2021年12月14日火曜日

リバーナ

皆さんはリバーナというのは何かご存知でしょうか。
僕は全く知らず「遅れてる~ぅ♪」とからかわれました。
そもそも「遅れてる~ぅ♪」という表現も古いような。


この週末はちょっと遠出して、あさこさんとナバリへ行った。
前に行ったのは1年半ほど前。そのときの宿題は回収できるのか。

初日はゆっくりめに到着して、屏風。
岩場に行くとそれなりに人がいたが、どうもこれは少ない方(?)らしい。
アップでブロードバンド(5.10a)を登ったら早速やられかけた。必死で登った。
いや、たしかに動きは10前半くらいな気もするんですけどね...
つづいて前回も登ったマシュマロマン(5.10a)を登って、一応アップ終了。

宿題その1、モスラパワー(5.11c)に取りついたのはもう14時すぎだった。
前回2日目の最後にやって残り数手で燃え尽きてしまったのがこのルート。
下部の狭いコーナーに入るところで、今回もまたもじもじ。OSトライと変わらないぞ。
そのセクションをなんとか越えて、テラスでレストしてから上部の長い核心に突入。
クラック本を読みこんだ後だ、ジャムをどう決めるべきかすべて分かるぞ!
と言いたいところだけれど、それほど甘くないのが岩。かなり必死で押し切ってRP。
ともかく、前回よりは進歩が見られたような気がする。


二日目は明け方に雨が降って、どうなるか微妙だったけれどまた屏風。
クラックの中はしっとりしている(ところどころ濡れている)けれど、案外無事だった。
傾斜はなくても、ここの壁は比較的雨に強い、らしい。
あさこ式アップ法を教えてもらい、エリアの奥の方にある短いルートを3本続けて登った。
最後に登ったサーフライダー(5.10d)はじめじめのフィンガージャムで落ちそうだった。
次にパンドラ(5.11a)をやって、これは気合を入れてOS。
かなり明確な核心があって、なんだか瑞牆のクラックを登っているようだった。

そしてやっとこさ宿題その2、いかさま師(5.12b)にトライした。この時点で15時過ぎ。
前回はハングを越えて核心に入ったところであっという間にやられた。
で、今回もまたハングを越えて核心に入ったところであっという間にやられた。
そもそも2日目の一番最後にやるようなルートでないことは、薄々分かっていたわけで。
それから必死こいてジャムを決め、痛むつま先を捻じ込み、
最後にはボロボロにヨレすぎて手繰り落ちしそうになりながら、形だけはトップアウト。
前回より少しだけ、足が滑らなくなって細切れにムーヴをこなせたこと以外は進展なし。
回収して降りてきたら、時間は16時半を回っていた。あさこさんすまぬ。
終わった直後の感想は、「これが登れる日は来るんだろうか」。
登りながら心の中で「この下手くそォ!!」と何度叫んだことか。
メンタルまでぼこぼこにやられてしまったけれど、このまま終わるのはあまりに情けないので、
必ず回収しに行くぞと決めつつ、這う這うの体でエリアを後にした。

最近ぼんやりと描き始めた次の大きな目標のためには、あのルートは絶対に登っておかなければ。
トライするかしないか、腰が引けてしまうくらいビビっている自分がいたし、
それを誤魔化してトライした結果は笑ってしまうくらい歯が立たなかったわけだけれど、
それでもビビりの壁を格好悪くても這い上って手を出したことそれ自体には価値がある。
そう信じたい。

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