「時が経つのは早いものだ」なんて感傷的になりつつ、
授業でのことを思い返してみると、それはまあいろいろなことがあったので、
結局のところ長かったなという感想になる。
最近毎週何かしらの発表や試験があったので、生活のリズムが崩れ、
トレーニングのペースが維持できなかったので、
木曜日にジムでこれまでのメニューをやったらくたくたになった。
少しでも間が空くとすぐこれだ。
でも、パブロが「明日登りに行こうぜ」と言うので、一も二もなく乗った。
El Escorialに行こうかとも思ったのだけど、
折角車があるのでLa Pedrizaに行くことに。
しばらく夏の暑さが続いていたけど、今週はそれが少し落ち着いて涼しくなった。
パブロ曰く、これくらいが普通らしい。あー、よかった。
平日で人が少ないので、週末は混みすぎて入れないCanto Coshinoの駐車場へ。
風は涼しいけど日向は結局暑くなるので、
日陰の多いCancho Islazoで登ることになった。
アップで登った6a
二人して前日のトレーニングで筋肉痛があったけど、とりあえずアップ。
なんだかLa Pedrizaに来るのは久しぶりな気がするし、
コンディションが前回より格段にいいので、ここ特有の粒子の粗い岩が気持ちいい。
易しい課題がまとまってある岩で登り始めて、
仕上げにPlaca del Dado(7a)をやったらどハマり。
パブロは前に登ったことがあるそうで、後ろでずっとにやにやしていた。
「俺もこれかなりハマったよ」とのこと。
体感は7a+でした。
ちょっと移動して、Cámbiala Ahora(7b)へ。
スタンドは6cくらいで、SDにすると7bらしい。
ホールドはそれなりに大きいけど、遠いし向きも悪い。
ここにしては珍しく、保持力系ではなくフィジカル系だった。
ムーヴが解るまで「どうすんだコレ」という感じだったけど、
筋肉痛の肩に頼るガストンムーヴで解決。
核心のデッドが止まったトライでそのまま登れた。
スタートのクラックにフットジャムする右足がとにかく痛かった。
Cámbiala Ahora
少し奥のスポートルートのあるハングを見学して、上の方にある岩へ。
この岩は他の岩より粒子が細かいようで、瑞牆の岩にちょっと似ていた。
見た目が一番カッコいいDiedro Verde(6c)を一撃。
まだ慣れてない新品のシューズでやったら足で上手く立てないせいで汚いムーヴになった。
核心でぷるぷるしてなんだかえらく悪く感じたけど、これはすごくいい課題。
Diedro Verde
パブロはこれも前に登っているらしいけど、リピートできず。「やべえ、弱くなってる」とか言っていた。
同じ岩に面白そうな7台がいくつかあったけど、さらに上の方にいいのを見つけたのでそっちへ。
薄い
La Pedrizaのトポではプロジェクトとなっているけど、
その後登られてAnsiedad Crónica(7a+)となったらしい。
ハングの中にあるガバカチからスタートして、ちょっと右上気味に出てくる。
一撃を狙ったけど、滑らかなリップのスローパーがヌメるのでビビッて降りた。
2回目でゲット。これはなんのひねりもない滅茶苦茶素直な課題だった。でもいい課題。
パブロは故障中の指が痛くて敗退。
暑くなってきたし、疲れてるからいいか、ということで終了。
あまりハードに登ったわけじゃないけど、気持ちのいい日でした。
帰りはマドリッド市街の渋滞が酷かった。
先週末Hoya Morosに行ってからというもの、
頭の中はEl Monstruo...とHoya Morosでぎゅうぎゅうになっていたのだけど、
改めて来てみるとLa Pedrizaの花崗岩は、それらとはまた違った顔をしていて面白い。
やっぱり自分はこの岩場が好きだな、と思う。
それはもはや、僕が「瑞牆が好き」と言うのと似たような感じになりつつある。
残り一カ月にして、誘惑が多すぎて困るのです。
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