2015年6月22日月曜日

ES ⇒ UK

6月19日、ついにスペインに別れを告げる日がきた。
午前中早い時間の飛行機だったので、前日の夕方に寮を引き払い、
エドゥに迎えを頼んでそのままジムへ。
「今日で最後かぁ」としみじみしながらアップしていたら、
エドゥたちがインストラクターのキミーと隣町のジムに出稽古に行こうというので着いていく。
イバン(髪がある方)が「さみしいなぁ」と言うので、
「数年のうちにはまた帰ってくるから」と約束した。
で、隣町のジムに行ってみたらこんな感じ。
全体的に傾斜強め

久しぶりに傾斜の強い人工壁を登ったので、体が全く対応しなくて困った。
もともと得意なわけではないけど、さらにその苦手意識に拍車がかかりそうで怖い。
キミーが次から次へ課題を教えてくれるので、やることには困らなかった。
トレーニングが終わり、さて帰るかというところでキミーともお別れ。
いつもジムで会うたびに「Wataru es animal」と言ってくれていたけど、
別れ際にもまた「Wataru es ANIMAL!」と言っていた。

それからアルカラへ戻って、エドゥとパブロといつものメンバーで飲みに行った。
最後のビールとタパスを楽しんで、俺はネコよりもイヌ派だとかいう話題に花が咲いて、
名残惜しいけれどパブロとはここでお別れ。
「また来いよな。もしくは日本で会おうな」と言って帰って行った。
その夜はエドゥの実家に泊めてもらった。ありがとうございます。

翌朝早くに起きて、エドゥに空港まで送ってもらった。
本当に兄貴には最後の最後までお世話になりっぱなしだった。
ラッシュアワーでごった返す高速を抜けて空港に着き、いざさらば。さすがに涙が出そうだった。
スペインの人たちは別れの時に悲しそうな素振りを見せない。だいたい皆笑っている。
ここで相手に泣かれたりしようものなら、僕はもうぼろぼろだっただろう。

余裕を持ってチェックインを済ませ、しばらくトイレにこもっていたら時間ぎりぎりに。
セキュリティチェックに長蛇の列が出来ていて、危うくゲートクローズに遅れるところだった。
空港側も想定外だったようで、職員が少しカリカリしていた。

マドリッドからロンドンまでは約1時間半のフライト。
後ろの席の学生グループがうるさかったのを除けば問題なし。
ロンドン郊外にあるルートン空港に着いて、入国審査もまた長蛇の列。
審査自体は滞りなく済んで一安心。
空港を出てすぐの所にあるバスターミナルからシェフィールド行きのバスに乗った。

古いバスでした

シートは割と座り心地がいいのに、なぜか終始冷房が入っていてやたらと寒かった。
というよりそもそもイギリスが寒い。スペインが灼熱だったから余計にそう思う。
ルートン空港からバスに揺られ揺られて4時間半、シェフィールドに到着。
サル左衛門が前にお世話になったアレックスが、バスターミナルに迎えに来てくれた。

というわけで、スペインでの生活は終わりましたが、まだ日本には帰りません。
これから3週間ほど、憧れていたトラッドの本場でクライミングを楽しむ予定です。

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