2015年5月10日日曜日

El Escorial 8

先週、後期の授業がふたつ終わりました。
残るはプレゼンがひとつと、テストがひとつ。
授業がない方が当然楽だしクライミングに集中できるけど、なんだかちょっと寂しい。

金曜日、また単身El Escorialに行った。
前回午後から行ったときは既に岩が温もってしまっていたので、
今回は早起きして気温が上がり切るまでの時間を狙うことにした。
7時の電車に乗って出発。まだ夜明け前だった。

La Puertaの易しい課題でアップして、El Filoを3回くらい登って、
今回はEl Monstruo de las Regletasにトライ。
11時前ならまだ日陰で、コンディションは思っていたより良かった。
前回1手目のムーヴを完全に見失ったので、改めて洗い直し。
とりあえず左手を出してクロスするムーヴでやる。
これだと1手増えるのだけど、このムーヴで登っている人が多いらしい。
かき込んだり蹴りだしたりするスタンスがないので、感覚としてはキャンパに近い。
手でしっかり引いて初速をつけたら思いのほか伸びることが判明。
そうやってトライしているうちに、何度かポケットを捕えかけた。
指が奥まで入って、体重もちょっとかかったけど体が吐き出され過ぎて止まらない。
そのうちまた距離が伸びなくなったので、また右手出しムーヴでやってみる。
前回までとスタートの態勢を少し変えてやってみたら、これはこれでまずますの感触。
これまでよりは少しゆっくりコントロールして出られるようになった・・・気がする。
実際ビデオで観てもよく分からない違いだけど、
ポケットに入った右手に体重が乗りかけたトライも数回あったので、一応進歩。

12時頃はまだ日陰だったけれど、それからどんどんハングの下が日向になってきて、
そのうちどのムーヴでやってもぶれぶれになってきたので終了。
どちらの手を出すにしても、要はコンディションなのか。
もっと涼しい時ならするっと止まったりするのかもしれないけど、それを嘆いても仕方ない。
今、自分がスペインでこの時期こういう状況で暮らしていて、
そして自力で行けるところにこの課題がこうしてあるのだから、それを追うしかない。
コンディションがいまいちでも、登れる人には登れる。逆もまたしかり。
いい時期を狙ったツアーとは違うからこそ、まだまだ汗臭く頑張りたいところ。
今回早朝ならまだコンディションに望みがあると分かったので、
次回はもっと早く起きて、いっそ始発に乗って行ってやろうかな。

その後はしばらく近くの岩で日光浴をしていたトカゲを観察。

結構大きいのがそこら中にちょろちょろしている。

そのまま帰ろうかとも思ったけど、前回暑さで敗退したカンテを登りに行った。
前回よりも緑が深くなって、近くに生えている木は花盛り。こりゃ登るしかない。
この前は午後でおそらく一番暑い時間帯にやってしまったので、今回はマシに感じた。
それでもカンテがずるずるとヌメってくるので、ムーヴをしっかりバラした。
下部が核心なのだけど、上部も思いのほか悪かった。
足運びにちょっと苦戦したけど、つなげて3回目でゲット。
綺麗な森

帰ってから調べたら、La Arista del Castañarという7bだった。
これはこれで、結構満足。

帰り道はカンカン照りでものすごく暑かった。
瑞牆の原生林が恋しい。

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