どうせ行先を決めるのは僕なので、さてどこに行ったものか、
前回と同じところには行きたくないしな、とかワガママに考えて、
最終的にまだ行ったことのないカメ岩辺りに行ってみることに。
いつも通り染みだしている阿修羅の横をスルーして、拝月塔も通り過ぎて、カメ岩へ。
そういえば拝月塔の「雷火」(5.13a)に通っていたこともあったな。懐かしい。
カメ岩は予想通り貸切り。ちょっと奥のツル岩も同様。
クラック熱が高まっている二人のために、ツル岩の5.9のクラックをやってみたら、
これが結構登りにくくて気持ち悪かった。
あまり長くやっても仕方なさそうなので、早々にカメ岩に戻る。
東面の「カメ岩クラック」(5.10a)が快適そうなので、それで仕切り直し。
出だしにちょっと尻込みする核心があるものの、クラック自体は綺麗に割れていてそれなりだった。
傾斜は緩いけどきちんとジャムしないと登れないので、クラックの練習には良いかも。
イケダくんは念入りなリハーサルの後、リードしていた。
初のクラックのリードが10aだし、まあ上々でしょう。
折角なので、うえきゅうさんにフォローで登ってもらって軽いマルチ気分に。
合間に右隣の「風道」(5.11c)も登った。短しい感じだったけど、OS。
ツル岩に13aとかハードなルートもあったのだけど、見た目にあまりそそられなかったので、
最後に隠れた名作だと噂の「亀甲めぐり」(5.10d)をやってみたら、
出だしが理不尽なくらい悪くてビビった。
ライン取りがユニークでたしかに面白いんだけど、ボルトが多すぎる気もする。
上部のトラバース部分はフォロワー泣かせでした。
二人とも思った以上にぼろぼろになって上がってきた。
なんか、しごきみたいになってしまいましたねゴメンナサイ。
カメ岩クラックをリードするイケダくん
今日は大ザル、いまし監督と不動沢へ。
なんだかまたもや天気が怪しい気がしたけど、
最近はもうとにかく行ってみるというスタンスになったので、特に迷いなく弁天へ。
歩きながら、監督からアメリカツアーの話を聞いた。
海外の行ったことのない岩場の話はやはり面白い。
今回は大ザル優先ということでゆっくり時間をかけてやってもらって、傍らでせっせと撮影準備。
日本の山の中でルートを撮るのは難しいのであります。
大ザルがトップロープでアップして、長く休んでからいよいよ本気トライ。
6月にトライしたときに落ちた核心を越え、最高到達点を更新。
そのまま右のフレークに突っ込んでいって、「お、これは登るか!?」と思ったら、
最後の核心手前でかなり派手にフォール。さすがにヒヤッとした。
フレークにセットしたナッツががっつり食い込んで問題なく止まった。
かなりパンプしていた様子。中間の核心をこなして、そのまま登れるほど甘くはないようです。
ともあれ登れそうな感じになってきたし、落ちても止まることは分かったので収穫あり。
食い込んだナッツの回収は大変だったけど。
まだ天気がもつようなので、矢立へ。
あまり時間はなさそうだったので、今回も掃除だけにした。
ムーヴをやってみるまで分からないけど、プロテクションはこれまでで一番悪い気がする。
スラブの真ん中にぽつんとナッツが1個入っているのを見てワクワクするような僕の頭は、
きっと間違いなく自他共に認めるくらいにオカシイのだろうけど、
実はそれが絶対に譲れないところでもあるわけで。
時間いっぱい掃除して、プロテクションも再度検討して、次回からはムーヴの練習に移れそう。
大ザルのプロジェクトはいよいよ佳境ですが、
こちらもこちらで早く勝負したくて仕方ありません。
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