昨日はまた大ザルと二人で不動沢へ行った。
朝、駐車場で社長とばったり。ほとんど1年ぶり。お元気そうでよかった。
駐車場を出た時は晴れていたのに、矢立岩に着くころには完全に曇ってしまって、
いつ雷がごろごろ言い始めてもおかしくない空模様に。
今年の夏はあまり天気が良くないのか?とか思ったけど、よく考えればこれが普通かも。
今回は、「我にかえるとき」の左のフェースを掃除。
右のカンテへは出ず、傾斜のきついスラブフェースを登っていくライン。
最上部がイワタケだらけなので、ブラッシングに結構時間がかかった。
「我にかえるとき」から分かれてすぐのパートと、最後の薄いフレークを使うパートが悪そう。
ざっとホールドを探して磨いてみた感じ、12後半から13前半のどこかになりそう。
やってみたら意外と易しいかもしれないし、ずっと難しいかもしれない。
花崗岩は見た目からグレードを概算するのが難しいですな。
とにかく、ホールドはしっかり続いているし、形状もあるので、
それなりに弱点(?)をついた自然なルートになりそうだった。
が、問題はプロテクション。出来ることなら、ボルトなしで登りたいし。
前々からこの壁を観察しながら「もしかしてスカイフックとか?」と思っていたけど、
今回家にあるスモールナッツ類を持ってきてみたら、
一つ目の核心をこなしたところにあるポケットに中間サイズが入るのを発見。
凄いな、DMMのオフセットナッツ。なかなかのスグレモノです。
それが入ったところで、ものすごいランナイトを強いられるのは変わらないけど、
グラウンドしない程度ならむしろがんがんランナウトするスタイルなので、
ボルトは打たずオールナチュラルなルートにすることに決定。
今度のルートは、かなり攻めます。
掃除を終えて、弁天岩に移動。
既に八ヶ岳は見えないし、近くで雷が鳴り始めていたので、しばし待機。
二人で「回復してくれー」と祈っていたら、それに応えるように雷雨がきた。
結局大ザルは今回トライできず。
本気のトライはまた来週です。
これまで毎年夏は瑞牆の奥地での開拓にあてて、
年に1本、もしくは数年で1本というゆっくりしたペースでやってきましたが、
今シーズンはもっとペースを上げて行けそうです。
とかなんとか思っていたら、帰りに植樹祭会場でジャンボさんに会って、
新しいルートの話をあれこれ聞いてしまい、そっちにもちょっと心が動いています。
あー、欲張りな性格だとこういう時に困る。
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