2016年4月3日日曜日

新芽が開く前に

山から予定よりも早く下りてきて、この週末が空いたので、
昨日は大ザルと湯川に行ってきた。
遠山川は解ける雪の少なさでまだ増水していないようだったけど、
大ザルはすでに瑞牆のプロジェクトに備えているようで、
クラックを登って勘を取り戻したいらしい。

暖かくなってきて、湯川にも人が増えた。すごく増えた。
駐車場はいっぱいらしく、林道の途中にまで車が止まっているので、
下の砂防堰堤のところから歩くことに。
これでも案外遠くない。というか、山に登った後なので何も感じないくらいに楽。
そりゃあ、冬用の靴にアイゼンが付いていれば、重いもんな。
アプローチシューズの軽快さにちょっと感動。
これはウエリ・シュテックがトレランシューズでアルプスを登るわけだ(?)

岩場に着いて、まず「山案山子」(5.10b)でアップ。
ジョシュアツリーで、というか主にStingrayで鍛えられたせいか、
フィンガージャムにほとんど痛みや不快感を覚えなくなっていた。
むしろ安心できてしまうくらい。以前登った時よりも快適だった。
大ザルが「レイバックの練習だ」とトップロープで2回登って、
もう1本登っておきたかったので隣の「テレポーテーション」(5.10d)も登った。
これはまだ登ったことがなくて、一応湯川の代表的なクラックでは最難なので、ちょっと緊張。
ルートの8割は問題ないコーナーで、最後の右上するオフセットフィンガーが本題。
ここの一か所の処理でちょっと行きつ戻りつして、
結局は微妙なフィンガージャムで誤魔化して一気に抜けた。
いろいろとムーヴがありそうだけど、まあいいや。
大ザルもトップロープで登って、アップ終了。

来るたびに苔が濃くなるワイドを登って、白髪鬼にトップロープを張る。
前回がツアー前だったから、大分間が空いてしまった。
ということで、プロテクションとムーヴを確認するところから。
ありがたいことに、ムーヴはすぐに思い出したし、下山直後の割に調子も悪くなかった。
核心の最後の部分だけムーヴを修正して、
多分こっちのほうがいいだろう、ということで決定。

2回目はプロテクションをセットしながら繋げてみた。
中間部のナッツのセットと核心直下のセットがぐだぐだで、止まる時間が長すぎた。
それでもなんとか核心最後の1手まで繋がった。
セットでもたついていても、一応繋がるのか。
最後の一手はまるっきりハズレだったけど、まずまずの感触。

3回目も同じようにセットしながら繋げ。
核心手前までの処理は上手くいっていたのだけど、
やっぱり核心手前でカムを固め取りするのがしんどすぎる。
で、核心にはいってすぐのところでスリップ落ち。ちょっとイラついた。
ここはカムが小さすぎるけど、フォールの距離はそれほどでもなさそうなので、
固め取りするのはやめて一個だけで突っ込むことにした。
指がボロボロになってきたので、核心のシークエンスだけ何度か練習して、終わった。

最後に「北京の秋」(5.10b)を登って、終了。

暖かくなって指は悴まないし、体も動かしやすいのだけど、少し暑い気もする。
時間帯を考えたほうがいいかな。
でも、実際にやってみると思ったほど危険でもなさそうなので、
そろそろリードでトライしていきたいな。
というか、暑くなりすぎる前に決着をつけたい。

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