2021年6月26日土曜日

奥多摩の梅雨

今年の関東地方の梅雨入りは、記録的な遅さなのだとか。
夏本番はまだ先だというのに、晴れれば地元の真夏に近い暑さ。
先が思いやられる。

先週、平日切符を切って、なんと御岳に行った。
前に来た時はたしか高校生だったから、十数年ぶり。
当然梅雨入り後なので前日は雨、当日の天気もそこそこ怪しい。
ということで昼くらいに出てゆっくりエリアへ。
あちこち見て回ったものの、日向⇒灼熱、日陰⇒ジメジメorビショビショ。
乾きが良いという忍者返しの岩にはそもそも行く気がなかったので、
近場でわりとマシだったロッキーボルダーで登ることにした。

高さの割には下地が微妙な課題が多いので、先行者がいたオプティミスト(初段)からやる。
ハングボードをニギニギしただけではアップが足りず、染み出して濡れているホールドもあって結構ハマった。
トップアウトまで行ってヌメりと湿りで挫けて後ろの木に掴まったりもした。
その次のトライでめちゃくちゃチョークアップしながら登った。

続いてエゴイスト(初段)。『in Tokyo!』で初登シーンを見て笑ったのが懐かしい。
最近導入した扇風機で多少周りの空気は動くものの、明らかに淀んでいる。
そこら中にでかいカタツムリも這っている。これが関東の梅雨なのか。
下部のムーヴは何通りかあるらしいけれど、ヌメって仕方ないのでランジで解決。
上部のダレたエッジにビビって何度か飛び降り、使うホールドを変えたらできた。
超エゴイスト(二段)はスタート辺りの湿気が尋常ではなかったのでパスして、次は遥(二段)。
これも中間のスローピーなホールドがこのコンディションでは持てないか、と思いきや、
ハイステップに入ってみるとこれが案外持てることが分かってさっさと登れた。
辛いとの噂があるエゴイストよりも、というかオプティミストよりも簡単に感じる。
そんなはずは・・・と思っていたのだけれど、どうも後半のラインが違ったらしい。
リップ下に明らかに左手で誘われる縦ホールドがあり、それに入っていたのだが、
それは使わず、もっと右のエゴイスト寄りに抜けていくのが正規(?)のラインのよう。
限定なのか別ラインということなのか、どうなんだろう。釈然としない。
グレードはさておきムーヴは面白かったので、まあよしとする。

スタートが遅かったのでだんだん暗くなってきたけれど、最後にin Tokyo!(三段)。
これもかなりの湿気を感じる。というか、ホールド以外はほぼ濡れているように見える。
扇風機の風を当てたりして気持ち程度に乾かしてみてからトライ。
初めのトライでいきなり核心らしい左手のエッジが止まった。が、その次で落ちた。あらー。
上のムーヴを少し確認して、繋げたらその後数回でまた左手のエッジが止まり、そのまま登れた。
もしかしたら経験した中でもワーストかもしれないこのコンディションで、
こういうカチ課題が少ないトライで登れたことにかなりびっくりした。
これは乾いた時期に真面目に一撃を狙うべきだったか。今更仕方ないけど。
短時間でも予想外にいろいろ登れたので結構満足して帰った。

今日も相変わらず、前日は雨⇒当日は曇りの空模様だったので、奥多摩方面のマニアックなエリアを見に行った。
奥日原とか鳩ノ巣とかを見て回ったものの、乾いている岩はなし。当然か。
外のボルダーで成果を期待できる時期はまだかなり先らしい。
やっぱり夏は山奥に引きこもるしかないのか。

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