2016年3月1日火曜日

Joshua Tree 7

2/26 『かけめぐる』
丸一日レストする日。午前中、かっしーがAcid Crackにトライするので同行。
Real Hidden Valleyのボルダ―でアップするのを眺め、Acidへ。
かっしーも今回からリードでトライを始めた。
暑くなってくる中、出だしのフィンガージャムのセクションで苦労しているものの、
それ以降は繋がりそうに見えた。
Acid Crack

写真を撮ったり、岩陰で涼んでいるとき、そしてそこで少し微睡んでいるとき、
Stingrayのイメージが呼び起こさずとも浮かんでくる。
荒い息で、小さなカムをセットしているイメージが駆け巡り、1周したら2周目がはじまる。
だんだん追い込まれてきているのか。焦り始めているのか。

そういえばまた岩場で食べ物をあさられた。今度はチビのネズミ。
素早く動く犯人

昼まででトライは終わり、洗濯をしにジョシュアツリーの街へ。
福ちゃんがついにカムを購入。
それから、前から気になっていたCROSSROADS CAFEで遅めの昼食。
少しばかり髙いけれど、いい雰囲気、料理は美味しく、店員さんの対応もよかった。
伝票の書かれたThank You!に少し感動。



モーテルに帰り、午後から出かけた後発組3人の帰りを夕飯を作りながら待った。

両手の人差し指の側面はもうだいぶ前から鈍くしびれたままだ。
残り1週間と数日。
早く登りたい気持ち、早く帰国して安心したい気持ち、いろいろあるが、
今Stingrayから逃げ出すという選択肢は、ない。

2/27 『ハイキング』
今日はマットが多くあるうちに、ということでUndergroundへ行くことになった。
アプローチ2マイル半、山をひとつ越え、少し迷いながら2時間ちょっとかけて到着。
ボルダ―のアプローチとしてはなかなか。歩き慣れててよかった。


明日のStingrayのためにV6までしかやらない誓いを立て、ほとんど他のメンバーの観戦。
皆、アプローチの長さと暑さに参っていたけれど、ぼちぼち登り始めていた。
4:20 at underground(V4)とBody and Soul(V5)を登り、
まあたしかに面白いかな、という程度だったけれど、
Bodyglove(V4)は4つ星らしい良作だった。
岩の風化って凄い。
トミオカさん on 4:20

かっしー on Body and Soul

セイタさん on Bodyglove

Nicole Face(V4)はやけに登りやすく、その後にやったEclipse(V5)は逆に登りにくいようだった。
セイタ・トミオカ両氏の総V獲得数の争いはかなりのデッドヒートになった模様。
それなりにいいアクティブレストだったかな。
トミオカさん on Nicole Face

こーめい on Dark Matter(V9)

セイタさん on Eclipse

帰りはまた長かったけど、真っ暗になる前には帰ってきた。
それから、福ちゃんの誕生日を皆で祝った。
スーパーで売っていたものすごい色のケーキは、
色の点に目を瞑れば、少し甘すぎるだけのケーキだった。



2/28 『5ラウンド目』
福ちゃんが夕方Iron Resolutionに行きたいそうで、かっしーはレストなので、
そんなこんなでいつもよりも早い時間にStingrayに行くことに。
まずアップが必要だったので、Hall of HorrorsにあるLinn Hill's Memorial Face Problem(V4)へ。
LHMFPのある岩の課題を全て一撃して、LHMFPのセッションを見守って、それからStingrayへ。
ジョン・バーカーとかリン・ヒルとか、レジェンドの名前が続々出てくるな。
LHMFP

準備を整え、いざやってみたら、核心前でテンション。
とにかくそこまでのムーヴの流れが悪かった。
カムのセットを合わせると、やはり別物。
そこからムーヴを修正して、すこしいい流れになったところで核心をやってみたら、
足を切るところから一番しんどい右のデッドまで繋がったものの、
左人差し指の皮を広く取られてしまった。
残り一週間でこの傷は、厳しく感じる。
とりあえず指は経過を見守るしかない。

しかし、心のどこかで「今日登れるかも」と思ってほくそ笑んでいた自分は、どこまでも甘かった。
このルートはそんなに甘くない。容赦なく噛みつかれた気分。
アップ不足も感じたし、次回は考えられる限りの手を尽くして1トライにかけるべきだろう。
まだその気持ちが足りていなかった。
勝負はいよいよ佳境。挑むと決めた以上、もう迷っていられない。
腹を括りなおす必要があるだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿