先週に入っていきなり冬みたいに寒くなりました。
が、先生に聞いてみたらこの辺は雪がほとんど降らないらしい。
去年は2回しか降らなかったとか言っていたけど、さて、今年はどうなることやら。
ジムで知り合ったエドゥが「土曜日に日帰りでAlbarracinいくぞ!」と誘ってくれたので、
条件反射的にハイテンションな返事をした。
その連絡をもらったのが授業前の教室だったのだけど、
周りが賑やかいのをいいことにひとりで声を出して喜んでしまいました。
三度目の正直だ!
エドゥはアルカラに住んでいるので、学校の前まで迎えに来てくれた。ありがたや。
Albarracinまでは片道3時間弱のドライブ。
その間果たして話が続くのか少々の不安はあったけれど、
前日よく寝たしテンションも高かったので、話はあちこち分岐しながら盛り上がった。
エドゥは僕の通う学部の卒業生(しかも数年前)なのだそうで、
在学中はスロバキアに交換留学したらしい。
その他、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、タイにも行ったことがあるとか。
仕事で行ったらしいのだけど、何の仕事をしているのかは謎。
強面で声が低くて凄味があるのだけど、いい人です。
僕と同じくクライミング動画を漁るのが好きらしく、Nalleファンだとのこと。
ちなみにMonolithic Blockの動画も観てくれたとのこと。やりましたよいましさん!
前置きが長くなったけれど、昼前にAlbarracinの村に到着。
ここの砂岩を使った赤っぽい建物が印象的。
時間がないので迷路みたいで素敵な中心地までは行けなかったけれど、
Dosage VでJason Kehlがぴょんぴょんしていた城壁は見えた。
エドゥおすすめの小さいパン屋と向かいにあるスーパーで買い物をしてエリアへ。
Albarracinはスペインを代表する砂岩のボルダ―エリアで、歴史は割と浅く10年くらい。
起伏のあまりない松林の中に赤茶っぽい独特の色をしたボルダ―がごろごろ。
砂岩ということでまずフォンテーヌブローみたいな岩を思い浮かべたけれど、
ブローとはちょっと質が違うようだった。
一番の特徴は、キノコ状のルーフが大量にあることかな。
今回まず行ったのはTechosというセクター。Techoというのはスペイン語でルーフのこと。
その名前の通り、ルーフの課題が多い。
不時着したUFOの群れ、というか、折り重なる煎餅の山、というか、とにかくそんな感じの所。
看板課題を見て回って、易しい課題の多いところでアップ。
この真ん中の7a+がやたらと悪かった
アップが終わったところでエドゥがトライしているEclipse(7b)に移動。
これもこのエリアの看板のひとつ。
ルーフの真ん中からスタートして、左の木の方へ抜けるのが7b、
写真手前の方に抜けるのがバリエーションで7c。
7bは見るからに一撃できそうだったので狙ってみたらやっぱりできた。
実はFLの最高グレード更新だったりして。
マントルの時にズボンがどこかに引っかかったらしく、膝に巨大な穴が開いた。OMG。
続いて7cの方もやってみると、こっちはしっかり悪い。
核心のムーヴをバラすのにちょっと時間がかかったけど、
繋げたら1発でできた。
ルーフは苦手だけど、できてよかった。
エドゥは背中から落ちた時にマットの隙間から出ていた石にケツを打ったらしく、痛そうだった。
続いてこのエリアで一番有名なCosmos(8a)へ。
このハングのど真ん中
150度くらいのハングにいい感じにホールドが続いていて、大穴にダブルダイノという課題。
核心のスロットカチが磨かれ過ぎてツルツル。だんだん大きくなっているらしい。
この一手からが悪い
スロットカチは何度かやるうちにだんだんスタティックに取れるようになってきたけど、
ランジの振られが半端じゃないのでどうも止まらない。
本当は左手を寄せてこないといけないのだけど、なんだかうまくダブルダイノにならない。
他のセクターを見に行きたかったこともあって、ちょっと早めに切り上げた。
最後のトライで左手が入りかけたので、次は止まるか・・・?
一番大きなArrastraderoというセクターへ移動。
Albarracinのハードな課題はだいたいここかTechosに集中している。
El Varano(7c+/8a)をやろうかと思っていたけど、高いルーフで怖いので、
他にやっている人がいるEsperanza(8b)をやることにした。
スタンドはスローぴーな6c
スタンドはマントルでちょっと迷いながら一撃して、早速SDをトライ。
これがまぁ、とにかく悪い。
「こんなの持つんかい」という感じのスローパーエッジ地獄をこなしてから、
スタンドにつなげるところで凄い態勢の肩力全開ムーヴ、という感じ。
今回は前半の地獄パートを抜けられず。
まぁシーズンは始まったばかりだし、気長にやりますか。
暗くなる前にArrastraderoのハードな課題を見て回って終了。
ここはTechosと違ってフェースやカンテが多め。
Zartaco(8a+)
Quimera (8b)
指皮はそんなに減っていないけれど、体の他の部分が疲れている感じがあった。
エドゥは「そこがいいんだ」と言っていた。
Albarracinは目標になりそうなハードな既成課題が山のようにある上に、
まだ発展途上のエリアなので新しい課題がどんどん出来ているところでもある。
つい最近も新しい8b+が初登されたんだとか。
機会があるかどうか分からないけど、開拓者精神がうずきます。
今回のわんちゃん
Cosmosのトライの合間に散歩していたら出くわした。
遊んでほしそうにしていたので松ぼっくりを投げてやったら大喜び。
ただ、拾って持ってくるのはいいけど一向に渡してくれない。
他の松ぼっくりを投げるとそっちを追う。
次から次へ投げていて、気付いたらこんなことに。
なにがしたいんだお前。
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