長野を出た時は雪が舞っているくらいで寒かったけど、エリアは晴れて暖か。
そろそろ春の陽気になってきたか。
やっと水位が下がって、対岸に渡れるようになったので、
岩盤でアップしてアンバマイカの岩へ。
アップしていたら、中流の方から呼ぶ声が。
がちおさんがジムの人たちを連れて現れた。
おかげで一気に賑やかくなった。
増水していた間にまた下地が少し下がってしまい、
アンバマイカの岩は余計に周りのスペースが狭くなっていた。
「天照」の下地も、シーズン初めに作った下地が半分くらいなくなっていたので、
「今日は半分土木工事かなあ」と石を運んでいたら、
岐阜勢の皆さんが手伝ってくれて、おかげで凄い早さで下地ができた。
ありがとうございます。
アップの仕上げにアンバマイカを登って、リップも掃除。
リップの上から見ると、下は川しか見えない。そりゃそうか。
下地が出来たとはいえ、3手目を取り損ねると結局水没しそう。
リップはやっぱり上から見るとまったいらだけど、下から持てばちょっとはいいだろう、と判断。
ツアー直後で、気合もあまり入っていなかったので、
「次回勝負する感じかな」と思いつつトライ開始。
と、初っ端から1手目が止まる。
2手目のランジで落ちたけど、なにやら感触がやたらとよかった。
1回握っただけでスタートのカチに皮を取られるので、トライの間隔は長めにして続行。
2回目はまた2手目を外して落ちて、3回目に止まった。
スタートまで足を上げたら思ったよりも狭く、3手目を出すかどうかで一瞬迷ってしまい、
その一瞬で一気に心が折れたので、出さずに下りた。
そりゃあ、迷いますって。
感触の良さに、「今日登っちまえ!」とレストして腹を括って4回目。
よく見えない2手目が完全に命中して、
今度は覚悟が出来ていたので迷わずに3手目を出したら、止まった。
いざ取ってみたら、リップは予想した通り結構よくかかるスローパーで、
あとは慎重にマッチしてマントルを返して、岩の上に立った。
毎回心配だったけど、水遊びはせずに済んだ。よかったよかった。
数年前に初めて触った時は1手目の悪さに「なんじゃこりゃ」となったのに、
やっているとこなれるものですね。
その後はしばらく岐阜勢と大ザルの応援。
大ザルは調子が上がってきているらしく、シーズンベストの高度をマーク。
そろそろ勝負できるのか?頑張ってほしいところ。
岐阜勢はアンバマイカで遠山川の岩質の洗礼を受けていた。
登れたり、登れなかったり、下降で衝撃を受けたり。
これが遠山川ですよ、皆さん、とか思ってにやにや。
だんだん惜しくなってきている大ザル
「イザナギ」に行こうかなとも思ったけど、神楽ケイヴへいって「骸」(四段)をやってみることに。
後半の二段パートは一応登れているので、スタートからバラす。
まず1手目が苦手な感じ。アンダーで体を張って出るのは相変わらず苦手だなぁ。
ちょっと手元を調整してからの2手目が遠い。取る先はガバだけど、ほぼフルスパン。
で、多分一番の核心になる3手目。
これはフックとか腰の位置で誤魔化して出る感覚が面白かったけど、止まらなかった。
1手1手はそれなりに出来そうな感触を得たので、試しにスタートからつなげてみた。
流石にそれでぱっと出来てしまうほど生易しくはないけれど、
最終的に2手目を止めて3手目に入るところまでは繋がった。
初登されるよりも前に1回だけやって、もろに苦手な1手目と遠い2手目以降に、
「これはとんでもないなあ」とだけ思ってそれ以来避けている節があったので、
今回のこの感触は驚きだったし、それでいて、必然でもあった。
シーズンの終わりは近いけれど、やっていったら面白くなりそう。
頑張ってみよう。
というところで今回は終了。
岐阜勢は泊まりだったらしい。どうだったかな。
ツアーから帰ってきて、登り始めるまで少し時間をおこうかとも思ったけれど、
自分が落ち着く岩場に行ったら、そんなのどうでもよくなってしまいました。
いや、どうでもよくなったわけではないけど。
どんな状況でも、自分は外に出掛けてなんぼなんだな、と思う。
案外簡単にリスタートが切れそうなことに、なんだか呆れてしまうけれど、
これでもいいかな、なんてことも思う。
おまけ
恩師の体をいじるがちおさん(真面目)
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