2014年12月29日月曜日

Fontainebleau day 5~7

12/26
朝起きた時は晴れていて期待したのに、ホテルを出ると霧がかかってきた。
買い物を済ませてLes Mammouthに向かう頃にはどんよりして寒い天気に。湿度も高め。

エリアに着いて、Ubikの左の方にある6台を登ってアップ。
その左の7aだか7a+をやってみたらスローパーが一向に止まらずちょっとハマる。
結局隣の課題に半分入りつつ抜けた。
bleau.infoで確認したら、このラインはちょっと違うらしい。あらら。
アップが足りないけど課題自体が少ないので、Osiris(7b)へ。
壁の真ん中の大穴から右手のカチへのデッドが悪いのかと思ったら、
そのカチが外傾していて思ったより厄介。
Osiris なかなかカッコいい
フラッシュは失敗して、3回目で持ちどころを発見して登れた。
いい課題だー。
しばしきょーやくんの応援をして、それからUbik(8a+)へ。
実は前回のツアーで密かに触ってみたいと思っていたけど結局やらなかったこの課題。
スタンドはアンダーとスプーンカットでスタート。
1手目のピンチが遥か上に見えるので右を出したり左を出したりあれこれやるけど悪い。
下地が段差なので怖くてなかなかしんどい。
やっているうちに1手目は左手出しで止まるようになったけど、核心はそこから。
ここから

どーん
「これで足ブラ?」っていうスローパーにランジして、そこから更にキャンパするらしい。
ランジすると一応届くけど、高速タッチが限界。
で、そこから段差の真上の錐もみ回転しながら落ちる。怖い!
結構危ない落ち方も何度かしたけど、なんとか無事。
ここに来られるのは今日だけということで頑張ったけど、結局止まることはなかった。
そもそも左手の微妙なピンチが持てていない。
こういう単発ムーヴ系の8をワンデイするにはまだフィジカルが弱いか。
トレーニングしよ。

あとは近くにあった湿気っぽい課題を登ったりした。
しっかり乾いていれば6台なんだろうけど、7aくらいに感じた。
きょーやくんは途中でやってきたロシア人らしき二人組に混じってOsirisをトライ。
オリジナルのムーヴで頑張って、リップタッチまで行っていたけど、既にお疲れの様子。
結局リップに届くことはその後なく、二人して敗退気分。
天気予報では晴れると言っていたのに、ずっと曇りで寒い一日だった。

12/27
天気が良ければちょっと登りに行ってもよかったけど、どうも雨模様なのでやめ。
昼前までホテルでぐったりして、それからチェックアウトして引っ越し。
Avonのひとつ南にあるThomeryという町のジトに移る。
でも14時以降に来てということになっていたので、如何せん時間が早すぎる。
天気は悪いし荷物もあるし、どこに行くことも出来ずとりあえず電車でThomeryへ。
駅から30分くらい歩いて、無事にジトを発見。
しかし支払いにカードが使えないことを思い出した。
とりあえずジトの前あたりにマットだけ残置して、ATMを探しに出かける。
しかし辺りは全部住宅地で、スーパーもない。
あっちへうろうろこっちへうろうろして、川の方までずっと下ったらスーパーは発見。
しかしATMはない。
どうしましょうかと来た道を戻り始めたら、車に乗ったお兄さんに声をかけられた。
僕はフランス語は出来ないので内容は分からないけど、どうやら心配してくれたらしい。
きょーやくんが事情を話すと、「乗れよ、連れてってやる」とのこと。
最初はどきどきしたけれど、ATMのあるところまで乗せて行ってくれた。
あるんだなぁ、こういうこと。メルシーお兄さん。
それからお金をおろして小雨が降ったり晴れたりよくわからん天気の下ジトに戻る。
時間はまだ早かったけれど、大家さんと電話が通じたので早めに入居することに。
このジトは大家さん宅の半分をジトとして貸し出している。

僕らに似合わないくらいに綺麗でいいジト

ジトの落書き帳には日本語と青ダヌキが

オーナーのクリストフ夫妻はとても親切な人たちで、安心した。
ここはエリアから遠いので自転車が欲しいと相談すると、すぐに調べて手配してくれた。
きょーやくんのフランス語力のおかげもあって、入居はとてもスムーズでした。
最寄りのスーパー(それでも1km)で買い物をして、久しぶりに温かい夕食を食べた。

12/28
10時にレンタルサイクルをもらいに行くということだったのに、9時に起きる。
慌てて朝食を作って食べていると、奥さんが時間ピッタリにドアをノックした。
お待たせしてしまってすみません・・・
隣の町のお店に行くと、ちょうどオランダ人のクライマー二人組が自転車を借りていくところだった。
お店の人は「こんな寒い日に登りに行くなんてクレイジーだ」と笑っていた。
10日間借りることにしたら、ちょっと値引きしてくれたようだった。ありがたや。
車に自転車を積んでジトに戻り、スーパーでまた買い物をして、
それから一番近いRocher d'Avonに出掛けた。ブロー宮殿のすぐ裏あたり。
マットを背負って自転車に乗るのはちょっと怖い。
車は結構スピードを出しているし、そもそも自転車道や歩道はない。
ということで、途中から森の中の未舗装の道に突入。
がたがたで走りにくいけど、基本平坦なので大した問題はなし。
ジトから20分くらいで到着。ちなみに徒歩だと1時間くらいはかかりそう。

風が吹き抜けてとにかく寒くて仕方ないけど、贅沢は言っていられないので登る。
予報では最高気温が0度らしく、水溜りには薄氷がはっていた。
手近な課題を適当に登ってアップ。
そのうち晴れたけど、とにかく寒い

面白そうなフェースの課題をやってみたら、これがかなり悪くて苦戦。
必死になって登ったら、これが7aだった。
出ました、確認したらグレードが低かったパターン。もはやおなじみ。
そのあとLa Danceurというランジの7bも登った。
ブローのランジ課題にしては理不尽さがなかった。

ちょっと移動して、Dame Jeanneという岩で登る。
そういえばAngle ParfaitのあるエリアもDame Jeanneって名前だけど、なんなんだこれ。
棚ガバからスタートしてクラックを登る7aがあったのでそれをトライ。ありがたくフラッシュ。
きょーやくんは遠いスタンスに届かずまたもリーチに泣かされたので、左のラインに目標変更。

Cartoon 7a

これは1時間くらい頑張って、怖い落ち方をしつつも無事ゲット。初の7台だそうで。

日が暮れて暗くなり始めたので、急いで他の課題をやりに行く。
まずDame Jeanneのすぐ近くにあるハングの課題、Basta assis(7b+)
ハングの左下から真ん中の白いところに出てくる
一撃を狙ったらリップにちょっと届かず、下の石にケツを打って悶絶。
頭に来たので次のトライで思い切りデッドしたら届いて登れた。
フラッシュを逃したのが悔やまれる。
そこから右のカンテまで行く8aもあったけど、そそられないので次。

すでにうす暗いけど、Master of Puppets(7b)へ
これもなかなかかっこいい

フラッシュを狙ったけどまた逃す。本当、こういうときに集中力が足りない。
カンテのトウフックが上手くかからずダレたトライを重ねて、
「こりゃいかん」と仕切りなおしたら出来た。
それでも足は切れまくりでしたが。
兎に角、これはいい課題。

最後にAbyss(7a)とPatience(7a)のあるカッコいいハイボールを見に行ったけど、
暗すぎて危なそうだったので帰ることにした。
半日だけど結構登れて満足。
でも寒い中にずっといたせいか、疲れてペダルをこぐ足がやけに重かった。

ともあれ自転車が手に入ったので、移動が非常に快適になった。
FrancharでもCuvierでも行けるぜ!
どっちも1時間くらいかかるけど。

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