2013年5月14日火曜日

温故知新 5/5,6

さて、例年より長かったGWのことでも書こうかな。
ひたすら瑞牆ですが。

5/5に大ザル、サル左衛門と瑞牆入り。
この日はサル左衛門の希望で開拓中のエリアに行った。
エリア手前の岩で軽くアップして、入り口の大ハングへ。
サル左衛門がハングを掃除している間、
こちらは近くの「思う壺」(初段)をやってみる。
と、これがあっさりOSできた。

思わぬ成果にウハウハ。いや、ウホウホ。
それにしてもこの課題はスタートホールドが凄い。
こんな深いポケット、見たことない。
丁度サル左衛門がトライを始めるようだったので、便乗。
個人的に苦手な傾斜で、サル左衛門のムーヴは出来る気配がないので他を探ることに。
あれこれ試していると、新しい楽なムーヴを発見。
サル左衛門が予定していたシャレオツなトウフック駆使ムーヴは却下となった。
してやったり。
でも、そのムーヴが分かるとサル左衛門があっさり初登をさらっていった。
してやられたり。

「In Bloom」(三段)だそうです。
僕は自分で見つけたムーヴに繋げるところが出来ずに敗退。
体を軽くしないとなぁ。

上に移動して、まずは宿題だった「青い日」(二段)。
これは数回で登れた。

続いて本題の「ハレ」(四段)。
スタートのピンチで左手の親指をゴリゴリ削りながら、
ひたすら1手目の果てしなく遠いランジをやった。
20回くらいぴょんぴょんしたら親指に穴が開いて、
テーピングがなかったので1手目は結局タッチまでで諦める。
でもそのまま帰るのも勿体ないので、2手目から先をやってみる。
2手目もランジで、結局足で誤魔化して中継してからのダブルダイノで解決。
その先はマントルがちょっと悪いことを確認した程度で終了。
ランジを鍛えてまた秋にやろう。


最後に大ザルがやっていた若干脆いハングを登ってキャンプ場に帰った。

5/6からは内藤さん主催の某合宿に参加。
この日は大ザルとガメラさんと不動沢へ撮影に行った。

いきなり数年前に1ピッチ目だけテン山で抜けた「隠し金探し」(5.11c 3P)をアップ無しでやる。
晴れが続いたおかげで、いつも濡れている出だしがカラカラに乾いていた。
とはいえグレードとおぼろげな印象に不安を感じつつ、トライ開始。
そうしたら、中間部の浅いクラックで多少ビビったものの問題なく登れた。
誰に聞いても「あれは辛い」というので、
「これはOSをとっておけばよかったなー」と少しだけ後悔。
大ザル(初登者)がフォローしてきて、2ピッチ目以降も僕がリードすることに。
2ピッチ目はマントル連発のスラブ~ちょっと汚いコーナー。
スラブは快適だったけれど、コーナーが嫌らしく、
クラックは閉じているし、なんだか汚れてじゃりじゃりしているしで、
結構必死になって抜けた。
変形チムニーみたいな登りで抜けるらしい。
3ピッチ目がルート名の由来で、中に何か隠せそうな大穴があった。
岩質が岩質なので、「ホテル二子」よりも感動した。
凄い勢いでランナウトしながら易しいスラブを登って、楽しいピッチだった。

下りてきてから時間があったので、もう一本クラシックを登りにいくことに。
ルートは「未来の舞」(5.11d)。
不動滝手前の長いスラブ。
「スラブの5.11かー、これは怖いなー」と思いつつ、久しぶりにTCProを履いてみた。
するとこれが思ったよりも感触がよく、
最後の核心手前まではスイスイOS。
最後の最後にあるマントルが核心で、ここで落ちた。
これでフィックスを張って、ガメラさんにスタンバイしてもらってからの2回目で登れた。
つるつるのどスラブをイメージしていたけれど、
実際はスタンスもホールドも意外とはっきりしていて、
核心以外はなかなか快適で面白かった。
あまり人が取りついていないようでスラブ全体が埃っぽくなっていたけど、
これは皆さんおすすめです。

この日はこの2本を登って終了。
夜にコアなクライマーだらけの宴会に参加して、
いろいろと面白い話を聞いて帰宅。

翌日からもまた、単身瑞牆で内藤合宿に参加することになる。

つづく

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