今年はGWに丸被りだったので、瑞牆は人で溢れかえっておりました。
3日、4日はプライベートで登った。
3日は大ザルと不動沢へ。
「コスミックサーフィン」(5.10b 3P)を登って、その上の「果てありの岩稜」(5.8)に繋げ、
不動岩に移って「牛乳びんクラック」(5.10a)、最後に「胎内くぐり」(5.10a)を登るコース。
不動沢中流域のクラシック(の一部)を堪能、という感じ。
今年は豪雪の影響が大きいようで、屏風岩を過ぎると雪がかなり残っていた。
滝より上流は相当ひどいらしい。
中流の岩場も雪で取り付きが上がっているものが多かった。
極めつけは、これ。
5月の不動沢に氷柱が出現。こんなこともあるんだなぁ。
「コスミックサーフィン」は1P目がちょっと汚くて怖いものの、
上部のスラブはポケットとダイクが発達した不動沢らしいスラブで気持ちが良かった。
大ザルもフォローで「おぉ、悪いゾ」と言いながら抜けてくる。
「果てありの岩稜」はどこからどこまでがルートなのか釈然としないクライミングだった。
大ザルもかなり記憶と違って困っていたようだ。
「牛乳びんクラック」は昔フォローで登って落ちた記憶があったのだけど、
今回はかなり快適にリードできた。
これは瑞牆全体でも有数の名クラックですな。
最後に登った「胎内くぐり」はその名の通り狭苦しい穴の中に入り込むルートで、
クライミングというかアスレチックで遊んでいるようで楽しかった。
合計で8ピッチか9ピッチ登って、大ザルはお疲れの様子。
結構充実しました。
4日は一日付き合ってもらって「自由登攀旅行」(5.13b 7P)へ。
日が当たって暑くなる前にと、6時に出発した。
その甲斐あって、かなり涼しくてコンディションよさげ。
が、2P目の5.12aでいきなりぽろっと落ちる。
12aと言われればそうなのだけど、核心のボルダームーヴがかなり悪く感じる。
ムーブをちゃんと作って2回目で抜ける。
ここからが本題。まず3P目(5.13b)。
去年トライした時は2回のフォールで抜けたけれど、今回はRP狙いなのでしっかり練る。
80~90°くらいのスラブフェースにずーっと気が抜けないムーヴが続いて、精神的にくる。
なんとかムーヴが固まったので繋げ。
結構気合を入れて登ったら、日が当たってくる前に何とかRPできた。よかったー。
とりあえず、完登に向けて一歩前進。
続いて本題その2、4P目(5.13b)。
このピッチは前回どハマりして、そうかと思えば杉野さんがFLしたりといろいろあった。
今回も案の定、ハマった。
核心のパートのムーヴを固めるのにかなり時間がかかり、
繋げてトライする頃には日がガンガン当たる時間帯に。
繋げていくとどうも核心のデッドで肝心の足が滑る。
分かりにくいですが、この辺から核心
2回トライしたところで、先週ハレでぼろぼろになった指から流血。ぐわー。最後のトライでやっと一番の核心が止まったものの、すぐ後の小核心で呆気なく落ちた。
ぬめりとヨレとスリップとあれやこれやあって、要は詰めが甘い感じ。
なかなか簡単には登らせてくれません。
次回はマスターで一撃してやる!
ということで今回も途中で撤退。
帰りにボルダーに寄ると、独りでツアーに来た福の神が「生命力」をやっていた。
翌日だか翌々日に登った模様
翌朝また瑞牆入りして、内藤合宿に参加。
つづく
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