9月に入り、少しずつマシなコンディションで登れるようになってきた。
...と言いつつ、登れたのはたった数日。まあ登れなかった理由は多々あるのだが。
9/6 小川山 八幡岩新エリア周辺
あさこさんは北海道に出かけて不在だったので、コミネム先輩を誘って久々の小川山。
前日まで台風が来ていたので、乾きが良さそうなエリアということで最近人気の新エリアに行ってみた。
小川山としては少し長めのアプローチ(でも慣れればそうでもない?)を上がっていくと、流石に混んでいた。
それでもルートの本数もグレードの幅もあるので、退屈はしなかった。
アップで5.11の前半を登り、すでにカンカン照りのひじき(5.12c)もOS。
NPとのミックスでボルト間隔も遠めなのであまり人気はなさそうだったけれど、
やってみると使えそうで使えない溝をひたすら使っていく渋い面白さがあった。
次にすぐ右面の生ハム(5.13a)もやってみた。
5.12bだ、いやいや5.12cだ、とかいろいろ噂を聞いていたけれど、結構気合を入れてこれもOS。
実際ムーヴが分かれば5.12cくらいだろうか。グレードのことはさておいて、内容が結構多彩で面白かった。
裸で生ハムを味見するコミネム
コミネムが生ハムをべろべろ舐めまわすのをビレイして、それから少し離れたところにある涸沢5峰にも行ってみた。
北杜界隈の知り合いが大勢いた。なんだかLOKUBOKUに来たみたい。
ちょうど開いていたザ・ワールド(5.13a)をやってみる。
中間部のハング越えがいかにも核心という見た目。チョーク跡はあまりなかった。
生ハムよりもだいぶ慎重に登っていき、核心は一か八かのデッドを出したら止まり、
上部のスラブも急がず焦らず大事に足を拾って、これもOSできた。
ザ・ワールド
また八幡岩方面に戻って、コミネムが生ハムを完食(RP)。
薄暗くなる中、最後にエリアの看板ルートの時の輪(5.13a)をやった。
強度が高くムーヴも詰まっている中間の核心で撃沈して、それから1テンでギリギリ抜けた。
1日の疲れというよりも、単純に時の輪が生ハム、ザ・ワールドよりも難しい。
個人的な体感は、生ハムが5.12c、ザ・ワールドが5.12d、時の輪が5.13aという感じ。
この日の八幡岩周辺は、乾いた風が当たって気持ちが良かった。何よりヌメらない。
よく乾いた岩で丸一日登れたのは久しぶりだった。やっぱり週末はこうでないとな。
9/7 瑞牆 ボルダーサーキット
八幡岩の翌日はコミネムが先約ありとのことなので、ひとりでサーキットをすることにした。
新トポがあるのだし、どうせなら初見の課題を増やそうと、四の谷から三、二、一の谷へと回っていくプランを立ててみた。
8:30 四の谷の下流部からスタート *は過去に登っている課題
<四の谷>
箱舟 4級 2トライ
かたふり 5級 1トライ
縁 4級 1トライ
ムリーヤ 2級 1トライ
天鳥船 4級 1トライ
天をゆく鳥の船 4級 1トライ (下地が川で緊張した)
バモス 4級 2トライ
アスタラビスタ 3級 4トライ (敗退するかと思った)
祭の花(限定なし) 3級 1トライ *
村祭り 5級 1トライ * [10]
青い人 2級 3トライ
木鶏 3級 2トライ
木馬 2級 3トライ
木魚 3級 4トライ
セルロース 5級 1トライ
ティンバーヤード 初段 1トライ
ゆりかご 5級 2トライ
木霊の宿 5級 2トライ
日陰蔓 5級 1トライ
ひより坊 5級 1トライ [20]
直立猿人 4級 1トライ
縄文BABY 4級 1トライ
樹がズミの木の瑞牆 2級 3トライ
酒飲みの袈裟 3級 1トライ
磨かぬ鏡 4級 1トライ
枕草子 4級 1トライ
ちはやふる 2級 1トライ
矢数俳諧 3級 1トライ
夜行列車 1級 3トライ
狛犬:阿形 1級 4トライ [30]
ヘルハウンド 1級 5トライ⇒敗退
ルヴァ 1級 2トライ
シルバーロッド 3級 3トライ
魔笛 2級 2トライ
ピアノ 初段 3トライ
アップライト 4級 1トライ
ソフトタッチ 3級 5トライ (埃が積もっていたせいか、とにかく悪かった)
調律 1級 3トライ
<道の辺>
ニューロン 2級 2トライ
ミリエン 4級 2トライ [40]
プーマ 4級 4トライ (実質、離陸して一手の課題で、しんどかった)
トレムナー 1級 5トライ⇒敗退
<三の谷>
ユーフォロジー 2級 5トライ⇒敗退(フリクション系で何もできず)
アダムスキー 2級 2トライ
UFO少年 初段 5トライ⇒敗退(できる気がしなかったが、やっぱりできなかった)
雨夜の月 2級 2トライ
金色夜叉 3級 1トライ
貫一お宮 5級 1トライ
てんぐのはうちわ 4級 2トライ
蝉時雨 1級 1トライ * [50]
日暮左 2級 1トライ *
インタシン 3級 1トライ *
カルカド 3級 1トライ *
日光浴 5級 1トライ *
まずまずの日 4級 1トライ *
普通の日 初段 1トライ *
日々の暮らし 1級 2トライ *
チャリチャリくん 3級 4トライ *
瑞牆レイバック 3級 1トライ *
夜を待ちながら 2級 2トライ * [60]
百里眼 1級 1トライ * (透視4級はスズメバチが飛んできたのでやらずに退散)
ハリネズミ 2級 2トライ
18:10 終了
計算はしていないけれど、そこそこの割合を初見の課題にしたことでやはり強度は上がった。
相変わらず蒸し暑いコンディションでも、ティンバーヤードやピアノを登れたことはよかった。
ただし、これらはフリクション系ではなく動き系なので、ちょっと毛色が違う。
むしろ見た目は地味な保持課題が登れたりすると、より自信につながるのにな、
とかなんとか、自分で選んで作ったプランにもっともらしいコメントをしてみたりする。
実際、気持ちよく登れたのは最初の20本くらい。あとは3級でも必死だった。
62本トライして58完登というのは少なく感じるが、登り終えてから埼玉まで下道を運転して帰ったことを思えば、
「そうは言ってもよくやっている」ということにしないと浮かばれない。
花崗岩の登攀マイルはまた確実に溜まってきている。
この土日で、条件が整えば力が出せることは確認できた。
あとはツアーの出発までにそれを発揮する日が1日でも多くあることを願うばかり。
(...と書いたはいいものの、それからまたあまり登れない日々が続く)
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