2022年1月20日木曜日

年越しの旅 その1

「島に行きたいねんな」
このあさこさんの一言から、今回の年越しの旅はスタートした。
九州、できれば宮崎あたりに行くというプランを考えているときに出た、このアイディア。
なんでも、昔から五島列島に行ってみたかったとのこと。
しかも五島列島にはかなり立派な岩があるらしい。
ということで、そこから旅程を一気に長崎寄りに変えていくことになった。

12月30日(木) 移動日
前日が仕事納めで、この日はひたすら西へ向けて走る。
道中、諏訪あたりから岐阜に至るまで雪。冬将軍が行軍していた。
1日のほとんどを車中で過ごし、最後は玖珂PAで泊。

12月31日(金) 移動日
この日は玖珂PAを出て、下関を越え、平家物語の話とかをしつつ九州上陸。
福岡からは日本海沿いを進んで、唐津に寄り道。
ここで昼食を挟みつつ、焼き物を買いに出かけた。こういう旅情(?)もあっていい。
夕方、日が落ちる前に平戸島へ渡り、さらにその西にくっつくようにある生月島に上陸。
なんでも、遣唐使たちが大陸から帰ってきて、この島を見てホッと一息ついた、というのが名前の由来らしい。
・・・そんな由来でいいのか。
この島で人が住んでいるのは東側のみで、西側はほぼ断崖。
北端の大碆鼻灯台のあたりには塩俵の断崖という柱状節理がある。
これを見てみたくて、五島に直行せず寄り道をしたというわけ。

見た目の迫力はなかなかのものだった。
夜は平戸のスーパーでヒラス(ヒラマサ)のアラを買って鍋。やたらといい出汁が出る。
ここからもはや狂気とも思えるお魚鍋三昧の日々が始まった。


1月1日(土)生月島~佐世保~西海
新年。明けましておめでとうございます。
泊まった道の駅の脇に小さな御社があったので、とりあえず初詣。
まずは塩俵の断崖を改めて見に行った。
前日に見たところと違うところへアプローチしてみる。
これもなかなかに立派で面白そうだったが、近づいてみるとボロボロ。
下の磯にいた釣り師のおじさんは「そういえばよく石が落ちてくる」と言っていた。
多少波で洗われるところはそれなりに堅そうだが、その先は...という感じ。
二人で「辺クラする人たちってすごい」としきりに感心しつつ、いそいそと帰った。
その後は大碆鼻灯台を観光して、生月島を後にした。

それから佐世保で温泉に入り、長崎方面に車を走らせて道の駅さいかいで泊。
みかんドームというなんだかよく分からないものがあった。


1月2日(日) 長崎~福江島
長崎市へ移動して、夕方のフェリーの時間まで長崎市街を観光、というより買い物と食道楽。
あさこさんが教えてくれた『素晴らしききのこの世界』という映画も観に行った。
原題はFantastic Fungi。Fungiというのは菌類のこと。
本編に椎茸の名前もちらっと出てきた。英語でも「シイタケマッシュルーム」と呼ばれていてびっくり。
映画の後は本場のちゃんぽんを求めて商店街から中華街を長いことうろうろして、
やっと入れたお店でちゃんぽんと皿うどんを食べ、さらに勢いで角煮まんも食べた。
クライミングツアーならぬ「喰らいミングツアー」なのでこれもいいか。


買い物を済ませて夕方のフェリーに乗り、20時に五島列島の福江島に到着。
真っ暗で島に着いた実感がまるで湧かない。まあ翌日に期待ということで。
福江港からほど近い崎山漁港の公園で泊。夕飯はクロダイをいれたキムチ鍋。
〆のものを買い忘れ、ちょっと物足りず。

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