2017年1月30日月曜日

リハビリテーションとリービテーション

響きが似てるな、というだけで、特に意味はありません。
というかちゃんとリービテーションをしたことも、実はありません。

昨日はE川さんとアラカワ、大ザルと、瑞浪に行ってきた。
岩場のことは前から知っていたけれど、行くのは初。
ツアーに行く前に花崗岩のクラックを登って、その感触を確かめておきたかったわけで。

恵那のインターを降りてしばらく行った辺りでちょっと迷った。
岩場は見えているのに、これ、どこから入るの?となる。
一昔前に通っていた大ザルの記憶は曖昧なので、近頃一度だけ来たアラカワくんのナビで探す。
同じところを2回くらいぐるぐるして、やっと道を発見。

展望台のあたりに行ったら、大ザルも徐々に思い出してきた様子。
「こっちがコレで、あっちがアレで」と解説していた。
とりあえず出来るだけたくさん登った方がいいので、「新人クラック」から始めた。
トポを見ていないのでグレードはよくわからないけど、5.10aくらいだった気がする。
見た目のわりにジャミングがしっかり効くので、案外素直。
思い切って動いたらあっけなく終わってしまうのが残念。
トップロープでアラカワを登らせたりして、次は「秀則コーナー」(5.8)。
これは見た目よりもちょっと悪かったけど、まあ快適。気持ちのいいフィンガーだった。

で、やっと本題その1、「イヴ」(5.11c)にトライ。
トライしている人がいたので、そのあとに続いて恐る恐る取り付いた。
正直、白髪鬼以外でエイリアンの青を真面目に使うとは思っていなかった。
核心手前にばっちりフィンガーが効くところがあって、
その直後でクラックが閉じてきてジャミングは一切受け付けてくれない。
なので、固め取りであとは突っ込む。そりゃそうだよね。
核心のど真ん中でちょっと行きつ戻りつしたものの、結局強引にねじ伏せてしまった。
クラックというより、ボルダーの動きだった気がする。あまりいい動きではなかったかな。
とにかく、強引さ丸出しだったもののフラッシュ。

その後、大ザルが一言、「じゃあ、次はクライムダウンだな」。
なんでも、当時トレーニングと称して登ったり下りたりまた登ったりしていたそうな。
ということで、トップロープでやってみたら、
登りはできたものの下りの最後でスリップして落ちた。
だからどうということはないんだけど、微妙に悔しかった。

大ザルがトップロープで「イヴ」を登るのをビレイして、本題その2、「アダム」(5.11b)に移動。
こっちの方がクラックは太いので、「イヴ」よりは愛想がよさそう。
ひとしきり眺めて、カムを選んでいざオンサイトトライ。
これも短しい系なので、カムを固めて一気に核心に突入。
ガビガビの岩質のせいで指が抉り取られような痛みがあるけど、ジャミングの効きはいい。
痛みで呻くような声が出たけど、足元の微妙な結晶を拾って無事オンサイト。
あと10メートルこれが続けば、本当にいいルートなんだけどな。

E川さんとアラカワがトップロープで「アダム」にトライして、最後に「ひばりチムニー」へ。
ヒールトゥから始まって、Tスタック、バックアンドニーに続くチムニーで、もちろんノープロ。
いや、ここにボルトが打たれていたら、それこそ興ざめですよ。
久しぶりにズリズリして、いい具合にあちこち擦り傷を作って、気分はすごく充実した。
大ザルは「瑞浪で一番いいルートだと思う」と評して歩くように登っていった。
E川さんがボロ雑巾になりかけながら抜け、アラカワはえらく楽しそうに登っていった。
「オレ、こういうの苦痛じゃないっす」とかなんとか言っていた。
右の岩のワレメがアダム、左の岩のワレメがひばりチムニー

ちなみに「アダム」はリピートせず。だって痛いじゃないですか。

差し当たり、「アダムとイヴを一撃できれば」と考えていて、その目標は達成したので、
今回はこれで結構満足でした。
今日はこの前エッジに設定させてもらったジャミング課題をギリギリ登って、
少しずつ、イメージは良くなってきているようです。
弱り切った指皮はまだまだ戻ってきませんが。

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