2015年7月16日木曜日

Peak District 4

6/30(火) 『遠い方』
指皮がないし、暑い日になりそうだったので難しいことはせず、
易しいルートで数を出す日にした。
StanageのHigh Nebの方へはまだ行っていないので、
トポで最もFavorite Five(著名人による傑作選)に登場しているThe Vice E1/5bや、
Stanage最難のMother of Pearl E8/7aなんかを見に行くつもりででかけた。
が、これが近いようで結構遠かった。駐車場から30分以上歩いた。
Lowrider V10のあるEnd Slabでアップして、High Flyer E4/6aも登って、
Chip Shop Brawl E5/6cはスローパーがヌメって持てず、やめ。
The Viceは太くて見るからにしんどそうでドキドキしたが、無事OS。
それからはひたすらVD~E1くらいの良さそうなルートを登っては移動、登ってはまた移動して、
High Neb Buttressを目指した。
暑さと日差しと軽い脱水と、昨日からの疲れと、まあいろいろ重なってもうぐだぐだ。
体力はやっぱり落ちているか。
太陽の国スペインで買った日焼け止めを塗っていても、大分焼けた。
最後は混みあうHigh Neb Buttress VS/4cを諦め、Inaccessible Crack VS/4cを登って終了。
ライン取りが微妙なのも含め、30ピッチ登った。
帰り道はもうゾンビのようだった。
アプローチの途中で微笑むHappy Milestone。眉毛がつながっている。

The Vice

7/1(水) 『夏日』
だったらしい。
例によって直射日光で焼かれたテント内の暑さに耐えかねて起きた。
昨日終わった時点では激しい筋肉痛がくると思ったのだけれど、そうでもない。
体が重いと感じる程度。じゃああの疲れはなんだったのか。
シャワーを浴びて洗った下着を干して、Outside Cafeに出掛けた。
途中牧草地の草むらを横切ったせいか、イネ科の花粉で目が悲惨なことに。
カフェのトイレで鏡を見たら、真っ赤だった。薬を飲みませう。
カフェで少し通信。スペインのイバンから「来年の夏は日本行くからな!」とメッセージが来ていた。
大ザルとメッセンジャーでやりとりをしていたら、WiFiの時間が終わってしまい、
Facebookに投稿できず。
キャンプ場に戻り、久しぶりに落書きやら、トポを見ながら英語の勉強やらして、
ウンカの群れに取り囲まれながら暑いレスト日が終わった。
ツアーは折返し、日本の土を踏むまで、あと2週間。
ハザーセージの教会

口から雨水が出るわけではないらしい

7/2(木) 『E8』
曇りという予報だったが、朝は晴れ。
さてどうか、と思いつつゆっくりBurbage Southへ。
そういえば少しパッキングを変えてロープをリュックの中に入れたら、
肩掛けのマットがずれやすく、むしろ背負いにくくなってしまった。
なんだかいつにも増して足取りが重いような気がしたが、とりあえずアップ。
E2くらいまで登って、仕上げにCrikey E5/6aもOS。
じゃりじゃりして怖かったが、ホールドは大きく、快適だった。
Crikey

Simba's Prideにロープを張り、リハーサルしていると、曇ったり雨粒が当たったり、
かと思えば日が差したりと変な天気に。
ロープを引きながらもう一度繋げて登れたが、核心が不安になり何度か練習。
結果、余計に不安になった。
妙に蒸し暑い気もするし、どうするか悩んだ。
悩みに悩んで、待っていると風が出てきて涼しくなったので、覚悟を決めてトライ。
核心のスローパーエッジをイメージ通りに止めたところで、
胸の辺りに突き出たぺブルにTシャツが引っ掛かり、一瞬動きを止められて焦った。
結局、気合を入れて動いたらプチッと引きちぎれたが、気にしない。
続く2手をこなして完登。近くで見ていた二人組がやんやと拍手してくれた。
気疲れでどっとやる気がなくなったので、Northに移って易しいルートを数本登り、
雨に降られて退散した。

この一手が一番悪かった


最後の一手

Simbaに喰われたTシャツ

7/3(金) 『Bamford』
Burbageの課題が一段落し、何を、というよりもどこで登るか悩んだ末、
Bamfordに行ってみることにした。
Stanageを横目にだらだらと起伏のある道を走り、到着。
アクセスの都合上、少し遠いゲートからしか入れず、しばらく歩いた。
Bamfordは思っていたよりも全体的に小さかった。それに下地が悪い。
とりあえず一番奥のThe Salmon E7/6cのスラブ周辺でアップ。
他のパーティが来たので、E1くらいまででやめておいた。
そもそも今日は暑かった。天気がいいと日向はやはりしんどい。
少し移動して登っていたら、ハイステップのときにパンツの股間が裂けてしまった。
Gargoyle Flake Vs/4cの上部。これが名前の由来のようだ

Jasmine E6/6bにロープを張り、30分くらいやったらムーヴが定まったので、
コンディションは良くなかったが気にせずトライ。
無事に登れはしたが、核心の一手で持っていたカチがすっぽ抜けて、
あわやというところで片手で止まった。
E8より、一瞬危なかった。
甘いカチの続くフリクション系のルートを、この時間この指皮でやったのは迂闊だった。
もっと慎重にやらねば。
Jasime

この直後、左手が抜けました

Magnum Force HVS/5b

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