2015年9月10日木曜日

発信すること

先月の終わりに、Edge and Sofaでスライドショーをさせていただきました。
これまでにないくらいの濃度でもって過ぎ去った一年を、
決して多くない写真を見せながら1時間で話すなんて出来るのかと、
準備の段階からかなり不安もあってのですが、
やってみてびっくり、なんとか時間内に収まりました。
時間の都合上、ブローのこともイギリスでのことも省略して、
スペインでのこともかなり内容を絞って話したので、
ザッとさらうような話になってしまったかな、という感は否めません。
ですが、自分が1年間くだくだと考え、頭の中で薄ぼんやりと形になり始めていたものを、
こうして言葉として発する機会を持てたことは、本当によかったと思っています。

帰国以降暇を見つけてはちくちく動画を編集していました。
https://vimeo.com/135794388
Hoya Moros

https://vimeo.com/138516728
イギリス

これで溜まりにたまったネタはほぼ放出。すっきり。
イギリスのビデオは、ある意味自分の本領発揮的なところでもあるのですが、
あの時の興奮がある程度さめてから観てみると、
なんて危ないことやってるんだ自分、と呆れてしまったりもします。

最後に、スペインのボルダリング情報サイトSoloBoulderにインタビューを載せてもらいました。
http://soloboulder.com/actualidad/entrevista-wataru-nakajima-sobre-su-reciente-viaje-a-espana

誰かと一緒でも、一人のときでも、スペインではただ貪欲に登っていた気がします。
誰かを驚かせてやろうとか、そういうことは考えず、
単純に目の前に出てきたものにかじりつくようにやっていました。
それでも、そうしていたものが巡り巡って、こうして評価してもらえたことは素直に嬉しいです。
よく冗談で「クライミングツアーに行ってたんでしょ」とか言われて、
「あちゃー」と思うこともありますが、
それでもそう言われてしまうくらい岩に行っていてよかった。
思わぬところで思わぬ人とつながって、思わぬ結果に繋がっている。
言葉が不自由なせいもあって、思ったことを100%応えられたわけではないですが、
このインタビューを受けて、僕はそんな感慨に浸っていました。

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