2022年12月26日月曜日

師走

今月に入ってからは、寒波に震えつつひっそりとボルダーに通っている。
ツアーが終わって一月経ち、やっと体の調子も戻ってきたように感じる。
直近で何か大きな目標があるわけではないけれど、調子が上がらないと気分も良くないので、鍛え直していかないと。

12/3、今年最後の瑞牆。
まだ体の調子は微妙だったけれど、リョウマくんが登ったHOLOS(三段)をやりに行った。
近くにある二段をリピートしてアップ。体は重いけれど、なんとか登れた。
本題のHOLOSは、スタートがいきなり悪い。
左のでかいアンダー両手だと浮けないので、右下のアンダーカチとセパレートでやったらスタートできたので続行。
このスタートでは1時間くらいトライして登れた。
が、後ほど確認したらやはりスタートは左のアンダー両手だったので、やりなおし。
必死で離陸→着地を高速で繰り返し、何とか1手目を出すくらいはできた。
課題の内容は、意外と数が少ない瑞牆の三段の中でも屈指のものだと思う。

12/4、今シーズン初の野猿谷。
以前からこっそり気になっていた、猿猴捉月図(二段)をやりに行ってみた。
アップでエリア5の日当たりがいいところの課題をパラパラと登った。
なんだか遠山川の課題を思い出すような水の川(初段)も登った。
本題の猿猴...は、見るからに核心っぽかった前半は案外早くできたものの、
この課題の本当の核心は明らかに後半のスラブ。
ホールドもフットホールドも割と明瞭にあるのに、これができない。
かなり頑張ったけれど、結局スラブを這い上がれなかった。
その後はエリア4→3へと下り、モンキーシャドウ(二段)、サル伝説SD(二段)を登った。
見た目には1級なさそうなサンシャインスーパーマン(初段)には完全に敗退。宿題か...
最後に猿人サークル(1級)をぷるぷるしながら登って帰った。

12/18、久しぶりにSSKでボルダー。大ザルもやってきた。
本当は野猿谷に行きたかったけれど、前日の雪をうけて「これは無理」とSSKにした。
行ってみると、雪はないもののSSKでも十分すぎるくらいに寒い。
日陰では登れる気がしなかったので、日当たりのいいパスウェイの岩へ。
この岩でまだ登っていなかった48(二段)と近くのたきちハング(初/二段)を登った。
やるものがなくなったので、少し戻って大ザルをシャークティースの周辺に案内。
ついでに、前に来た時に気づいて気になったシャークティース左の課題も登った。
両手アンダーからリップにドーン、あとはマントル。
マントルを返すところでホールドに土が詰まっていて危なかった。
帰ってから確認したところ、早春賦(二段)とのことだった。

12/24、クリスマスイブでも構わず野猿谷へ。やっぱり寒波で寒かった。
最近ブログに載せる写真を全く撮っていないことに今更気づき、登った岩の写真はできるだけ撮ることにした。
駐車場でばったり会った知人を案内してエリア9まで上がり、日当たりを求めてエリアの上の方へ。
この辺りの課題はやったことがなかったので、ちょうどよかった。
気温はかなり低いけれど、風さえなければそこそこ快適に登れた。
アップで数本易しい課題を登って、まず御神渡り(初段)を気持ちよくゲット。
それから邪宗門(1級)もやってみたら、スタートホールドで指を抉られた。
見た目が良いわりに登られている様子がないのはそういうことか?
邪宗門

続いて結構高い幻日(二段)。
なんだか見た目にはもう少し易しそうだな...でも高いな...と思いつつ届く範囲で掃除してトライ。
核心だと思われる中間部をこなして、上部も咄嗟に心臓が止まりそうなハイステップを繰り出してOSできた。
幻日

さすがに二段はない気がするけれど、とても良い課題だった。
続いて少し下って三狐神(初段)も登った。
初めは???だったけれど、ホールドの持ちどころが分かったらできた。
三狐神

で、ようやく本題の猿猴捉月図。新しく買ったキメラが威力を発揮してくれるか。
前回のハイポイントには何トライ目かで追いつけたものの、やはりそこからがもろに核心。
キメラの爪先の感覚は確かに良い気がしたけれど、単純に使用者の技量の問題らしい。
一応、ハイポイントは更新して実質あと1手というところまでは進んだ。
この1手、というか1ムーヴがサクサクできるくらいになりたいのだけどなぁ。

12/25、クリスマスだけれど、やっぱり野猿谷へ。
冬型が少しは緩んでくれることを期待したけれど、風は相変わらず冷たく吹いていた。
いつものように、エリアを一度通り過ぎてマウントピア黒平で受付し、お金を払って、エリアに戻って車を開けたところで気がついた。
「あ、マット忘れた。」
2枚もあるボルダーマットを2枚とも家に置いてきてしまい、車の後ろは空しくすっからかん。
でもお金払ったし、このまま帰るのはなぁ...となったので、とりあえず登りに行った。
これもまた気になっていた猿の王(二段)にロープを張って降りてみたけれど、
これはマットがあるときに地面からトライした方が良さそう、ということで今回は見送った。
特に目当てもなくぶらぶら上がっていって、マットを敷いても意味がなさそうなドランクモンキー(初段)は数回で登った。
次はこれかな、と思って見に行った低めの二段はリップが凍り付いていたのでやめて、
結局エリアの入り口付近までもどって猿楽(初段)をやってみた。
見るからに出だしの数歩が悪そうなので、マットがなくてもまあ大丈夫そう。
が、当然浮いては落ちるを繰り返してやきもき。
足ふきマットくらいは持ってくるんだったと反省。
指もソールも結構減った頃にやっと問題の数歩を抜けて、後半のスラブでまたぷるぷるしながら必死で這い上がって登った。
猿楽

この日は夕食を作る約束をしていたので、早めに撤収して買い物をして帰ることにした。


というところで、年の瀬が目の前に迫ってきた。
登り収めと思っていた日にマットを忘れてメンタルの弱さを痛感したわけだけれど、
それだけで1年を締めくくるのはちょっとアレなので、もう1日どうにか登りたい。

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