マルボーさんらが新しいエリアへ行くというので、ご一緒させてもらうことに。
が、長坂で高速を下りたら雨、行く先は真っ暗。おいおいおい。
でも連絡はつかないので、最悪、岩探しでもいいかということで瑞牆まで行った。
予想通りどん曇りで辺り一面びしょ濡れだったけど、
マルボー師匠が「Mr.スランプ」をフラッシュしてしまった話を聞いていると、ヤル気スイッチON。
急いで行っても仕方ないので、すっごく久しぶりに大橋下のボルダ―を見に行ったりして、
空が少し明るくなってきた頃にカワバタさん、案内していただくマリさんと一緒に出発。
暗ーい森の中の急坂を上っていくこと1時間弱、新エリアに到着。
アトム岩。確かに例のロボットの頭に見える。
エリアも例外なくびしょ濡れだったけど、新エリアを見て回るのは楽しい。
拓いたら面白そうなラインもいくつか見えた。
自分の岩を見る目も少しずつ変化している気がする。
エリアは摩天岩みたいに威圧的な幅の広いクラックが立ち並ぶ恐ろしげなところだった。
マルボーさんと二人「あれもいい、これもいい」と歩いて回ってから、
マリさんが「上段なら乾くかも」と言うので、「アトラス」(5.10b)を登って皆で上段へ。
「アトラス」はハングしたハンドサイズのクラックで、乾いていたら快適そう。
びしょびしょなので核心のタイトハンドがすっぽ抜けそうで怖かった。
上段にはこれまた幅の広いヤツが並んでいて、
マルボーさんもとえさんがマリさんイチオシの「Heaven's door」(5.10b)をトライし始めたので、
こちらはカワバタさんと「あかつき」(5.10d)をやってみることに。
「あかつき」は長さこそないもののハングしていて、見るからに登りにくそうな風貌。
「こういうの久しぶりだしなぁ」なんて言い訳がましく思うけど、
いつまでもそう言っているわけにもいかないので、気合を入れてトライ。
上部のワイド部分が見た目よりも窮屈で、スタックした腕を無理やりズリ上げたりして傷だらけ。
吐き出されそうになるところを何とかこらえて、OS。しんどかったー。
「10dのクラックなんて登れん」とか言いながら、カワバタさんもフラッシュ。さすがです。
既に結構やられていたけど、次に「Heaven's door」にトライ。
じゃんけんして勝ったカワバタさんがリードしていったものの、
上部のしんどそうなワイドで詰まってしまい、ロワーダウン。
選手交代してトライしてみたら、僕も大方の予想通りワイド部分で撃沈。
ワイドクラックというより、奥の深いグルーヴという感じで、
クラックがすぐ奥で閉じていてジャミングは効かないし、体も上手く入りきらない。
あまりにも体が上がっていかないので「どうすりゃいいのよ」状態だったけど、
結局、すごく基本的なことが出来ていないだけだった。
クラックを相手に、フェース登りになってしまってはダメですね。
それでもかなり一杯いっぱいになりながらなんとかハングドッグして抜けて、
カワバタさんもあっち向いたりこっち向いたりしながらフォローで登ってきた。
「これ、あかつきよりもしんどいよね」ということを話したりしたけど、
ワイドともなるとグレードはよく分からんです。
少なくとも、クレイジージャムの方が遥かに登りやすかった気がする。
取りつきに戻って、マルボー師匠に「まだまだやな」と一笑されて、撤収。
腕とか肩とか、あちこちぼろぼろ。
でも、これくらいの方がいい練習になるんでしょうな。
出来ないからと言って後回しにしていると、出来ないままになってしまうし。
自分の開拓と並行して、クラックのリハビリは続けていこう。
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