嫌がらせかというくらいの雨がやっと上がって、
久しぶりに晴れ間が見られそうだったので、
昨日は地元から現実に戻ってきたばかりのイケダくんを駆り出して瑞牆へ。
まだボルダ―には早そう、というか森の中はじっとりだろうし、
同じ理由で不動沢も濡れていそうなので、十一面でマルチということになった。
今回は出来るだけツルベで登りましょうということで、
選んだのは「錦秋カナトコ」と「山族79黄昏」をリンクしたルート。
正面壁までちょっとハイペースで歩くと、案の定音をあげ始めるイケダくん。
自覚はしていても、ペースを落とす気は全くない僕。
朝は雲の中だったけど、取りつきに着いたら晴れた。
ちょっと岩が悪そうな1P目(5.8)は僕がリードして、
続くちょっと悪そうな2P目(5.10a)はイケダくんがリード。
出だしにある核心のレイバックでぷるぷるしていたけど、落ちずに抜けた。
宴会テラスをちょっと歩いて、「山族79黄昏」に入って次の3P目(5.8)もイケダくん。
これも簡単なのにいまいちジャミングやカムが入りにくいランぺみたいなピッチでちょっとイヤ。
まあそれくらいのもの、この先いくらでもあるんだから我慢しておくれ。
4P目(5.8)と5P目(5.10b)は僕がリードしてトップに抜けた。
5P目の最初のオフウィズスは見た目よりずっと簡単で安心した。
盛大に顔をしかめながらフォローしてきたイケダくん、
頂上に着くと荷物からこんなものを取り出してよく分からんムードに浸り始めた。
飲酒・喫煙ではなく、ノンアル・じゃがりこ
曰く「ハードボイルドを目指す」のだそうです。
彼はその後帰るまでに「これ、ブログのネタに使えますよ」とあれこれ戯言を言いましたが、
残念ながらなにひとつ記憶に残りませんでした。
5ピッチだけでは物足りないので、本当なら「山河微笑」を登りたかったのだけど、
懸垂下降していたらロープがひっかかって抜けないという恥ずかしいハプニングがあり、
思いの外時間を食ってしまったので、ルートを変更。
奥壁に移動して「Joyful Moment」を登ることにした。
1P目(5.8)の左上クラック~腹這いトラバースは僕、
2P目(5.9)の長そうに見えて実はそうでもないクラックはイケダくんがリード。
2P目は岩があまり良くないようで、ぽろぽろして怖そうだった。
ちょっとぷるっとしたところもあったけど、概ね問題なしで抜けていった。よかった()。
3P目(5.8)は小ハング越えから短いワイド。さすがにこれは僕がリード。
トポにはリービテーションが云々と書いてあったのでビビったけど、
実際は奥の方にきちんとジャミングが効いたので簡単だった。
ワイド初体験が、まさかのマルチ3ピッチ目のハードボイルド(仮)くん
あとは最後のおまけ(5.7)をイケダくんに行ってもらって、トップアウト。
雲の中になってしまって、周りの景色がよく見えなくて残念。
グレードは低かったけど、初めてのルートを2本登ってそれなりに満足。
ということでササッと歩いて下降して、暗くなりかけた森の中を帰った。
今日は弁天・矢立で大ザルとお互いのプロジェクトをやる予定だったのだけど、
天気が怪しい中瑞牆まで行って、駐車場で「様子見だなー」とか言ってたら降ってきた。
アプローチを歩くこともなく敗退ということで、素直に帰ってエッジで登った。
天気に恵まれなさすぎて、やろうと思っていた開拓が進みません。
一気に涼しくなったし、次に行ったら何としても・・・
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