2014年1月4日土曜日

13⇒14

あけましておめでとうございます。
2014年になりましたね。
アテネオリンピックからもう10年なのか・・・

年末は、山岳会の冬合宿に行っておりました。
今年度の冬合宿は、神岡新道から黒部五郎岳を目指しました。
結果から言うと、敗退。
途中の北ノ俣岳で折り返し、予備日を消費することも沈殿することもなく年内の下山になりました。

26日に入山し、3日目まではずっと雪。
積雪は「流石は飛騨側」という感じで、終始腰を越えるラッセルが続いた。
久しぶりにしっかりラッセルしました。
3日目に北ノ俣の避難小屋近くでTSして、今後どうするか皆で話し合った。
天気は以前として悪そうで、北ノ俣岳を越えるのかピストンで折り返すのか悩んだ。
このルートはエスケープがないので、ここが一つの進退のポイントだった。
行ったらツボる。下山もかなり日数がかかる。
その時はそう感じて、撤退を決めた。

でも翌日から予想に反して冬型が緩み、穏やかな天気が続いた。
まぁ、言ってしまえば天気図が読めていなかったわけで。
北ノ俣岳の山頂はガスの中で、寒気が入っていたせいでかなり寒かったけれど、
アタックは滞りなく進んで快適なピークハントだった。
翌日にはテントを撤収して下山に入り、避難小屋から3日かかると思っていた下山も2日で済んだ。
天気は穏やかでも、心中は穏やかでなかった。
ただ悔やまれた。
何がと言えば、全体のためにも自分のためにも「攻め」の決断が出来なかったことだ。
リーダーとして慎重になることと、臆病になって萎縮することとは違う。
今回決断を下すにあたって、いろいろと理由を並べてはみても、根っこにあったのは自分の臆病さだった気がする。
結局何がしたかったのか曖昧なまま、今年の冬合宿は消化不良で終わってしまった。

自分がこの先何を目指して、何がしたくて、そのためにやるべきことは何か。
いつの間にかそれと忘れていたのかも。

見直さなくてはいけませんね。


で、年が明けて、昨日は大ザルと遠山川で初登り。
シューズを持ってきていなかったので、サル左衛門のおふるを借りて行った。

最初に今シーズンまだ行っていなかった下流から。
馬鹿犬岩に巨大な流木が立て掛って、「火星から来た変態」はトライできません。
TT岩がまた水没して、となりにあった「オットセイマントル」の岩が倒れていました。
下地があれば新ラインが引けるかも。
あとは例年並みです。
アップを適当に済ませて上流へ。

大ザルが「今年こそアンバマイカ」というので、その観戦。
その合間にいろいろとギリギリな「天照」にトライ。
2手目以降で落ちると川の中に落ちることになりそうですが、1手目が出来ないので問題なし(?)
大ザルは核心まで繋がりそうなトライが出てきていい感じ。まだまだ上を目指してるんですね。

下山後の暴食のわりに体が動く感じがしたので、中流に戻って「ヒロバテス」。
やっぱり1手目でぼてぼて落ちるけど、それが決れば後半まで繋がる感じ。
借り物の靴では後半のシビアな足使いが上手くいかず、今回も「森の人」でスリップ落ち。
それからどんどんヨレて高度が下がり、今回も御持ち帰りに。
ここからが遠い

そんなこんなで初登りは微妙でした(これは例年通り・・・)
今年はスタートダッシュ出来ませんが、春休みに入るまで頑張ります。

昨年大きなプロジェクトを一つ登ってしまったので、今年は新しい目標を探すところから。
ルートもボルダーも、スポーツもトラッドもアルパインも、メインの方針は変わらず「開拓」です。
新しいものを探すのって、なにより面白いですから。

今年もよろしくお願いします。

WADE

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