2015年4月19日日曜日

La Pedriza 10

気が付くと、今期の授業も残すところあと1か月。
スペインにいられるのもあと2カ月になっていた。あっという間だ。
少し、焦燥にかられるような、そうでもないような。
ちょっとずつ複雑な気分になってきますな。

今日は記念すべき(?)10回目のLa Pedriza。
エドゥが「時間は明日の朝また連絡するわ、たぶん13時くらい」と連絡をくれたのに、
その時間になっても音沙汰なしなので、こっちから連絡を入れる。
「13:40ね」との返事。やっぱりね。
パブロを拾いに行くと、あんなに長かった髪をばっさり切ってまるで別人。
ちょっと可愛くなっていた。

「どこか行きたいところあるか?」といつものように聞かれたので、
「La Focaに行きたい」と言ってトポを見せたら、
「おー、この課題カッコいいよな」ということで即決。
普通はCanto Cochinoの駐車場から行くようだけど、
El Trancoからも川沿いに歩いて行けるようなので、そっちから行くことに。

El Trancoの駐車場は既に満車だったので、ちょっと下の駐車場から歩く。
「結構遠いかな」と思っていたら、20分くらいで着いた。
川伝いに吹いてくる風が涼しくて気持ちよかったし、案外この道もいいかも。
規模が凄い割に、全体的にコンパクトにまとまっているのがLa Pedrizaの魅力の一つですな。

セクターに着いてすぐのところに看板課題のRobin(7a)があって、
二人が「これスゴイ、これスゴイ」と感心している間に、僕はすぐ上の岩のLemento(8b)を観察。
これもなかなかカッコいいけど、見た目単純な保持系課題。
フラッシュした人もいるようだし、得意な人には易しいのかな。あんまり気にしないけど。
近くに7台しかないので、La Guadaña(7a)の岩まで上がってみる。
凄い形の岩
上がってからトポを確認したら、ここも6台はほぼ皆無。あちゃー。
La Guadañaをやっている人たちがいたので、それに混ぜてもらうことにして、
とりあえず体操とストレッチだけやってアップなしでトライ。
見えないホールドを外して逃してしまったけど、2回目でゲット。
体が動いていないのでぷるぷるしてたけど、まあよし。

エドゥとパブロのトライを観戦していたら、タロひょっこりがやってきた。予想通り。
La Guadañaをデモしたり、周りの新しい課題を教えてれたあとは、
右のスラブからLa Guadañaに入るラインをやっていた。
新ラインを新モデルで登るタロ

二人は左のカンテを取るところまで繋がって、感触が良くなったところでやめ。
空もなんだか暗くなってきたので、さっさとRobinに移動。
La Pedrizaの7aといえばコレ、みたいな超有名課題がこのRobin。
La Pedrizaを扱ったビデオには大抵出ている気がする。
見た目に反してホールドはどれもちょっと悪め。
スタートから1手目とリップへのデッドが遠くて悪そう。
これも1撃を狙って取りついたら、下部の核心は問題なかったものの、
リップへデッドするときの右手が予想に反してスローピーなピンチなのにビビッて降りた。
次のトライで右手の甘さを我慢して思い切ってデッドしてみたら案外近かった。
花崗岩の割にフィジカルなムーヴから始まって、最後の根性が試される1手。
高さがあって岩が硬ければいいラインと思ってしまう僕ですが、これは格別でした。


写真が欲しかったのでリピートした

二人も最後のデッドを出すか出さないかというところまでは行っていたので、
次回はひたすら自分との戦いだろうな。
さて、次の課題を、と思ったところで雨が降ってきて、あえなく終了。
リピートしたのも含めると、今日は5トライしかしていない。
さすがに少なすぎる気がするけど、登った課題はどちらもよかったので結構満足。
天気ばかりはどうにもならないし。
むしろこれしか登っていないのに幸せな気分になれるなんて、
やっぱりここはいいところだ。

二人ともカッコいい宿題が増えてヤル気満々な様子なので、近々また行けるだろう。
次回はLementoかな。


冒頭にも書いたように、スペインでの生活は残り2カ月。
そして、昨日航空券を予約しました。
発つ日が明確に決まってしまうと、カレンダーのその日付が一気に現実味を帯びて迫ってくる。
やれることは出来るだけやっておかないとな。

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