2023年12月27日水曜日

Yosemite23 その④

11/8(水) Chapel Wall
あさこさんとCosmic Debris(5.13b)をトライしに行った。
しばらく前に、あさこさんがN村さん(a.k.a.落武者)とトライに行ったそうで、
「ひとつひとつのムーヴはできるんやけどなぁ」という言葉にムムムと惹かれてトライすることに。
取りつきでラジオ体操とハングボードでのアップだけして、フィックスを上がり、
OSトライをしてみたものの1/3くらいのところで呆気なくテンション。
クラック使用になりきっていない指に、この傾斜のフィンガージャムは効く。
ほどほどのハングドッグでムーヴはバラせたものの、2トライ目もOSトライとほぼ同じところでテンションがかかってしまった。
ジャムにしろエッジにしろ、足下が常に悪いので上半身への負荷が高くなる。
歴史的ルートに触れたことは良かったけれど、悔しさも残る。

夜はカリービレッジで、ノミカシを含め6人でピザ。
フライングで食べる人、写真を撮ろうとする人、そちらを向いてくれない人


11/9(木) Cascade Fall Left
あさこさんとCascade Fall Leftへ。
昨年ここにあるFish Crack(5.12a)を登った。今年は右のCrimson Cringe(5.12b)をやった。
珍しくオンサイトじゃんけんで勝ったので、ひとしきり変な喜び方をして、いざOSトライ。
出だしの特大ノブが並ぶ易しいフェースから、慎重すぎるくらい慎重に登り、
見るからに悪そうなフィンガー~シンハンドのセクションを行きつ戻りつしながら越える。
中間から上はハンドサイズになるかと期待していたのに、ずっとシンハンド気味で、
日差しの暑さも手伝って心を折られそうになった。
が、Freeriderでの悔しさからか、それとも昨年から1年間の期間で少し強くなったのか、
どうにかこのパートも逃げ切って、最後のレイバックを駆け抜けてOSできた。
50メートルの持久力勝負で満腹になる。
半年間リードの登り込みをしていてよかった。


11/10(金) ロサンゼルス往復
一足先に帰るハカセを、ロサンゼルス国際空港まで送り届ける。
朝早くにCamp4を出て、渋滞などもあり、空港まで片道7.5時間。
空港ではトイレに寄っただけで、あとはBW氏の懐メロプレイリストを堪能しながら帰路に着いた。
2人なので運転の負担は大したことなかったが、流石にこの往復は長い。
来年はサンノゼにしようかな。

11/11(土) レスト
朝起きて、あさこさんを含めて今後のプランを相談。
El CapのWest Faceを、1泊2日で登ってみることになった。
それからは買い出しとパッキング。残った時間は各自好きに過ごした。

11/12(日) West Face day1
夜明け前にEl Cap Meadowを出てアプローチしたものの、ルートの取りつきに着くのに3時間近くかかった。
壁の下に沿って西へ回り込むだけ、と思いきや、案外分かりにくく迷ったせいもある。
とにかく、日が当たり始める前にWest Faceに取りついた。

West Faceは、トポに『所謂「El Capのルート」として数えられることはないが、そんなことは誰も気にしていない』とある。
つまりは、スケールが比較的小さいけれど、それを補ってあまりある内容がある、ということだ。

1P目(5.11c)、2P目(5.11-)は僕、3P目は(5.10a)BW氏、4P目(5.10a)はあさこさんがリード。
3人パーティーで、軽いとはいえ荷揚げもしているので、ここまでで日が傾いてきた。
2P目までは手が悴むほどだったのに、日が当たると一気に灼熱。
5P目(5.10a)は再び僕がリードしたのだけれど、ピッチを切るところを見逃し、
そのまま6P目(5.11c)までリンクして登ってしまった。
10aのつもりで登っていたので、いきなりジャムが効かなくなって失神するかと思った。
続く7P目(5.11c)も沈む夕日を浴びて無事OS。ここで日没となった。
ヘッドランプを点けて8P目(5.7)を登り、下り気味のトラバースという変則的な荷揚げもして、
10メートルほど下のEl Cap Armsというレッジで泊まることにした。
BW氏がハンモックを持ってきていたので、全員横になって眠ることができた。





11/13(月) West Face day2
朝イチから9P目(5.10d R)をリード。いやでも目が覚める。
Rが付いているからかなり慎重になったが、登ってみれば意外と素直だった。
10P目(5.10b)をBW氏、11P目(5.8)をあさこさんがリード。
ルートの後半はボルトアンカーがなく、ピッチを切るところが分かりにくくなり、
「もうちょっとでテラスなのに!」というところで切らざるを得なくなったりした。
これはトポの読み込みが甘かった、という反省もあるし、いわゆる勘のようなものも必要だろう。
BW氏が10メートルほどロープを伸ばしてGrand Terrace、
その上の12P目(5.10d)、13P目(5.7)を僕が登ってThanksgiving Ledgeに上がった。
Thanksgivingは、水さえあれば永住できそうなくらい広かった。
ビレイ点を移して14P目(5.7)をあさこさんが登ったところで日没。
またもやBW氏がロープをもう1ピッチ分伸ばしたところで、真っ平なテラスが見つかったので、
行動食を食い延ばしてもう1泊することになった。
El Capの頂上へは明るい時間にトップアウトしたいし、ということで。




11/14(火) West Face day3
朝イチで、トポでは表記が省かれているスラブ(5.7くらい)を3ピッチほど登って、頂上に出た。
El Capの上からの眺めは、想像していたよりももうちょっと素晴らしかった。
とりあえずHalf Domeを指さしてみる

しばらく景色を楽しんでから、初見では迷いやすいらしい下降にかかる。
East Ledgesの下降路は、そこへと続く踏み跡に入れば、あとはひたすらケルンが積んであった。
今後、何度も通るであろう(と期待したい)下降路なので、よくよく確かめながら降りた。
頂上から4時間ほどで車に戻った。
疲労感はあったけれど、余力もあるように感じた。
なにより、ルートは違ってもEl Capの上に立つことができた。それだけでも随分と嬉しかった。
買い出しをして、2日分の夕食を一気に作って食べた。



11/15(水) 移動日
朝から曇り空。
天気予報が変わり、この日からもう雨が降る、ということだった。
本当はCosmic Debrisにもう一度トライしたかったけれど、それは諦めJoshua Treeへ移動することに。
各自の荷物で車がパンパンになったがどうにか詰め込み、一路南へ。
道中、天気はずっと雨模様だった。こんなカリフォルニアは初めてだ。
夜中まで走り、Joshua TreeのHidden Valleyに到着してテントを張った。
Panda Express。どうもアメリカでは中華もファストフードに分類されるらしい

11/16(木) Real Hidden Valley
起きると、Joshuaには珍しく曇り。霧がじめっと出ていた。
前日の雨で岩も濡れていたので、午前中はテントの張り直しや荷物の整理、車の掃除など。
レンタカーのクリーニング代をがっぽり取られてはたまらないので入念にやった。

午後、BW氏をStingrayに案内した後、Real Hidden Valleyで少しだけ登った。
Clean and Jerk(5.10c)を登り、トップロープルートのLobster(5.12b)もOS。
トップロープということで前回は素通りしていたけれど、やってみると内容は面白かった。
夕飯後、そうは言っても登り足りなかったので、Asteroid Crackをワークしに行った。
ルート右脇のチムニーから上に回ってフィックスを張り、1時間ほどでムーヴとプロテクションを確認。
最終日は昼前に出発したかったので、翌朝の早朝アタックにかけることに。


11/17(金) Asteroid Crack →ロサンゼルスへ移動
夜明け前に起きて、早朝からAsteroidへ。

時間は迫っていたけれど、確実にものにするために近くのボルダーで入念にアップ。
フィックスで掃除とプロテクションの確認をして、ロープを抜き、リードでトライ。
核心のレイバックから最後のフィンガージャムを叩きこんで、無事にRPできた。
トライの仕方としては、ラペルしてのワークありきで、あまり褒められたものではない。
それでも、ツアーの最後に駆け込みで、少ないチャンスをものにして登ったことは、素直に喜んでもいいことだろう。

それからキャンプを撤収し、ロサンゼルスへ向かった。
懐かしのコヨーテコーナーではシャワーを浴びられなくなっており、
結局体は洗えず買い物だけしてそのままロサンゼルスへ。
車を返却して、機内で隣になるどこかの誰かに早くも申し訳なくなりながら、Terminal Bで空港泊。


11/18~19 LAX→羽田→自宅
ツアーが残り1か月あさこさんは車を借り直してJoshua Treeへ、
BW氏とは使う航空会社が違うので、朝起きてちょっとしたら全員さよなら。
帰りの飛行機ではどうにも眠れず、結局映画を4本観た。
羽田からは自宅近くの駅までバス。
帰ってから、なぜか妙に元気があって腹ばかり減ったので、スーパーで買い物をして夕飯をしっかりと作った。

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