2015年6月8日月曜日

La Pedriza 14

この前ジムで聞いたところによると、スペインは6月から7月が一番暑いのだそうな。
ということで当然、ここ数日はうだるような暑さで参っております。
まあ、蒸し暑さがない分まだマシなのかな。それにしたって暑いけど。

金土と、エドゥたちとLa Pedrizaに行ってきた。
日中はもう何をどうしたって暑すぎるので、金曜の夜と土曜の朝に登る作戦。
パブロは彼女のマリアと来るということで、こちらはエドゥと二人で出発。
集合場所のCantocochinoの駐車場周辺は電波が届かないので、
エドゥはManzanaresの街はずれあたりでしばらくロザンナに電話していた。
曰く「女性とお付き合いするのはな、ビジネスみたいなものなんだよ」とのこと。
うーん、ノーコメントで。

駐車場に着いて、30分くらいしたらパブロたちも来て、
近場で、且つ知ってるセクターがいいよねということで、薄暗い中Bosque de Cantocochinoへ。
ここは12月に一度来たことがあった。Double Mantel(7b)のあるところ。
他の皆さんは例によってセクターについてからタバコを吹かしているので、
一人で勝手にアップして登り始める。
6台を数本登って、奥の方にあるPabellon Psiquiatrico(7a)をやったらどハマり。
かかりのいいカチからかなり高い位置まで足を上げて、ガバのリップを取る一手もの。
が、これが遠い。とにかく遠い。
リップにぎりぎりタッチするところまでは行ったものの、指は掛からず。
そのうち右の指皮と右足のソールがゴリゴリ削れてきたので止め。
トポで確認したら、しっかりMorfoと書いてあった。そりゃそうだ。
エドゥとパブロも登り始めたのでしばらく観戦して、それだけでは暇なので、
裏のスラブにあるSudoku(7b)とかHard Men(7c+)をやってみたけど、改めて???となった。
夜中だというのに一向に涼しくならない。
あまりにもダメなので、近くにあるちょっと高めのAltruismo(7a)に目標変更。
下部で滑って落ちたけど、2回目で登れた。これは特に問題なし。結構いい課題だった。
その後はひたすらAltruismoをやる二人の応援。

脇が開きすぎて横腹まで見える変なタンクトップのパブロ


カンテを挟み込むタイプの課題なので二人ともヌメって登れず。シーズンインしたら頑張ってね。
というところで、この夜は終了。
駐車場に戻って適当に夕飯を食べて、眠かったのでその辺に雑魚寝で即就寝。
パブロとマリアはどこぞのボルダ―の下へ行って寝たらしい。

翌朝、起きたら既に9時過ぎ。寝過ごした。
寝起きの悪いエドゥはまだシュラフの中でもぞもぞしているし、パブロたちは一向に戻ってこない。
このまま待ってたらもっと暑くなるなと思ったので、
一人で先にPradera del Panchoというセクターに行くことにした。
トポで場所は把握したので、あとから来る人たちのためにトポは残していった。
が、これが大きなミス。
森の中の道を行けども行けども目当ての岩が見つからない。
時間は既に10時を回って暑いし、ちょっと藪っぽいところをうろうろしたりして疲れてきた。
1時間くらい探し回って、ようやく目当ての岩を発見。
Placa Infinita(7b)というLa Pedrizaでもかなり有名なスラブの課題。なかなか高い。
既にかなり気温が高くて「こりゃしんどいかな」という気もしたけど、
とりあえず隣の6台で軽くアップして、エドゥたちがやってきたところでトライ開始。
一歩目から悪いけど、一応手で使えるホールドがいくつかあるので下部は意外と難しくなかった。
中間部はそれなりにホールドがある様に見えたのに、実際はどれも悪かった。
この中間部でハマってしまって、そのうちに結晶をつまんでいた人差し指がぼろぼろに。
足がむくんでいるのかシューズもやけに痛く感じ始め、1時間くらいでギブアップ。
まあ、初段相当のスラブがこの時期にそう簡単に登れる甘いはずがないか。

その後は近くの6台がたくさんある辺りで軽く登って、暑さと粗い結晶に指皮をやられて終了。

恐らく、今回が最後のLa Pedrizaでした。
季節的にもそうだし、多分来週末はもう来られないでしょう。
何か特別な成果を上げようと思っていたわけではないけど、
コンディションの悪さもあって有終の美は飾れず。結構ぐだぐだになってしまってちょっと残念。
内心Placa Infinitaで締めたいと思っていた節はあったけど、あっけなくやられてしまいました。
ここでは何かハードな課題が登れたわけではないのだけど、
一番多く通った岩場であったのは間違いないし、一番好きな場所でもありました。
宿題になってしまった課題も、面白そうだと思いつつトライできなかった課題も山ほどある。
いつか、というよりも出来るだけ近いうちにまた戻ってきたい。

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