今週末は久しぶりに二日間天気が良かったですね。
平日の天気は知ったことじゃないとしても、ずっとこうならいいんだけどなあ。
毎年毎年、シーズン最初の遠山川に行くと、「冬が来たな」という気になる。
ここに通うようになって10年が過ぎ、そのころから1年のリズムもほぼ定まって、
初雪が降るころから梅の花が咲いて散るころまで、
その日ごとの水の量に一喜一憂したりしながら過ごす。
気温とか天気とか、旬の味覚だとかとは違った、季節の感じ方なわけです。
・・・と、なんでこんなことを書いているかと言うと、写真がないからです。
土曜日、大ザルと今シーズン初の遠山川へいった。
ここで毎年気になるのが、エリアの下地がどうなっているかということと、
道路の工事がどの程度進んでいるかということ。
道路の工事は、新しいトンネルがついに開通して、
木造校舎の辺りから神楽の湯方面へダイレクトに行けるようになった。
このトンネルに入ってしまうとエリアを完全に通過してしまうのだけど、
下流エリアに行くにはこっちを通ってちょっと戻る方が早いようだ。
で、中流の駐車場に下りて下地のチェック。
上・中流の様子は以下の通り。
親子岩:例年通り
神楽ケイヴ:例年通り
神楽岩:「水月」は水没、「キラーボーイ」の下地はなんとか埋められそう
緑のカンテ:例年通り
紫岩周辺:例年通り
アンバマイカの岩:「アンバマイカ」以外は水没、「天照」は何とかトライできそう
岩盤・オブジェ:例年通り
たすき周辺:例年通り、「小さいおじさん」は今年も流木だらけ
ビーチ:真ん中の緑色の岩が転がって埋まり、課題消滅
階段・しじみ:例年通り
ツインピーク:流れが変わり、流心になってしまったので下地なし
豊年岩・2D:例年通り
滑り台周辺:例年通り
円盤:下地が上がって埋没
黒ごまソフト:例年通り
松の木岩盤:例年通り
ざっと見たのはこんなところ。
特に影響が大きかったのはアンバマイカとツインピークかな。
アンバマイカはちんちゃこ側に深い池が出現して、埋めるのは無理。
全体的に下地も下がっていました。
アンバマイカのみ、奇跡的に下地があって、トライは出来ますが、
下降路の下はやはり水なので、リップにぶら下がって飛び降りるしかなさそう。
ツインピークは水がごうごう流れているので、来期まで全く無理、という感じ。
とりあえず、滑り台周辺で既成課題のリピートから。
「桜色」(2級)はやはり名作。ちょっと下地が下がったので、しっかり2級という印象。
それと、久しぶりに登った桜餅岩川側のスラブが、結構面白かった。下地悪いけど。
「朧」(二段)をリピートしようとちょっと頑張ったけど、指皮がめくれそうなので、
適当なところで切り上げてアンバマイカに移動。
下地のぬかるむところを石で埋めて、大ザルがやるのに付き合ってちょっとトライ。
こういう水平カチでの引きつけは進歩しているみたいで、今までになく楽にリップまで登れた。
フレンチだと7b、アメリカだったらV8かなー、とか考える。
大ザルはシーズン初めでなかなかムーヴが出来ないようだったけど、
トレーニングの成果は少なからずあるようで、初回の感触としてはまあまあだった様子。
カチの痛みに震える大ザルを見つつ、「天照」をどうにかしようと、
せっせと石を運んできて水流に放り込んで、基礎から積み上げてみたら、
まあなんとか20センチくらいは拡張できそうになった。
あまり石を運んでばかりいると腰が痛くなりそう、というかちょっと痛いので完成は次回に延期。
大ザルのトライが終わったところで神楽ケイヴへ。
何年か前にちょっとやった「へリックス」(五段)の抜けの二段をやってみる。
「骸」「へリックス」「明鏡止水」はどれもこの二段に抜けてくるわけで、
そもそもこれを登らないとそれらにトライするどころではないわけで。
で、久しぶりにやってみるとどうにも難しい。
最初の2手くらいは完全にキャンパだし。
それからフリクションのないスローパーを叩いて、カンテの向こうのよく見えないクラックへ。
それで、さてどうする?という状態に。足が上がらん。
ここで1時間以上かかって、最後は結局物凄く強引にずりずり這い上がってなんとか登れた。
しかし、これをルーフの中からつなげるのか。とんでもないな。
次回は「骸」のパートをバラすところからかな。
二段のパートも、もっといいムーヴを探さないと。
先は長そうです。
といったところで終了。
最近雨が多かったので若干増水気味だったけど、
これでちょっと水位が下がればまた印象が変わるかも。
登れなくなってしまった課題が今期は多く、残念だけど、
四段以上の課題は無事なものが多いので、コツコツやりますか。
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