2023年4月15日土曜日

いま、ひとたびの

昨日、monolithic blockの新作『HUMBLE』が公開になりました。

今回はいつにもまして、いまし監督に長いことお付き合いいただきました。
制作の初期段階から新しい試みをあれこれとやりつつ、多忙な合間を縫って遂に完成。頭が下がります。
過去作では、インタビューを撮るときにはその場で浮かぶものに任せていることが多かったですが、今回ばかりは言葉選びを相当に悩みました。
時間はかかりましたが、こうしてきちんと形にするために必要な時間だったのかなとも思います。

一度口から出てしまえば、その言葉を作り変えることはもうできません。
どう受け取り、何を思うかは、受け取る人に委ねられます。
物事を表現するというのは、すべからくその宿命を負っているのでしょう。
この作品が観た人の中に残すものは、熱なのか、ささくれなのか。
いずれにせよ、素通りすることなく、何かを感じてもらえる作品であれば幸いです。

2 件のコメント:

  1. 完登の迫力ある映像も良かったけど、やっぱり渉のナレーションがとても良かったなぁ。身の丈を知るってなんとなくネガティブな言葉だと思っていたけど、渉が言うのは全く違った。渉なりにクライミングと向き合い、最後の完登が色々な苦悩から解放される瞬間を気持ちよく映し出してたね。とてもいい視聴体験させていただきました!

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    1. ありがとうございます。身の「程」なのか「丈」なのか、たった一字で大違いだと思っています。

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