そういえばこういうメンツで外へ登りに行くのは久しぶりでした。
いましさんに「何時集合にしますか」と聞いたら、「6時」とのこと。
気合が入っていたわけです。
かなり早い時間に瑞牆に到着。すがすがしい朝という感じ。
大面下を目指して歩き、「ネズミオン」とかのある岩でアップ。
と言っても、易しい課題がそんなにないので、
密かに人気を集めているらしい「ジャイアンとパンダ」(3級)を繰り返し登ったりした。
下地が猛烈に斜めな「シンボル」(2級)とか、綺麗なクラックも登った。
こういうクラックが30メートルくらい続けばいいルートなんだろうなあ。
体が温まってきたので、「ネズミオン」(二段)もやってみた。
スタートからのランジが全てで、フリクション次第でかなり変わりそうな感じ。
やっているうちにランジの飛距離が伸びてきて、そんなに時間をかけずに止まって登れた。
勢いそのまま「ハトーケン」(初段)もやったら、これはOS。
うひょー、思いがけず好調な模様ですぞ、と色めき立つ。
上の方に移動して、「Rise」(四段)へ。
一度上からロープを垂らして掃除して、後半のオリジナルパートからムーヴをやってみた。
よく乾いていたし、いましさんにいろいろ教えてもらったので、すぐにムーヴは完成。
このパートだけで初段くらいかも。
それから中間部のシビアなフックが出てくる辺りを練習したけど、ここがしんどい。
まあ、ここが核心なわけだしな。
足順がちょっと複雑なのと、フックを書けるポイントがよく見えないのとで、
ここは何度もやって体に覚え込ませるしかなさそう。
さらにスタートの辺りをやっていたら、スタートの右手カチがちょっと欠けた。
エッジがちょっと丸くなった程度なので、ムーヴには影響なし。
そういえば後半パートもトライするたびにちょっとずつぽろぽろ欠けたし、
この岩自体がちょっと脆いのかも。
まあ、ホールドが欠けてしまったら、それも宿命ですからね。
僕と小DKがあれやこれややっているうちに、これを狙ってきたいましさんは繋げトライを開始。
「繋がる気しねー」とかなんとか言っていたのに、最後は低い唸り声をあげながら登っていた。
す、すごい・・・
ここから大移動して、今度は高原エリアへ。
「Rise」を登ってもまだまだハングリーないましさんの希望で、
スタートホールドが欠けて悪くなった「高野聖」(二段?)にトライ。
が、スタートのアンダーから染み出している・・・明らかに色が違うし。
移動の疲れもあって、しばし休憩がてら各自ふてくされる。
でも、だからと言ってこの周りは初段以上の課題しかないし、
それも「百鬼夜行」とか「陽炎座」だし、
やってりゃなんとかなるだろうということで、ぼちぼち「高野聖」を始めた。
いつだったか忘れたけどスタートのインカットしていたアンダーが欠けて、
今はあまりインカットしていない微妙なアンダーになってしまっている。
向きもちょっと悪くなったような。
スタート以外のホールドは乾いているので、とりあえず持ち方の試行錯誤から。
で、結局どうやってもしんどいものはしんどいので、
比較的マシに思える持ち方に決めて、あまり保持感にはこだわらずに離陸。
長く触ってると、湿気てくるし。
結局この1手目が一番悪くて、がちゃがちゃポケットへのデッドがなかなか止まらなかった。
やっと止まったトライで、リップにランジして取る場所をミスって落ちた。
その後しばらく1手目が止まらなくなってしまったので、
「これは大事なトライをふいにしたなー」とか思ってしょんぼり。
でもこうなったら何としても止めてやりたいので、レストしながらまだ頑張った。
どうやらトライし続けると指先が熱をもってきて余計にヌメったりするらしい。
とかいうことを気にしながら、ちゃんとトライの間を空けるようにしたら、1手目が止まった。
そのまま今度はちゃんとリップの狙った位置を取ってマントル。出来たー。
なんだか個人的には大分登りにくくなってしまったような気がするけど、
スタートのアンダーが乾いていればもうちょっとやりやすいのかな。
とにかく、この課題が欠けた後もちゃんと登れて一安心。
小DKはチーム随一のヌメり手をいかんなく発揮して撃沈。
いましさんは自ら編み出した「気化冷凍法」なるものを駆使して、
一度終わりかけた指先のコンディションを再び味方につけ、最後にはきっちり登っていた。
余った時間で、長年の宿題「百鬼夜行」にもトライした。
これもなんだか湿気っぽい気がしたけど、考えてみたらいつもそんな感じなので気にしない。
前にやったときよりもずっとスタートの体勢で安定出来るようになっていて、
それまでほとんど止められなかった1手目が、今回は3回に1回くらい止まるようになった。
で、それで登れたかと言うとそんなことはなくて、
結局その後のポケットを取るムーヴで落ち続けて時間切れ。
明らかに、キョンが下手くそなのが原因。
あと、毎度毎度ここに来るのが一日の終わりなのもいけない。
これくらいのグレードなのだから、ちゃんと一日のベストな条件のときに持ってこないとな。
ともあれ、進歩は感じられたのでまだよかった。
今シーズンはちゃんと宿題回収に行こう。(って毎シーズン思ってるけど)
一日よく動いたので、松本に帰ってからカロリー高めのものを食べに行った。
マーボー麺のインパクトに驚愕した小DK
秋深し 隣はなにを する人ぞ
という俳句を思い出す季節になってきたけど、
隣りの人なんかよりもまず自分が何をするか、何ができるかが気になる季節でもあります。
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