11月21日 レスト
雨。一面ガスの中で、また車中で軽く朝食&コーヒー。
町に下っても特にやることはなく、Stater BrosとWalmartをハシゴ。
それからなんとなくHigh Desert Nature Museumに行ってみたりして、帰ることに。
しかしまだまだ雨模様。こんな天気でキャンプに戻っても夕飯づくりが億劫だな、となる。
29 PalmsのAdministration Officeで水を汲むついでに、あさこさんが「ここにもWiFiあるで」とつなぎに行く。
そこで窓口のおばちゃんにダメもとで聞いてみたところ、「敷地内のピクニックエリアで料理してもいいよ」と言ってもらえた。
行ってみると屋根と壁があって、テーブルと椅子もちゃんとあるので、びしょぬれのキャンプ場よりはるかに快適。ありがたや。
「とりあえず聞いてみよう」という心構えは道を開くなあ、と感心した。
11月22日 レスト
また今日も雨。ガスの中。こんなに天気が悪いJoshua Treeは初めてだ。
一目散に車に乗ってAdministration Officeまで下り、ピクニックエリアで朝食。いやはや快適。
あとは昨日とほぼ同じ...になると思いきや、ちょうど感謝祭に当たったからか、そこら中に露店が出ていて寄り道が捗った。
露店巡りの合間にJoshua Treeの交差点近辺で面白い雑貨屋も見つけ、土産物をあれこれ購入。
昼から夕方までWalmartでひたすらWiFi難民をして、いよいよ行く所もやることもなくなった。
そこでふと、Joshua Tree周辺のシャワー情報を調べてみた。
Stingrayに通ったころはCoyote Conerでシャワーが浴びられたけれど、今は使えなくなってしまって大きな課題だった。
で、しばらく調べているとGoogleマップには出ていない5ドルのシャワーを発見。
どうやらクライマー向けの宿があって、シャワーだけの利用もできるらしい。
予約が要るそうなのでInstagramのDMを送ってみると返信あり。
これで帰国前にシャワーを浴びられることになった。
あとはまた、Administration Officeに行って夕飯。
Stater Brosで買ったハム(角切り)の切れ端詰め合わせがやたら美味く、これはアタリ。
Joshua Treeも4回目だけれど、いろいろと発見があるものだ。
11月23日 Arid Pile
待望の晴れ。気温も上がった。
Acid Crack(12d)をやりにArid Pileへ。
近くにある5.9(★なし)を2本登ってアップしたが、また異様にヌメった。
不人気のせいか岩もちょっと脆く、えらく悪く感じた。
そこから日向ですでにガンガンに暑くなったAcidへ。
ひとまずはこれが礼儀と、リードでOSを狙ってみたが、出だしのタイトなフィンガーからテン山。
どうにかエイドで稼ぎながら8割ほどムーヴをバラして抜けた。
2回目はトップロープでのワークに切り替えたけれど、内容はあまりにも悲惨だった。
暑かったのは間違いないが、それだけとは思えないくらいヌメり続ける。
手の皮がふやけたようになって、水虫かと疑うくらい剥けるし、際限なく汁が出て止まらない。
ムーヴをつなげるどころではなく、これでは核心のランナウトに突っ込む以前の問題。
リードにはとても持ち込めないと感じて、完全に心が折れてしまった。
ロープを解いて一声漏れたのは、「あー、諦めちゃった」だった。
Equinoxなどでクラックの中が湿っているように感じていたのは、自分から湧き出る湿気だったらしい。
原因も分からないので、もう荒むしかない。
ただ暗くなっているわけにもいかないので、無理やり穏やかに振舞ってみたが、当然気は晴れないままだった。
Administration Officeへ行って夕食を作り、キャンプ場に戻った。
11月25日 Geology Tour Road→Pig Pen→Live Oak
クライミング最終日。
あさこさんのEquinoxに付き合って出かけた。
が、どうにも体調が悪いらしく、トップロープを張りに壁の上へ回る途中で引き返してきた。
これは登るどころではないと、Equinoxは諦めてトライすることなく車へ戻った。
それでも登りたい気持ちはあるので、せめてボルダーならとPig Pen(V4)に行ってみた。
あさこさんは課題名がいまいちピンときていないようだったけれど、
岩を前にすると「これ、前にやったことある」と思い出していた。
一方僕はというと、登ったことがあるようなないような。まるで覚えていなかった。
一応、頑張って一撃した。
その後、最後にLive Oakへと移動して、Big Bob’s Big Wedge(V5)。
初めて来たときのツアーで1度だけトライしに来たことがある。
前半のルーフはやはり1回で解決できるけれど、問題は結局出口。
マットがないので、ワイドサイズのカムを突っ込んでリードでやってみたものの、今回も解決できなかった。
驚くくらいに力が出ていないのだけれど、またクラックが濡れているかの如くヌメり続けていた。
そもそもムーヴの目処も立たなかった。
もはや完全に不貞腐れてしまい、撤収してAdministration Officeへ下った。
Officeの駐車場に着いても、車から出る気にもなれずぼんやり、というか呆然としていた。
こんなにもクライミング自体が苦しくなったのは、いつ以来だろうか。
自分の登ることへのエネルギーが戻ってくるのかも分からない。
1年間、思いつくだけの努力をできる限りしてきたつもりだったが、そうして燃えていたものがこんな形で消えていくとは想像もしなかった。
それだけに、今の自分の有様が何もかも受け入れがたかった。
それから2時間ほどかけて、車内であさこさんにぽつりぽつりと弱音を吐き、話し合い、
なんとか考えをある程度整理して、一応元気が出てきたので、ピクニックエリアで夕飯を作った。
これだけ長く弱音も愚痴も、あまり口にすべきでない思いもすべて話して聞いてもらえる、そんなパートナーがいることには素直に感謝している。
11月26日→27日 移動日
帰国する日。
起きて、なけなしのガス缶を使い切る。ギリギリコーヒーまで淹れられた。
「ガス足りてくれー」と念じる
テントを畳み、Administration Officeの駐車場まで行って荷物をパッキング。
長年あちこちを旅してきた相棒、MammutのCargonとはここでお別れ。
加水分解でぼろぼろになり、もう底が透けて向こうが見えるくらいだった。
次に、10:30に予約していたシャワーを浴びに行った。
Joshua Tree Crash Padsという、ゲストハウスとキャンプサイトを併せたコミュニティスペース。
シャワーは天井なしの青空仕様だが、しっかり温水で快適だった。これでひとり5ドルなら十分ありがたい。
海水浴場のシャワーみたいな見た目
Joshua Tree Crash Pads
スッキリとして、スーパーに寄りつつロサンゼルスを目指した。
夕方にロサンゼルスに着いて、レンタカーの洗車、掃除、給油、返却と済ませて、空港へ。
レンタカーの窓口から空港までは、ハードロックでノリノリのおばちゃんが運転するシャトルバスだった。
これくらいラフな働き方でも、全然文句ないんだけどな。日本の社会は真面目なんだなと思う。
人が行き交うターミナルの片隅で長い夜を過ごしながら、つらつらと日記を書いた。
翌朝の飛行機でアメリカを発って、なんだか眠れずしこたま映画を観て、成田に到着。
帰国後最初の食事
どうにかこうにか、スーパーが空いている時間には家に着いた。













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