2018年5月7日月曜日

記憶にございません

今年もGWが終わってしまいましたね。
社会人にとっての大型連休がどれほどありがたいことなのか、
2年目になって今更感じています。

さてさて。

壁建ての翌日は、ガチオさんを交えて大ザルと3人で今年初の不動沢へ。
ガチオさんが「マルチを教えてくれないと悪戯するゾ」と言ったかどうか、
あまり覚えていなけどとにかくそんな要望だったので、カーテン状壁へ行った。
ここに来るのは、実は10年以上ぶり。干支が軽く一周するくらいは経っている。
前回登った時は、たしかまだマルチを始めたばかりの頃で、
「〇友ルート」のスクイズチムニーでぼろ雑巾になったことだけ覚えている。
という、ちょっと苦い思い出のあるこの壁、今登るとどうなのか。

昔は左のバリエーションから登ったけれど、
今回はちゃんと「〇友ルート」のオリジナルラインから登った。
1P目は登るほどに傾斜が落ちていって、スプーンカットとダイクが快適なスラブ。
例にもれず、ランナウトだったけど。
続く2P目が例のスクイズチムニー。
ルーフ下をトラバースして真下から見上げてみると、結構威圧的。
でも、今回はどっちを向いて登ればいいか分かっていたし、
何よりこういうクライミングに慣れていた。
ほとんど無傷で抜けてホッとした。成長を感じる。
ガチオさんは狭いチムニーの中であっちへこっちへ向きを変えながら、
散々迷いに迷ってズリズリ上がってきた。
恐ろしいランナウトの最終ピッチを登って、ルートは終了。
3ピッチしかないけれど、今思えば実に不動沢らしい内容のルートだった。

まだ時間があったので、エンペラータワーで「ア・プリオリ」(5.11a)を登った。
これもかなり前に何度もリードしたけど、何度登ってもいいルート。
核心の微妙なジャミングも、以前に比べてだいぶ楽に感じた。
一時期集中してやったことは、なかなか忘れないものだ。
ガチオさんが観音開きからガバへのデッドを華麗に決めて登り、この日は終了。


昨日は、少女ふたり(と親御様がた)を連れてボルダーへ。
まずは会場エリアでアップがてら「日々の暮らし」(1級)を登ったりした。
「アップの仕上げに」と思って「美しき日」(二段)をリピートしようとしたら、
スタートホールドが悪くなったのかなんなのか、さっぱり引けず、1手目が取れなかった。
前に登った時はもっと掛かりがよかったような気がするんだけどな・・・
これだけたくさん人が来るようになれば、岩も変化しますよね、それは。
日々の暮らし

移動して、日が当たる前に「ミネルヴァ」へ。
久しぶりでとにかく指が痛かった。特に核心の右手。薬指が変形する。
半袖短パンになっても暑いくらいのコンディションだったけれど、
体は案外動いて、昨シーズン全くできなかった1手がちょっとしたことで解決。
でも、その先もまだまだ悪かった。
地面から繋げて登るしかない課題は厳しい。
それこそ、小さいカチを握り倒す状態ではなかったのだけど、
なんとなく解決の糸口が見えかけたところで、指の痛さに耐えかねて終了。
とにかく、進展はあったので、次回は涼しい時に本気トライしたいところ。
少女たちはフサフサ岩で遊んでいた模様

その後は皇帝岩に下った。こちらはしばらく頑張ったのでのんびり。
Ryoちゃんが宿題だった「フリークエントフライヤーズ」(初段)を登った。
どう登ったのか覚えていないので、2通りくらいのムーヴでリピートしてみた。
そんなことをしていたら、すっちゃんパパから「狸がいる」との報告が。
望遠レンズで寄れるだけ寄って見たら、狸ではなくアナグマだった。初めて見た。
フリークエントフライヤーズ


アナグマはうまく撮れず

最後に、「指人形」の岩へ。
少女が登る前にこれまた久しぶりの「指人形」(初段)をリピートして、
前回来た時(いつだ?)に登れなかった「むささび」(三段?)へ。
この課題はラインがどうもよくわからないのだけど、
「エンドロール」(二段)と同じスタートからダイレクトにハングを越えて、
「指人形」の方へ天井下をトラバース、最後はランジに合流、というラインでやった。
前回苦戦した(ような気がする)下部は案外すぐに解決して、
横向きの振られなかったランジも数回で止まって、登れてしまった。
なんだか想定よりも早く登れてびっくり。
少女ふたりは大人に混じって「指人形」にトライ。
最後はRyoちゃんがピンピンに伸びきってダブルダイノを止め、ゲット。
よくあんなに腕が伸びた状態で止まるな、という感じだった。


思いがけない成果もあったりして、短いけれどそこそこのGWだった。
今年はほとんどやっていないけど、もうボルダーの時期は終わりで、
また不動沢通いの季節が始まる。

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