleine 7c+

日が傾いてまた極寒になってしまったので、暗くなる前に早めに撤収。

2/28  レスト
ここからツアーの最終日まで天気が良さそうだったけれど、気温も相当に低かったので、この日はレストすることになった。
前日のRocher Canonの寒さで、少し冷静になった感がある。

最後の3日間を全部クライミングに充てるため、この日はブローの街にお土産等々を買いに出かけた。
この日は火曜日で、またマルシェが開かれていた。
ボルダーグレードの名前がついたビールやら、美味しそうなチーズやら、いろいろと買い込んだ。
恐ろしく緑色のPESTOは上品なバジルの味

ファンタジーの世界に出てきそうな刃物でチーズを切ってくれる

街にあるFrederic Casselでケーキも買った

マルシェで買ってきて淹れたコーヒーと一緒に