2015年1月18日日曜日

Zarzalejo 3

昨日は一人でZarzalejoに行ってきた。
前日が雨っぽかったのでどうかなとも思ったのだけど、
そもそもZarzalejoは乾きがいいし、風もあるようなので行くことに。

アルカラの駅で前回のように窓口に行って切符を買ったら、前回よりも高く15ユーロほどした。
前回は「往復で」というのを忘れて片道分しか買えなかったのだけど、
往復でその3倍か4倍くらいの値段だった。
どういうこと?
スペイン語でゴネるなんていう芸当はできないので、仕方なくそのままで行った。

2時間電車に揺られて、Zarzalejoに到着。
期待通り、岩はどこも全部カラカラ。でも如何せん風が強い。強すぎる。
BishopツアーでThis Side of Paradiseを登った日を思い出す。
DKが高い核心をこなしたところで突風が吹いてマットが飛ばされて・・・懐かしいな。

Praderaの易しい課題でアップすることにしたはいいけど、
冷たい風がごうごう吹いて寒いし、右手の中指がなかなか回復しないので、
いまいちやる気にならないというか、エンジンがかからないというか。
夏に上裸になって登ったTam Tam(7a)が登れなくてじりじりした。
今週ジムで新しいトレーニングを始めたから疲れてるのか?なんて思いつつ、
アップはネガティブになりすぎないうちに終わらせて、Mundo Felizに移動。

Un Mundo Feliz(7c)は風が猛烈な勢いで吹き抜けていたのでスルーして、
ケイヴっぽくなっていることに期待してSoyuz(8a+)へ。
が、結局ここも風が通って日向でも寒かった。
寒すぎるくらいなのでコンディション自体は最高。ヌメり手の僕でもヌメりゼロ。
それにしてもこの課題、右手ばっかり鋭いカチで痛いったらない。
でもそれで泣いても叫んでも誰も聞いてないので、顔をゆがめつつ続行。
電車賃15ユーロもいい強制力になっていたりなんかして。
ありがたいことに前回できなかった2手目が今回は割と早めに決まり、
スリップ落ちを何回かやった後に7bのパートにつながってそのまま登れた。
7bの一手目。つなげるとやっぱりここが悪い。

スペインで最初の8台の成果でした。

丘の陰で風をよけてしばらくぼーっとしていたけど、「これじゃいかん」とZarzafar(8b+)へ。
案の定、丘の上なので風が強い。というかものすごく強い。
隣の岩との間を吹き抜けて突風になっている様子。
マットが吹き飛ばされるのでその辺にあった石で固定して、震えながらトライ。
前回できなかった2つ目のランジとマントル、せめてどちらかは解決したかった。
でも指が既に痛かったので、そんなに酷使しなくてすむマントルから。
初登者のNacho Sanchezのムーヴはかなり悪くてできる気がしないので、
ハイステップで微妙なホールドをつまんでいくムーヴに変更。
つまんだ結晶がすっぽ抜けて親指に血豆ができたけど、なんとかなりそう。
なんとかなりそうで、結局トップアウトできなかったけど。
一見安定してるようですが、してません
うーん、難しい。
しかも一番の核心はマントルではなくおそらく2つ目のランジなんだよな。

寒いし、風が強いし、このまま暗くなるまで登るのは無理だろうと思い、
予定よりだいぶ早く切り上げて16時台の電車に乗って帰った。
それを逃すと次は19時台だったので。


帰ってからエドゥに「こっちで最初の8台が登れた」と報告したら、
「でも、これで最後じゃないよな」と冗談めかした返事が来た。
Yes, this is a beginning!
とりあえずSoyuzが登れてよかったけど、当然それで満足はしないわけで、
Zarzafarはまだまだ長くかかりそうだし、Zarzalejo通いは当分続く模様。

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