2021年12月6日月曜日

シーズンの終わりと猿

土曜日は今シーズン最後かもと思いつつ瑞牆へ。
前回行って以降、天気が一気に冬に変わり、小川山も瑞牆も雪が降った。
その時降った雪は融けたものの、寒さは冬本番のそれ。
とはいえ短かった今年の秋シーズン、課題の解決の糸口くらいは掴んでおきたかった。

遅めの時間に行っても駐車場はガラガラ。やっぱり皆さん来なくなりましたね。
皇帝岩でアップするも、とにかく寒すぎる。温度計を見ると4℃。
湿度は低くてパリパリだけれど、寒くてろくに体が動かない。
高き御座は繋げてトライしている人がいて、ちょっと割り込むには気が引けたので、
アップもほどほどにして先にほうとうへ行くことにした。

ほうとうは今回も誰もいない。
今シーズン再登されたことは知っているけれど、それにしては誰にも会ったことがない。
指の皮はベストではないもののそれなりにあるので、下部の解決できていないムーヴから。
やっぱりランジで出るときの引き手がかなり痛いし、十分に引けていない感じ。
それでもいろいろ試しているうちにそれらしい持ち方が分かってきて、
今回はこれまでで一番ランジの距離が出せた。
何度か取り先のホールドに体重が乗ったので、このムーヴはやり込めば止まると感じられた。
結局今回は止まらなかったけど。
持ち方が分かっても流石に指が限界になったので、
ランジを止めたところからマントルまでのムーヴの練習に切り替え、
最後はランジ以降のムーヴが上まで繋がった。
ここからやれば二段か二/三段くらいか。
孤独な戦いはつづく

来シーズンに向けて少しずつ兆しが見えてきた、気がする。
ランジを止められるようになったらあとは繋げる力の問題、という気もする。
ともかくやることの方向性は見えたので、一応の収穫はあった。

寒くてしんどくなってきたけれど、皇帝岩に戻って御座もやった。
こっちは上部の足上げまで何度か行ったものの、毎回スリップして派手に落とされた。
今シーズンは出来るだけ早くスタンドの部分を解決して、と考えていたのに、
結果はスタンド部分も解決できず。
つくづく現実は厳しい。
一手一手の保持感やブラインドでの足上げなど、高き御座はかなり繊細な課題らしい。
かと言って一度感覚を掴んだところでその後ムーヴの再現ができるか、となるとそうでもなさそう。
これはまだまだ繋がるイメージが湧かない。

寒すぎるからか、首筋がガチガチに凝り固まって頭痛がし始めたので、
時間は早かったけれどここまでで撤収した。
ほとんど逃げ帰ったような状態。
ここまで苦いシーズンの終わりはちょっと過去にないぞ。


日曜日はあさこさんと野猿谷へ。
流石に甲府よりで標高が少し低いだけあって、寒さは瑞牆よりもかなりマシだった。
指がボロボロだったので、あまり難しい課題はやらず、のんびり回った。
東橋の近くでアップして、ベルベットモンキー(2級)はびびりながら一撃。
とりあえず入ってみた体勢が案外正解だったらしい。
これはかなりの名作。ロクスノの記事で書かれていただけのことはある。
隣の岩の猿人形(初段)は一撃を逃した。ちょっともったいなかった。
その後上の方にあるゲットワイルドモンキー(1級)とかを登って、
4番のエリアの広場っぽくなっているところでも少し登った。
鏡面ダイク(2級)はサイズで得しているのかかなり楽に登れたけれど、これもかなり面白かった。
下手したらシューズを履かなくても登れるかも、と思ってやったら本当にできた。
とにかく童心に帰れる感じで秀逸。おすすめです。
近くにあった三猿(初段)は指が痛すぎて登れず。
最後に以前来た時にちょっと触ったモンキーガール(三段)をやったら今回もできずに終了。
どうも夕方になると、湿度が一気に上がってくるらしい。
川原特有の現象だろうか。
この日一番盛り上がった課題


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