2015年1月10日土曜日

Fontainebleau day 15~17

一昨日の深夜、スペインに帰ってきました。
やっぱりこちらは快晴、乾燥してしかも暖かい。快適だ―。

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乾きが早いらしいApremontに行ってみるつもりだったのだけど、寝坊。
残念ながら空模様は依然として曇り、ちょっと霧っぽい。
ジトの前の道も濡れているので、こりゃ無理かと決めて、一日引きこもってしまった。
午前中はジトを一通り掃除して、洗濯もして、
午後はひたすら動画編集。
一度は作ったものなので、それなりに作業はスムーズでした。

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今日こそはと決心して、Apremontに行くことに。
が、やっぱり曇り。道路もじっとり。
「さすがにどこかしら乾いてるだろう」
Cuvierを過ぎて道路をくぐり、Apremont Enversに到着。
物凄く悪いと評判のPierre Phirosopher(8b+)とかを見学したけど、ルーフの奥までじっとり。
「丘の上にある岩とかだったらなんとか・・・」
自転車を担いで丘を越え、Apremontに移動。
看板課題のEgoite(7a)とかいろいろ見たけど、ことごとくびしょびしょ。
「乾きが早いところでこれか・・・」
最後にApremont Ouestに行ってCrazy Horse(7b)とかSitting Bull(7c)も見てみたけど、
これもそれまでと同様、ルーフの中のホールドはじっとり、リップはびっしょり。
ということで、ただのApremont見学で終わってしまいましたとさ。
一人寂しくジトに帰って、「この二日間はなんだったのか」とか考えながら動画編集。
おかげで夕食を食べる前には完成。
どうせ最後の日だしとスーパーへ行って変わったビールを買ってきて飲んだ。
豚の絵がかわいい。果実酒が入っているらしく、赤い。味は、まぁそれなり。


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スペインに帰る日。
起きて玄関を開けてみると、雨。これが通常の冬空なのかな。
で、大家さんの置手紙を発見。「仕事に行ってきます。12時半ころ帰ります」とのこと。
本当ならもっと早く出てパリ観光でもしようかと思っていたけど、
雨だし、どうせこのままではおいとま出来ないので、待つ。
大家さんが帰ってきて、「いつごろ行く?」と聞かれ、
「出来るだけ早く出たいんだけど・・・」と言ってはみたもののうまく伝わらず、
結局2時以降に出ることに。
まぁいいや、どうせ雨だし、フライトは夜だし。
最後に大家さんのチェックが入って、デポジットのお金を返してもらって、
Fontainebleau Avonの駅まで送ってもらい、さよなら。
とても親切な大家さんで助かりました。
後半戦のクライミングは自転車をすぐに手配してもらったおかげで上手くいった。
本当に感謝です。

パリに着くと、なんと突然雨が上がって晴れ間がのぞいた。
Lyon駅からPorto Maillotのバス停まではかなりあって、雨なので歩くのは諦めていたけど、
西日が差したらやる気が出た。
ということで、パリ市街を約8キロ歩くことに。
バスティーユの交差点で入る通りを間違えて遠回りしてしまったけど、
途中で気づいてセーヌ川沿いに戻った。
西日が当たるタイミングで来られて、実はラッキーだったかも。
なにかの塔

ルーブル美術館

遠くににょっきりエッフェル塔

凱旋門

残念ながらゆっくり見ている暇はなかったので、後半はほとんど速足で通過。
まぁ老後にでも改めて見に来ればいいや。
それまでこれらの名所が残っていれば、だけど。
Porto Maillotのバス停からバスで空港まで行って、
セキュリティチェックを通過してから腹ごしらえをして、搭乗。
2時間のフライトはまた窓際だったけど、夜なので面白くない。
ということでほとんど寝ていた。
マドリッドに着いたのが23時過ぎ。こちらはやっぱり晴れていた。
地下鉄で中心街まで行って、深夜バスでアルカラに帰ったのが2時ころ。
たくさん歩いて疲れたので、少ない荷物を速攻でばらして寝てしまった。

途中で宿が変わったり、エリアへのアプローチが毎日長かったりで、
2週間ちょっとだったけど結構長く感じた。
7b以上もそれなりに登れた。
Atresie 8a
Misericorde 7c+
La Gaule 7c
Le Berezina 7c
Le Carnage assis 7c
Kangaroo City 7b+
Basta assis 7b+
L'Aerodynamite 7b+
Little Big Boss 7b+
Supplement d'Armes 7b
Osiris 7b
Master of Puppets 7b
La Danceur 7b
L'Anglophire 7b
Bleau's Art 7b
ざっとこんなところか。
今回はなにか1本に打ち込むということはしなかったので、
グレードは及んでいないけど、2年前より底上げはされている気がする。
新しいところに行くのもいいけど、こうして久しぶりに戻ってきた場所では、
前回と比較していろいろなことが分かって面白かった。
またやってみたい。
この季節にしては年末年始に天気が安定してしっかり登れたし、ラッキーだった。
行けたエリアは少なかったけどその割にはかなり楽しみました。
高難度の成果はこれからスペインであげればいいのだし。

スペインに戻ってきて、寮費を払いに行って、
寮の人たちに「Feliz ano nuevo(あけましておめでとう)」と挨拶して、
洗濯をして買い物をして、夕飯になんちゃってパエリアを作って食べる。
たかだか4か月半しか生活していないのに、なんだか家に帰ってきた気分だった。
当然なのかもしれないけど、不思議な感覚。

さぁ、僕はまた太陽の国で頑張ろう。
いい旅でした。

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