2018年8月7日火曜日

sure

世間から周回遅れくらいで、夏休みがやってきました。

昨日はいましさんと弁天へ。
どこへ行こうかと考えて、結局ここに来てしまうわけで。
が、出発して高速をかなり走ったところでロープを忘れたことに気づいた。
「まじか」「マジカ」
「どうしましょう」
「戻るしかないでしょう」
ということで取って返して、1時間半くらいロスして瑞牆へ。
なんてこったい。

不動沢の駐車場は今回もいっぱいだったけれど、弁天にはまた誰もいなかった。
摩天岩にも不動岩にも人がいたようだけれど、それだけで量にはならんでしょうに。
一体皆さん、どこに行っているのでしょうね。

それはさておき、いましさんの要望もあり、「グリーンベレー」を登った。
弁天に来るようになってから、監督はずっとこれを登ってみたかったんだそうな。
前に「オフセットのカムいいですよ」と勧めたら、
今回はオフセットのマスターカムをいくつも揃えてくる気合の入りっぷり。
それを実際に使ったかどうかは置いておいて。
アプローチ的な初めのトラバースは僕が登って、
オリジナルの1P目と2P目をいましさんがつなげて一気に登っていった。
なにやら、走馬燈を見るくらいにパンプしたらしい。
3P目のワイルドなチムニーは僕が登って、とりあえず「グリーンベレー」は終了。

と、ここでいまし監督が「あれ登ってみていいですか」。
「風穴クラック」の裏側にあたる「菊之助」(5.10b)が目の前にそびえていて、
それを見たらどうにも気持ちが収まらなかった模様。
折角なので、登ることにした。
監督が後半のセクションで玉砕して降りてきたので、回収も兼ねてリード。
基本はハンドだけれど、結構がたがた変化しているので、案外ジャミングしにくかった。
日に焼かれた岩がかなり痛かったものの、おいしく一撃。
グレードをよく知らずに登ったのだけど、あとで10bと聞いて、まあ納得。
面倒なアプローチも多少グレードに加味されている、気がする。
「風穴クラック」に比べて脚光を浴びることがほとんどないルートだけれど、
露出感があり、ピークに立てるし、プロテクションもよく効いていいルートだった。

「あみだくじルート」から下降して、残った時間は大ハングの掃除の続きをした。
フィックスを垂らす位置を調整したりして、今回は上から掃除してみた。
問題となる2メートルのブランクを、ドキドキしながら磨いた。
「ポケットの一つでも出てくれば」と期待したけれど、
結局大したホールドは出てこなかった。
「こんなので浮けるんですか」というホールドしか出てず、頭を抱えたくなった。
そこまでのパートは完璧にホールドが繋がっていることが確認できただけに、
このたった2メートルが恐ろしく遠い距離に思える。
「浅い1本指でもあれば」「もう5度傾斜が緩ければ」
そんなことを思う。
とりあえず、他の部分も磨いて、掃除はルートの6割くらいのところまで終わった。

前日にジムでちょっと頑張ったせいもあって、取りつきに戻った時にはクタクタ。
早くも眠気を感じるくらいだった。


不思議と、帰宅して1晩経って思い出してみると、
「ひょっとしたら出来るのかもしれない」と思えてくる。
でも実際に岩を前にすると、また「こんなの出来るんかいな」と感じる。
この先、当分は、その二つの間を行き来することになりそうだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿