この週末は久しぶりに二日とも外に出かけて、
終わった後そんな気がしたのであります。
土曜日は大ザルと弁天・矢立へ。
大ザルは今シーズン、勝負するところまで早めに持ち込みたいようで、
今回はトップロープで3回リハーサルしていた。
クラックの中が湿気っぽく、コンディションは微妙だった様子。
それに、シーズン初めでムーヴやホールドを思い出すのに時間がかかったようだった。
最初に「えー、これかよ」と思ったものでも、繰り返しやっていると慣れてくるわけで、
それは大抵のことに言えるけれど、リハーサルを必要とするルートではそれがよくわかる。
大ザルの動きが徐々に良くなっていくのを見ながら、今シーズンへの期待が膨らんだ。
頑張ってください。
弁天から矢立に移動して、前回ロープを張ったラインを掃除。
イワタケがあまり生えていないので、掃除は比較的楽だった。
ついでに適当に持って行ったプロテクションを入れてみたら、ちらほら取れることが確認できた。
「胎動」ほどのランナウトはないものの、全体的にサイズが小さいのが気になる。
ひたすらスモールカム一個を足元にしてボルダームーヴ、という印象。
下部のクラックは中に粉っぽい地衣類が張り付いていて、そこだけは気合を入れて磨いた。
1時間くらいかけて一通り掃除は済んだので、次回からはトライできるかな。
昨日は、来日中のポール・ロビンソンを呼んで瑞牆でボルダー。
現地集合ということでいましさんたちと駐車場に行ったら、
エッジの常連さんがほとんど全員いるんじゃないかというくらい、大勢いた。
しばらく待っていたら、アサナの社長ジェイミーと一緒にポールが到着。
長い移動でお疲れ気味なのか、思っていたより静かな人だった。あと、細い。
大所帯なので広いところの方がいいかということで、会場エリアへ。
ガリガリ岩でアップして、「ガリガリ君」(1級)をやったら少しハマった。ポールは一撃。
常連さんたちのセッションが終わってから、「瑞牆レイバック」周辺へ移動。
「夜」(二段)を紹介して、一緒にトライし始めたところまではよかったけれど、
5月とは思えない蒸し暑さでホールドが全く持てず。
セミも鳴いてたし。
ポールはコンディションの悪さに一気にテンションダウン。
そのうちジェイミーと二人で散歩に出かけて行った。
「これはミスったなー」と思いながら「瑞牆レイバック」のセッションを見ていたら、
二人が帰ってきて「この岩が気になる」と撮ってきた写真を見せられた。
なんだかちょっと元気になったようだったし、ポールが気になった「倶利伽羅」の岩へ。
ポールが「竜王」(1級?)と「倶利伽羅」(初段)を両方サクサク落として、
こちらも「倶利伽羅」をリピートしたので、山形県エリアに移動することに。
ポール on 竜王
「阿修羅」周辺の課題を一通り紹介したら、ポールは「ガルーダ」(二段)からトライし始めた。
スタートのポジションのユニークさに惹かれたらしい。
このコンディションでそれなのね、と思ったけど、負けじと参戦。
案の定、ひたすら離陸しては落ち、離陸しては落ち。
これは「夜」と同じパターンか?と思ったら、ポールが1手目を止めてそのまま一抜け。
僕も以前登った時のムーヴを思い出して、膝を擦りむきながらリピート。
続いて「インドラ」をやったら、これもなんとかリピートできた。ひたすら指が痛かった。
ポールは指の痛さにあっさり見切りをつけて、あとはのんびりしていた。
ジェイミーが「アシュラってどういう意味?」と聞いてきたので、
他の課題名も含めて話したら、予想通り「なるほど、クールだネ!」
さすがに「瑞牆ピョンピョン」のことは紹介できなかった。
最後に皇帝岩へ下って、ポールが「Vock」(初段)を登り、
エッジチームが「玉」でセッションするのを観戦して、撤収。
ポールの別次元っぷりを見られなかったのは残念だったけど、リフレッシュしてくれたようだし、
ジェイミーも非常に楽しそうだった。
というかジェイミーがいちばん楽しんでいた気がする。
おまけ
大盛りを頼んだら、二つ出てきたの巻
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